5.0
3巻まで一気読みして良かった!
転生ものは勿論、オンラインで漫画を購入するのも初めてでしたが、買ってよかったです。
普通はルシアのような、一見素直で親切で愛嬌のある正統派ヒロインが、"相手の気持ちが1番""思いやり至上主義"で最後は勝つストーリーが王道ですが。
悪役令嬢から見た正義、つまり"相手の感情"よりも"プライド"や"立場"、"利害関係"を重視し、権力とお金で最悪の状況を24時間でひっくり返していくその様は、まさに『お見事!』でした。
図らずも次期王妃という"立場"は結果守られてるし、最後に"愛した人から嫌われる"という"相手の気持ち"を蔑ろにした事からくるしっぺ返しも、ちゃんと真正面から受けきっているし、素晴らしい。
なので最後に人前でアレクサンドラが大泣きするシーンに関しては、私は全く違和感なかったです。
(ただ、ちょっと断罪シーンが修羅場過ぎて、折角の交流会なのに、、みんなその後あの空気をどう立て直したの?主催者マヂで可哀想とか余計な同情が湧いてきました、、)
最後にルシアの幼馴染の設定も、『なんとそう来たか!』という設定で最高だったのですが、
本物のルシアが、ルシアがギャン泣きしてるのに心から幸せと言ってるのが、『嘘やん!』
『それ恋が成就した事になる?』というツッコミ所満載で、本物のルシアの闇を感じました。
- 0