4.0
心にしみる
知り合いが大絶賛していてすすめられて読んでみました。絵は読みにくいけど話は心にしみました。おすすめです。
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知り合いが大絶賛していてすすめられて読んでみました。絵は読みにくいけど話は心にしみました。おすすめです。
長嶋世代の人がドンピンシャという話は聞いていたけど、それ以外でも充分楽しめました。松本大洋の世界観好きです。
相変わらずの松本節です。
独特の絵柄も、癖になる台詞も
ファンには、たまりません。
そして、作品を支える透明感と
土台の確かさ、奇想天外な
ストーリー、面白いの一言です
鉄コン金クリート同様、真っ直ぐで濁りのない普通じゃないヤツ(敢えてヤツと言わせてもらいます笑)普通って何だろうとか思っちゃったり…
松本大洋ワールドです!間違いないです!
絵柄が松本太洋の独特の絵だし、野球好きか長嶋世代でないととっつきにくい話なのかなー?と思ったんですが、割りと読みやすい。少しずつ溶け合う親子関係がとても爽やか。終盤、海辺の道で父のバイクを後ろから押すシゲオが初めて見せる優しい表情、初めて読んだのは10年以上前ですが今でも心に残るシーンです。
松本大陽さんの作品はほぼ読んでいます。 大人になった今でも夢を追い続けることは大事だと思います。 今の若い世代にも読んでもらえば何か掴むキッカケになると思う作品です
ピンポンや、鉄コンキンが好きなので読んでみたら、期待通りの
充実した、面白い話しでした!
日本の夏休みに、読むにはぴったりです。
野球ってスポーツが夢の様な対象であった世代のお話しですね。
ミスターとワンちゃんと聴いてピンと来る人は多分はまります。
私はドンピシャなので一気に読みました。
所謂社会的に困った部類の人種ながら野球の才に奇跡の様に恵まれ周囲の人々にそっと助けられながらも夢を追い続ける父、小学校や周囲からは秀才と認められ自身もそう認識しているシニカルな息子、そして夢を持ち続ける夫を頑なに信じ愛情を持ちつつも離れて暮らす母。
キャラクターが本当に良い。
母は小津映画に出て来るヒロインの様だし、父は日常はどうしようもない悪たれ(だが憎めない)で暫し騒動も起こすのだが一度バットを握ると宇宙のはて、エジプトの砂漠までぶっぱなす神の様なバッティングを見せる(個人的には清原的だなと)強打者(但しプロはおろかアマにも属していない)そして息子がとても良い。
一見父を見下し、そんな父を思い続ける母に困惑しながらも、母の言い付けに従い一夏だけ離れて暮らしていた父の下で暮らす 。
端からバカにする、父を名前で呼び捨てる、罵詈雑言のオンパレード。
でも、本当は父さん大好き。
白球を空に打ち上げるただそれだけなのに、格好良いなあ。
そんな本音が時折覗けて堪りません。
ただ、これだけ世界観が昭和の香り満載なのに舞台が平成なのが納得行かない(笑)
野球と言う夢が輝いていた頃を懐かしむ事が出来る優れた漫画です。