5.0
無料
無料分だけ読みました。面白い!過去に戻ったり、現在に戻ったり。「人間くさい」を愛おしいと感じる作者を感じます
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無料分だけ読みました。面白い!過去に戻ったり、現在に戻ったり。「人間くさい」を愛おしいと感じる作者を感じます
人との距離の取り方は難しい。もがいて近づいて離れて傷ついて。おかんが怖すぎ。おかんは幸せなのかな。1番病んでるのはおかん。
芦原先生の作品を片っ端から読んでいます。
まさにピースを当てはめていくように読み進める作品。少し、話が飛ぶと忘れてしまいますが…
砂時計を読み終わったので、こちらをよみ始めました。どこかサスペンスの要素を漂わせるストーリー展開に続きが気になって読み進めてます。
無難な道を選んでクールに生きてきた?主人公の、心の成長を描く物語。
ある男の子との出会いで突き動かされた正体のわからない衝動が、クラスメイトの謎を紐解く中で自ら暴こうとする…。
後半、はまってしまって読み止まらないです。読み手もとても心が動かされる、素晴らしい作品です。
人のことをわかろうとして、いろんな人と対話をしていくことで、人に踏み込み、自分自身にも踏み込んでいくことになるんだなと思わせる作品。
まだ途中ですけど、引き込まれて続きが気になり毎日読んでます。私は今まで読んだことのないタイプのお話です。
毎日無料で少しずつ読み進めて、ストーリーが気になりすぎて最後まで課金して読み終わりました。すごく面白かったです。
登場人はかなり多くて、しかもそれぞれが難しい性格なのに、こんなに読み応えのある素晴らしい作品を描けるなんてやっぱり芦原先生はすごいと改めて思いました。それぞれの抱える気持ちが伝わってきて、読んでいる私の心も動かされながら少しずつ真実に迫っていく、なかなかない読書体験でした…。
作品を最後まで読むと水帆の成長が感じられます。みんな人間くさいので、きれいごとで話が進むこともありませんが、最後の展開も私は納得できました。
読破しました。
承認欲求が強いけど自分で何も決められない、依存性の高い母親と、そんな妻に嫌気がさして白々しい父親。
そんな2人に育てられた水帆は、幼い頃が無意識に自分の気持ちを押さえ込み、周りが求める反応を返す事を良しとしてた子で。だからこそ、自分の気持ちに耳を傾ける事ができない。その方法が分からないまま成長した。学生時代の友達や初めてできた彼氏に対しても、相手の心を汲んでとか自分の気持ちも交えてコミュニケーションを取る事ができないから誤解もされたし、恐らく水帆の世界に色が無かったんだろうなと思う。
成海ヒカルに会って、自分の中にある空っぽで無の部分が共鳴して、そのくせ衝動的で危うい行動を取ってしまう所まで2人は似てて。だから一緒にいる時間は安らげたのかな。
そんな2人が、衝動的な感情で一度離れて。若くして亡くなった同級生の折口さんの葬儀がキッカケで再会する事になった。
折口さんの母親からの依頼で彼女の恋人を探す事になり、様々な人と出会ったり出会い直したりする事で、人を多角的にみる事や相手の背景や気持ちなんかを感じとる事ができるようになって。成長して、迷いよたつきながらも自分の足で歩けるようになった。希望が持てたストーリーだと感じた。
心療内科?臨床心理士?の成海母が意図的に計算して水帆の母親を操作しながら環境調整したけど、水帆は揺れながらも成海母を頼る事はなかったし、よろけて崩れそうになった水帆を助けたのは水帆自身が築いた友人や先輩達との絆だから。
ヒカルも自分で考え、自分の足で立って進めば壊れないって分かったと思える描写があったし。
もしかしたら、それぞれ自律した将来、水帆とヒカルが再会して共に歩む未来もあるんじゃないかなと思いました。
いずれにしても、考えさせられるストーリーで好きな作品です。
むかし読んでいたので読み返しています。
先生の作品はどれも繊細で
読んでいて心がぎゅっとなるほど。
それは結婚前でも後でも
子どもが産まれても
わたしが年を重ねても
変わらず来る感情で
改めて素晴らしい作品と先生だったのだなと感じます。
この作品をはじめとして
先生の作品はどれも大好きです。
これからも読み続けます。