5.0
深く心に沈む
ミステリという勿れからこの作者を好きになり、読んでみました。短い話ですが、愛に溢れた物語です。ある日突然亡くなってしまった妹。歳が離れていたのであまり接点がなく兄は戸惑うばかりだが、徐々に妹の生活が見えてくると、そこにはかけがいのない日常があり輝く人生があった。
兄妹の絆、周りの人との友情、交流‥ 感動が静かに静かに胸の奥に沈んでいくような、そんなお話です。
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ミステリという勿れからこの作者を好きになり、読んでみました。短い話ですが、愛に溢れた物語です。ある日突然亡くなってしまった妹。歳が離れていたのであまり接点がなく兄は戸惑うばかりだが、徐々に妹の生活が見えてくると、そこにはかけがいのない日常があり輝く人生があった。
兄妹の絆、周りの人との友情、交流‥ 感動が静かに静かに胸の奥に沈んでいくような、そんなお話です。
田村先生の読み切りも話の緩急、練られかた、起承転結、どれをとっても素晴らしい!日々を懸命に生き、人生を全うすることの大切さを感じました。
昔から知っている作者さんで短編ということもあり迷わず購入しました。絵は少し古風ですがとても心温まるお話でした。満足。
ですが、心に止まると言うか響くものがありました。短命だから可哀想ではなくどうやって生き抜いたかが重要なんだなぁと思えました!
今を生きる事に精いっぱいで、思い返すことも思い出す事も出来ずにいた、記憶の中の誰か。
家族や昔の友人など。誰もが一人は想い浮かべる相手がいるのではないでしょうか?
生きているうちにもっと色んな事を思い返して、誰がを想いたい、と思わせてくれる作品です。
田村先生の作品が大好きです。久しぶりの短編とのことで楽しく読ませてもらいました。
短いけれど、じーんとくるお話です。
じんわり温かい涙がでてくる作品です。
家族は一緒に暮らしていても、わからないことがたくさんありますが、
離れて暮らす家族のことって、ほんとわからないですよね。
突然亡くなった年の離れた妹の死後整理をしていく中で、妹の生き方を知っていく兄。
連絡を取り合わなくても、家族のこと根底にあるんですよね。
家族に自慢しなくても、自分の納得した生き方をしているんです。
私の次兄もそうだったなぁと懐かしく思い出しました。
実家のこと、兄弟姉妹への愛情をあらためて認識させられる良い作品です。
さきこさんが日々大切にしていた静かな幸せに心動かされました。こういう風に生きたいです。
仕事を愛し好きなこと・人に囲まれて生きる女性と、その女友達のシスターフッド。そして、ホモソーシャル社会へのアンチテーゼ。
しっかりと伝わりました。私たち女性に勇気と力を与えてくださる田村先生の作品が大好きです!!
兄から見た妹。妹から見た兄。亡くなってしまってから見えてくるもの。悲しいけど、伝わってよかったねって思いました。