5.0
まさか…
与太郎放浪編から八雲と助六編そして物語は助六再び編へ。物語が進むにつれ怒涛の展開を見せる人間ドラマ。明かされる八雲と助六の因縁。
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与太郎放浪編から八雲と助六編そして物語は助六再び編へ。物語が進むにつれ怒涛の展開を見せる人間ドラマ。明かされる八雲と助六の因縁。
清廉な色っぽさ、とはこういう人のことを指すのだなと思いました。
いつも孤独の陰にいる芙蓉の花のような嫋やかな佇まいの若かりし八雲師匠が、助六といる時にはポッと行灯の火がともったような柔らかな笑顔になるのがたまらないです。
すこし前にアニメ化されて話題になっていたので読んでみました。話を読めば読むほど奥が深そう。続きが読みたくなるお話でした。
落語は昔から好きだったので、期待をして読みました。その結果、期待以上❗️引き込まれてしまい、一気に読んでしまいました。なかでも、与太郎が好きです。一見、軽くて何も考えていないようだけれど、周りを全て飲み込んでしまう明るさ、すごく好きです。八雲師匠を大事にしているところや小夏を大好きなところ、かわいいなぁと思います。とにかく、スタートから複雑に絡み合い、繋がっている人間関係に惹かれて、ハマりました。
夢中になってよみました。落語に少し興味が湧いてきて、色々調べるように(笑)最後まで読んでみようと思います。
最後までは、ハラハラワクワクと読めました。
ですが、最後が。なんというか、師匠の凜とした浮世離れしたイメージがあったのですが、台無しです。
落語はあまり見たりしないのでどういう過程で作られて来たのか分かった。一生を描いてて儚い物語だと思った。
落語の奥深さを初めて知りました。
ストーリーはもちろん、登場人物も艶があっていい!粋な話し言葉もツボでした。