4.0
よくある話ではあるが
素直に面白かったです。
結婚の翌朝のシーンは“わた婚”を思い起こさせたけど(笑)、あちらみたいな扱いじゃなかったのが救い。
都合のよい異能などではなく、誠意とお菓子で人の心と胃袋を掴んでいった雪子には凛々しさすら感じる。
生きてきた環境から若干卑屈になるのは仕方ないことだけど、同じように闇と過去を抱えた嵩也と徐々に絆を深めていく様子は微笑ましかった。
雪子の実家もねーw
我が子たちを道具のようにしか見てない父親もゲスだけど、それ以上に義妹がクズ過ぎて、はっきり言ってこの義妹のせいで実家が没落したと言っても過言でないと思ってる。
安心して読める作品でした。オススメです!
- 1