【ネタバレあり】氷の中の真実【新装版】のレビューと感想

まりとさんの作品の中で珍しくワルで素敵な男性が出てきます。陰湿で人を貶めて平気な本物の悪人達もいます。真っ向から立ち向かうヒロインにスカッとしました。

ヒーロー父とコンテッサは極悪非道でした。ヒロインが賢く勇ましかったからあの二人の企みに太刀打ちできたんですね。ヒーローは全く役に立たなかったというかカヤの外でした。なのに最後の後出しの数々にげんなりしちゃいました。ヒロインだけの星評価です。

ジャクリーン・バードらしい

この作家さんの書くヒーローは、とにかく傲慢でやたらポテンシャル高いイケメンばかりなので、誤解から生まれる怒りは凄まじいものがあります。読んでいて、時にヒロインが気の毒過ぎて怒りさえ覚えるほどですが、ラストは意外とアッサリ終わるので微妙なところがあります。