5.0
未読の方は読むべし、全話
よしながふみさんの大奥やきのう何食べたを読んでここにたどり着いた方、読んで後悔はありません。
ぜひとも全話読んでください。
するとね、甲子園のマウンドを見ると涙が出そうになりますよ。
クリスマス会を開きたくなりますよ。
漫画描きたくなりますよ?なるかな?
あらすじを一言でまとめると「高校一年生の一年間」なのですが色んなものがぎゅっと詰まっていて、戻れない高校生活に戻りたくなること請け合いです。
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よしながふみさんの大奥やきのう何食べたを読んでここにたどり着いた方、読んで後悔はありません。
ぜひとも全話読んでください。
するとね、甲子園のマウンドを見ると涙が出そうになりますよ。
クリスマス会を開きたくなりますよ。
漫画描きたくなりますよ?なるかな?
あらすじを一言でまとめると「高校一年生の一年間」なのですが色んなものがぎゅっと詰まっていて、戻れない高校生活に戻りたくなること請け合いです。
今まで学生ものは読むのを躊躇っていました。自分にとって遠い昔の事だし、楽しい記憶ではないので。
でも!!これは面白いーー!
親目線の感情もあり、そこは激しく共感しました。クラスメイトもそれぞれ個性的で良い人!しかも丁寧に描かれていて自分もこのクラスにいるようでした。
劇中劇も秀逸で、ルイジアナに雛菊咲いては私も読んでみたい!お芝居の場面は萌えました笑
翔太くんが描くのに苦戦した「何を考えてるか分からない奴」を見事に描くよしなが先生はさすがです!!翔太が描きたかった漫画ってまさにこの作品なんでしょうね( ¨̮ )
教師と生徒の三角関係や春太郎の病気のことなど、シリアスな部分もあるけど絶妙なバランスで軽く、でも心に刺さる作品でした。続編が読みたい気もするけど、これで完結でも良いと思います。少し大人になった春太郎。明日どうなるかは誰も分かりません。
はぁ〜、本当に心を打たれましたぁ…。
「大奥」「きのう何食べた」でお馴染みの、よしながふみさんの作品。よしながさんの青春漫画を見てみたい!と思って一気に読みました。
主人公の春太郎くんは明るい高校生ですが、白血病で骨髄移植をして1年遅れで転校してきたという背景があります。お姉さんが引きこもりだったり教師同士の不倫があったりと、様々な人間関係がありますが、登場人物たちがとにかく魅力的!みんなで勉強会をしたり、クラスメイトの描いた漫画で盛り上がったり…と、青春そのもの。その中で、家族のことや友達関係のことでの悩みや葛藤があり、考えさせられる場面もあります。
読んでいて、ほっこりと心が温まる漫画なので、とってもおすすめです。
ハルくん達と一緒に楽しい1年を体験させてもらいました。
ああ高校生活ってこんな感じやったかなあと思える。
本当に最高の1年でした。
でも後半シリアスです。
辞書ガン見からの真島くんの前で号泣するシーンは泣けます。
そして大人になるということは人に言えない秘密を持つということ。
深い。
大人になったハルくんもどうかこの先健康で幸せに過ごせますように。
早く翔太くんに打ち明ける「その時」が来ますように。
私達は涙ぐみながら祈るだけ。
それにしても滋先生は憎めないキャラとはいえむちゃくちゃでした。最後どうなったのかわかりませんけど、真島くんがこれ以上傷つかなければいいけどなあ。
あと、パーティーのお料理は一回事前に練習した方がいいよね^ ^
よしながふみさん好きな人ぜひ読んで!
高校生の甘酸っぱさもあるけど、子供っぽい話じゃない。
うっかり人の気分を害すような事しちゃったり、喧嘩したり、行き違いがあっても、それでも毎日毎日みんな悩みながら日々を過ごしている。そうすると良い事や楽しい事もあって馬鹿みたいな事で馬鹿みたいに笑って生きていける。みたいな事がわかるような気がします。
もちろん白血病とか漫画家とか禁断?の恋とか漫画的スパイスも効いてる。
文化祭の劇のくだりのヤル気だしちゃう隅子ちゃんかわいい。
本当によしなが先生は日常の何気ない、かけがえがない話が上手です。
アンティーク読んだ方はサブキャラ?が登場してちょっとテンション上がります。
女子アナさんとデニーズの店員。(他にもいたかな?)女子アナさんはいい感じの方向にキャリアアップしてるみたいでほっこりします。
よしながふみさんと言えば、映像化されている『西洋骨董洋菓子店』『大奥』『きのう何食べた?』が挙がりますが、日常の些細な機微を掬い上げた物語も秀逸。
『愛すべき娘たち』『環と周』、そしてこの『フラワー・オブ・ライフ』は必読です!
高校1年生の1年間。夢を見つけて頑張る姿も、後半のシリアス展開も夢中になりますが、些細な高校生の学校生活がとても愛おしい。
自分の高校生活に楽しい記憶はあまりないから、この漫画をニセ記憶としたいくらい、眩しくて可愛い日々なのです。
歴史物でも大人ものでもない,よしなが先生の作品.
想像がつかないままに読み進めたのですが,
見逃しそうな軽い痛みを言葉にする,その技をここでもビンビン感じます.
現役感というか,変に甘酸っぱい過去語りにしないのも,いい
(読んでる側は懐かしい気も起こりますけどね).
決定的にイヤな人がいないのも,いい.
また全巻買いそう
作家さんから購入しましたが、読んで良かった!おそらく偏差値の高い高校生たちとその家族の、知的でささやかなストーリー。そっと側に生死の境もあって、まさに「日常」なんですよね。
主人公の優しさや分け隔てない人柄、明るいパワーが周りの人々の良い面を引き出しているように感じられて、個人的には何食べのケンジみたいで愛おしいです。
一人一人の高校生の日常を描きつつ、普遍的な青春の日々のかけがえのなさを浮き上がらせていく‥
よしながふみさんの筆力に敬服します。
楽しく読み進んでいましたが、タイトルと、ラストの絵の意味を考えると、一層、描かれている日々のかけがえのなさに胸を打たれ、読後呆然としてしまいました。
「きのう何食べた?」にハマり、「大奥」にハマって、よしながふみ先生の作品を手当たり次第に読破しようと手を付けました。前述の2作とはまったくテイストは違うけれど、学園ものもさすがよしなが先生の妙!1年D組、なんていい子達ばっかり!先生同士の不倫も不思議とさらっと受け入れてしまえたのは滋先生のキャラ勝ち?とにかく先が楽しみです。