【ネタバレあり】復讐の使者のレビューと感想

シリーズもので、前回は兄ローリーそして今回はその弟コナーのお話です。アイルランドとイギリスの微妙な関係をヒストリカルとしてあのエリザベス1世まで登場させて描いちゃうのは、さすがさちみりほ先生！ドレスは絢爛豪華で素敵ですし、一方で随所に見られるコメディも最高！！

作者さん買いです。こちらの作者さんの作品は全て購入していますが、今回のシリーズは全て本当に面白かった！伏線が綺麗に回収されているので、読み応えがあります。

シリーズものだよ

ヒストリカル好きなんで、これもよかった。でも、重いところもある。国の外交を背負う、孤独な宮廷生活、家族を人質にとられてる娘を好きになる。ハッピーエンドなんだけど、重い。

ドラマチックな展開

さちみ先生のヒストリカルはやっぱり雰囲気ありますね！このシリーズは激動の時代、民のために戦い守る男性達と、強くて賢明に生きる気高く美しい女性達が描かれています。
彼女達の行動がなければ、勇敢なヒーロー達もあわや命を落としていたであろう、陰謀と争いが渦巻いています。それぐらい激動の時代だったのだと読み応えのあるシリーズでした。
この2巻目のヒロインが1番か弱く、翻弄されながらもそれでも精一杯愛のために行動したかなぁと。映画のようなエンディングでした^_^
もちろん他の2作品とも負けず劣らず愛のために行動してるんですが、
この巻ではエリザベス女王の女性としての部分が垣間見えたり、宮廷の雰囲気が伝わってきたりで、外国のドラマを観ているようでしたので、感想を書かせて頂きました。