5.0
何かよかったなー!
高校の同級生の玲美と穂高。経験なしの玲美に穂高が教えて、それから重ねるけど、遊び人穂高は玲美に相手して欲しくて他の子との関係を絶つ。
だけど玲美にはその気持ちが届かない。だって玲美は誰とも恋愛しない主義(いづれ別れが来ることからの逃げ)で。
だから本気の穂高の気持ちから逃げてしまって音信不通の3年が過ぎて、突如再会!
変わらず遊び人のふりしてる穂高は今も玲美一途⁈また体の関係が再開。昔も今も変わらない一途な穂高が垣間みえて、茶化すみたいに玲美に何度も伝える姿が何とも。玲美を伺いながら徐々に詰めて、それが玲美とっても不可欠な存在になってて。
穂高の一途が、玲美の性格にどう響かせるのかの穂高の葛藤が切なかった。恋愛はしない主義の玲美にどう侵食するのか。名前のない関係性で、他の男と会っててもどうしようもできない穂高の気持ちと表情が切なくて痛かったな。何をしたら玲美に届くのか、葛藤してる姿が。
でも玲美も気づかないフリしてただけ。心のザワつきの正体もいづれ来るだろう別れが怖くて踏み出せないだけ。
でも、玲美から好きを伝えた途端姿消した穂高は、玲美がした3年のそれのお返し?気持ちを自覚させるために。たった二週間だけど玲美はまんまと思い知らされる。
気づいてたのに蓋してただけだけどね。もうこうなると玲美も観念だね。二人は遠回りだったけど、二人にはこの遠回りでないと生まれない結末の関係性だったと思う。
初めチャラく見えてた穂高へも、最後は、何だ素敵男子じゃん!ってなってた♪結末見てからの、再度穂高の態度や発言読み返すと、何だか色々と気持ちの詰まったヤツだった!
もう一回伏線回収で全部読み返してしまった!いい作品でした。
- 1