みんなのレビューと感想「[小説]ルベリア王国物語」（ネタバレ非表示）

いろいろ疑問はあるけれど、読み進みます

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　３巻目を読み始めた所です。主人公もその婚約者も、じみっぽい性格ですね。特に、婚約者の義務感ばかりの性格が。そこからの人間性の開放、というのが１つのテーマでしょうか。
　「税制で支えられている王様」だから、個人のことにお金を使ってはいけない、と、作中の優秀な王女様が何回も発言されていますが、それはないでしょう。特に子どもには。あなたは税金で育ててもらってるのよ、なんてね。
　王政のモデルは、革命前のフランスでしょうか。もし、あの体制で責任感のある王様がいれば、とか。
　女性貴族への決めつけも気になります。女性はこういうことが好きだという。その中の数名の例外、という感じ。
　現在のイギリス王室を見ると、公のことは税金で賄うけれど、私的な財産で私的なことは賄っているようですね。お楽しみもあるようですし。
　幼い少女に、あなた自身の持っているものは何もない、だから、あなたは人にプレゼントを買ってあげることもできない、なんて言ってあげてほしくないのですが。税金で生かされている身、なんて思わせてほしくないのですが。
　税金で生かされているから国のために尽くさねば、と思っている主人公？が、どうやって幸せになるのか。体制と登場人物達の思いと行動がどのようにまとまっていくのか。幸せになるのか？
　そこが気になって、続きを買って読んでいます。