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私は心臓血管外科病棟で看護師として勤務していた時に、TV撮影で募金活動が取り上げられ一人の患者さんは渡米移植の資金が予想を遥かに多く集まりました。そのため他の移植待機中の家族が余った資金を譲ってほしいと言い出すなど、色々とありました。それは出来ないことも知っていたけれど、締め付けられる思いでした。
募金活動にはいろいろと規則がある事も学びました。患者さんやその家族の皆さんが大変な想いを抱えていること、不安や恐怖を肌で感じました。また心臓移植の手術にも立ち会い、命のバトンリレーを拝見することもありました。
人の命は、儚く弱く。だけど、すごく綺麗で力強い。
今は、救命救急科でコロナの最前線の仕事をしています。救命の現場では移植を行う側の家族や患者さんに触れ合うこともあります。
ドナー、レシピエント。そしてご家族。それぞれの想いを受け止めながら看護を行っています。
折原さんの作品は、とても丁寧な心理描写が学生のときに好きでした。
看護学生の作品もありましたよね。大好きでした。懐かしいです。
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