4.0
社会に警鐘を鳴らす作品
読むと病むと聞いていたので、長年興味はありつつも敬遠していました。が、一部の読者には永久不滅の名作としてバイブルのように崇められているので、意を決して数日で読破。←正確には途中、いくつかのエピソードはスキップ中。これから戻って読みます。
なるほどなるほど、確かに闇すぎる…!
でも、お金の話がタブー化されてる日本で、これを教科書にしたほうがよほど若者の実になる教育になり得るんじゃ?とも思いました。お金のこと、消費者金融の闇、一度ハマると地獄を見ること、貧困は繰り返されること、貧富の差と搾取体質の現代などなど。
心がえぐられる描写が痛いですが、でも最初の数話で離脱してはウシジマくんの深さや社長の人間性は伝わりません。
最後のほうでなんとなくキーマンぽくチューボウ君が描かれるので、てっきり最後この子が敵討ちで社長をヤるのか…?なんて思いながら読んでました。まだ最後までいっていない方は、お楽しみに…。
そしてちょっと気になる、
苅部はカウカウを辞めてどこにいったのー?
この漫画の数少ない癒しのような存在の竹本君は、どうなったのーー?(私が読み飛ばした??)
暴力のシーンがあまりに目に痛くて、⭐︎はマイナス1です。
心優しい高田と、最後まで憎めないマサルが、良いキャラでした。
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