5.0
読みごたえあり
ライトノベルの中では文章が巧みな方と思います。情景が詳細に広がる文章で、世界観も雰囲気があり、好きです。
子供は読みこなせないんじゃないか?とか言ってみる。
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ライトノベルの中では文章が巧みな方と思います。情景が詳細に広がる文章で、世界観も雰囲気があり、好きです。
子供は読みこなせないんじゃないか?とか言ってみる。
読み進めるうちに、所々に散らばる伏線を回収していくので最後にはだいぶ理解できます。
確かに大人向けだな。ファンタジーな表現が多いので楽しめる人と飽きて眠くなってしまう人に別れるかも。因みに私は後者でした笑。謎も多いですし笑。
家族を奪われたヒロイン、初めて会った時から求婚するほどヒロインを気に入ってた精霊ヒーロー、ヒロインの家族を奪った婚約者の王子、その王家、王子の新しい婚約者。メインはこんなもんですが、王子は本当酷いやつです。王家もろともギャフンと言って欲しい!
そう考えると酷い状況の中、ヒロインは図太く生きてます。
やっと佳境のところで終わったので、次巻がその粛清後のお話をふんだんに盛り込んでくれることを祈ります。
しかしあとがきにもありましたが、こういうファンタジーとか貴族者の話って、よくドイツを参考にしてそうだなと思う事があります。ショートステイしていたのでちょいちょい違和感を感じることもありますが。
ちなみにショートケーキなるものはありませんので。ふわふわのスポンジがない。ギッチギチのケーキメイン。生クリームも添え物としてしかありません。
スイーツは日本がやっぱりいいです。
壮絶な過去と虐げられ粗略な扱いを受ける現在と言うなかなかのハードな状況なのに、どこか呑気な主人公。空腹を満たすために裸足で真夜中に出歩いたり、パイを一人でぺろりと平らげたり、お肌のお手入れを知らなくて「その後?!」と驚いていたり。それにツッコミを入れるノインとのやり取りが楽しい。
精霊や妖精などの人外者と人との違い、種族の特性など世界観の下地がしっかりしている。
背景描写も美しく、おとぎ話が好きな人におすすめです。
出てくるお料理がどれもおいしそうなので、ついネットで調べてしまいました。
続きが楽しみです!
代々重い宿命をもつ、主人公が
その宿命の理由となっている、精霊ノインの思惑に立ち向かって、王家に復讐していくはなしです。
イラストにしっかりと雰囲気が現れている薄暗さのある残酷で不思議なおとぎ話。読んでみて損はないと思います。続きを待ってます。
初めてライトノベルを読むんですが、活字の多さが気にならない位話に没頭できました。
皆さん絶対に見て下さいね。