5.0
余韻が抜けない
たくさん泣けるシーンがあったけど、一番泣いたのは最終巻で矢野が七美の病院にかけつけて二人でうずくまって泣きあった後にあった、二人の交互の会話文のページ。最後に矢野が「待っててくれてありがとう」でその話が終わったんだけど、本当にこれは号泣した。
少女漫画だから七美が主役かなって思ったけど、結果的には矢野がメインなのかなって感じ。もう何だか毎話毎話ストーリーが濃ゆくて一字一句逃せないくらい深い。高校生時代が一番好きだけど、矢野も竹内も七海も不自然なくらい年齢相応じゃない(笑)こんな大人?とゆーな深い考えをした高校生達がいるかってくらい名言多い。矢野の壮絶ストーリーも矢野と七美の互いの想いも竹内と矢野の友情もずっと泣いてた気がする。
漫画の中でもモテた矢野だけど、読み手も一途すぎる矢野に憧れた女子は多いし「高橋」が羨ましかった人は多いはず!けど、やっぱり高橋のパワーと矢野への理解力は本当に尊敬する。高校生活時代に千ちゃん達が高橋はタイミングが良かった、運が良かっただけってひがみで言われてたけど、結果的に矢野が言った通り矢野は七美に会えたことが人生の幸運だった、七美じゃないとダメだったんだね。最終的にハッピーエンドで良かったけど、それまでが長かったから、もっと幸せな2人を見たかったな。余韻が抜けない漫画です。
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