3.0
最終話まで読んだけど…
お隣の家に住んでる秀司は容姿、成績、運動何においてもパーフェクト。そんな秀司と家族から比べられながら育ってきたコンプレックスの多い陽真。そしてこの作品でもう1人最悪な家庭環境で育ちそれを隠すように生きている外見パーフェクトな鷲見さんのお話。
正直最終話まで読みましたが、胸くそ悪い感じが最後まで残りました。
この作品、登場人物が他にも多々いますが、8割方自分の優越感や、幸せの為に人を傷つけながら生きている感じが否めない。
そして凄くミステリアスに描かれています。
陽真は高校時代鷲見さんに片想い、そんな陽真の気持ちを知り、秀司は鷲見さんと付き合う事に。秀司は陽真じゃつりあわないが俺は鷲見と釣り合う人間なんだと優越感に浸る事でしか自分の存在価値を見いだすことが出来ない屑。
鷲見さんは自分の幸せを男に頼って手段を選ばず叶えようとする屑。
そんな2人は結婚するが、浮気性の秀司との生活、医学的な理由で秀司との子供は作れないことを知り、幸せが崩れていきます。
陽真はこんな2人と鷲見さんの近くに親友の友達としていられるからと3人での関係は続いており、ある日一緒にお酒を飲みに、その帰り秀司の言葉に腹を立て勢いで彼を押してしまった所、転がってた瓶でバランスを崩し秀司死亡。
鷲見が警察に嘘を伝え、死亡理由は酒の飲み過ぎ、転倒死に。秀司の葬式後鷲見が寂しさをうめるため陽真を襲い妊娠。しかし陽真は罪悪感から秀司転倒から鷲見と体の関係をもったところまで記憶喪失。その後数ヶ月たった後鷲見と再開し妊娠をしりますが、秀司の子だと思っている。鷲見は陽真の記憶が無いことを知り、今度は陽真に依存し幸せになろうと計画的にうごきだします。最終的には陽真の記憶が戻り真実を知りますが、鷲見と一緒に過ごしていく事を選びます。最後はハッピーエンドみたいに描かれていたり、取り返しのつかないことをしてしまったけど、それには理由があったし、酷いことしたけど好きだったからみたいなことが描かれててモヤモヤした。最後までスッキリしない作品でした。
- 15