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もういろんな思いが溢れてくる。普通の愛し合う家族の物語。お父さんは孤独ではなかったからこんなふうに最後を迎えられることはとても幸せだったんじゃないでしょうか、と亡くなるところで思いました。見送る家族もとても辛いけど受容できていたのだと思う
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もういろんな思いが溢れてくる。普通の愛し合う家族の物語。お父さんは孤独ではなかったからこんなふうに最後を迎えられることはとても幸せだったんじゃないでしょうか、と亡くなるところで思いました。見送る家族もとても辛いけど受容できていたのだと思う
私の父が最近亡くなりました。10年付きあってきた癌がついに末期となり余命1ヶ月と言われたときに、どうすればいいのか どうすればがん患者のお父さんの気持ちを理解できるのか 私が苦しいときに出会った作品です。泣きました。色んな最期があるのだと知りました。読むことで少しは安心したりもできました。実際、父の最期は苦しみ、見るのも辛かったです。身内の死は本当に辛いものです。だけど、イメージできない時にはこういう作品が助かりました。現実の辛さは計り知れないものですけどね。
こんなにガン患者を看取った人の本音が描かれているマンガは初めて読んだ気がします。日本人はただでさえ、感情を隠して本音を言わない傾向がある民族だと思うから読んでいて新鮮でした。
共感出来る部分も多くやはり、ガン患者の家族の気持ちも嵐状態なのは一緒だなと。愛する人が亡くなるのを見るのは心臓を抉られる気分です。
母が亡くなった時、同じように思っていたのを思い出しました。私自身もまたガンであるのを知らされた時は、どこかの有名な場所に行きたい訳じゃなく、このお父さんのように日常を過ごす事が、ものすごくキラキラ輝いていました。母との最後の時間を考えるためにこの漫画を読んでいました。
私も父を末期癌で亡くしました。末期で体中に広がりつつあり、手術を断念してからは自宅からの通院でしたが、痛みが強くなり入院して、最後は病院で緩和ケアをうけながら亡くなりました。この作品に出会ったのは父を亡くした後でしたが、考えさせられました。
題材が重く感じかれるかも知れませんが読みやす内容で、色々考えてさせられます。もっと早くに読めば大切な人を亡くす前に何かもっと出来たのではないかと思います。
気になって読みました
人の心に寄り添うのは難しい。正解もないし、相手によってアプローチはちがう。でもたったひとつ共通するのは、愛。人は愛なくして生きていけない。心を救えるのは愛を投げて、受けとれた時。
家族や自分に死と隣り合わせの病気が見つかったら世界の見え方がガラリと変わりますよね。誰でも病気になるし終末を迎えます。
このような漫画を見てシュミレーションしておくのも良いかと思います。
介護職をしてるので、死の現場にわりと身近にいます。スゴくためになるマンガだと思います。登場人物の感情の機微の描写がとても上手だと思いました。
癌って、誰でも可能性があり、早期発見が生きるか死ぬかっていうけど、なかなか難しいよね。
抗がん剤治療もきついと聞くし。
なかなかリアルでした。