5.0
両親の離婚から東京を離れ母親の実家である島根に行く事に成り、実家に帰る途中、寄り道した1年を刻む大きな砂時計を見に行き、そこで母親に【砂時計】を買って貰う。新しい環境の中で新しい友達も出来たのに母親が自殺をしてしまう。12歳で母親を亡くし祖父母と生活をする中で色んな経験、体験をし好きな人とも出会えた。そして突如、父親が現れ東京で又、一緒に暮らす様になる。藤が東京の高校を進学し一時期、藤とも付き合いをするも別れてしまう。出逢いと別れを繰り返しながらもラストはお互いがお互いを必要としていた事に気付き結婚し子供にも恵まれ幸せな家庭を築く。【砂時計】は時の流れを刻むと同時に人の時をも刻み、人間模様をいつも見てた様な気がする。回りくどい生き方をした分、幸せに成れた気がする作品でした。
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