3.0
まだ最初の方しか読んでいませんが
50年近く前の名作なので私も読んで見ましたが正直あんまり好きではない作品です。
私はナタリーがどうも好きになれない。確かに悲しい運命だけど、フランシスの子供にフランシスと改名して育てるとか、ちょっと恐怖も感じる‥
あとフランシスの奥さんを悪者みたいな扱い方に見えて、それも私的に嫌です。確かに子供を残して後追い自殺はダメですけど、フランシスを助けたのは彼女なのに。
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50年近く前の名作なので私も読んで見ましたが正直あんまり好きではない作品です。
私はナタリーがどうも好きになれない。確かに悲しい運命だけど、フランシスの子供にフランシスと改名して育てるとか、ちょっと恐怖も感じる‥
あとフランシスの奥さんを悪者みたいな扱い方に見えて、それも私的に嫌です。確かに子供を残して後追い自殺はダメですけど、フランシスを助けたのは彼女なのに。
ナタリーの悲しすぎる恋物語、
恋人フランシスが記憶を失い他の女性と結婚していた事実だけでもどんなにか悲しかったことでしょう。
恋人は後追い自殺した奥様と死に死んでしまい、残された恋人と瓜二つの少年の後見人となって恋人の死後を暮らしていくナタリー。
恋人の息子は恋人そっくりに育ち、はかなげで美しく聡明な親子ほどの年の差がある後見人ナタリーを愛するようになる。ナタリーも恋人の息子なのだと思いつつ、息子を愛するようになる。
やがて2人は結ばれるが、困難な恋の重圧に耐えられず、ナタリーは心を病んでしまう。あげくのナタリーの死。そんなにも深刻にならなければならなかったのかしら。と今読んでも違和感を感じてしまうけれど、ナタリーがとにかく不憫でなかなしいお話しです。
昔は心の病が大流行で、登場人物を不幸にするお話が多かったのですが砂の城も徹底してヒロインを追い詰めるストーリーで、苦しくなります。友人のエレーヌもかなしい恋をしますがミシェルによって救われて良かったと思いました。珠玉の不動の名作です!
子供の頃に読んで、それぞれのキャラクターを愛しましたね〜。幼なじみの、しかも一緒に育った愛って、少し親からしたら無防備でしたけど(彼の素性は、名士の親が捨てられたときに手を尽くして調べればわかったかもしれませんから)、家族同士血の通ったものでしか解らない絆があるように、お互いのために存在してきた絶対的な恋愛で、とても特別な善いものだったと思います。ナタリーが相手を亡くした後、パリのセレブばかりの男女共学にいたとか社交界デビューしているとか、別の王子様を見つけられたような気もして残念ですが、
…昔の田舎のことですものね。。
私はヨーロッパしかもフランス語圏に、貴族の元でホームステイしてきたりしたので、
どんなにお人形のように美しい人達が存在するかも、血筋で気性なり知能なり何かが格段に違うことも身に染みてわかります。想像できないほどの魅力の人ってやはり居るんです。私的にはフランス革命時が舞台の波瀾万丈物、上原きみ子『マリーベル』と同じく、何度読んでも脳内フランス語で感情移入してしまいます。コレを書いた一条ゆかり先生は凄いとしか良いようがない‼︎
フランス語ではうまく訳されたのでしょうか、向こうでも作品として違和感なく愛されていると思いますよ。
小学生の頃、夢中で読んでました。切なくて涙が止まらなくて。ここでまた見つけましたがなかなか読み返す勇気が持てなかったです。でもやはり懐かしくなり思い切って読みました。まだ途中ですが、やっぱり泣きながら読んでしまう。ナタリーと初代フランシスの悲恋かと思ってたけど、ナタリーとフランシスJr.とのお話なんでしたね。もう悲しすぎて読むのが辛いけどw最後まで完読します!一条先生素敵な作品ありがとうございます。
この話は全く救いがありません。
主人公のナタリーも陰気で負のオーラが満載です。
一説では、一条先生はナタリーが大嫌いらしく、それでも自分が嫌と思う作品を描きあげるのもプロだという意思で描いた作品と噂を聞きました。
噂ですので真実は分かりませんが。
とにかく、酷く落ち込んでドン底まで落ちて元気になれる性格の方にはオススメです。
同じく鬱エンドの「デザイナー」も合わせて読むと私は元気になれるタイプです!
重い。とても重いお話。
愛し合った男女はお嬢様と使用人という身分格差。
引き裂かれ再会したら男性は記憶を無くし他の女性と結婚していて。。
また惹かれ合うも男性は亡くなり、残された息子を我が子として育てていくものの年齢差を超えて惹かれ合う。。
主人公のナタリーがこれでもかというくらい暗いし、かなりのエゴが見受けられます。
そこから周りのサポートもあり少しずつエゴは落ち着く感じですが、恋愛依存?というくらい何をしてても恋心が支配して辛い。
恵まれた環境だけど引き裂かれた恋のトラウマか気質か、繊細過ぎて過敏に気にし過ぎて、自己完結してしまい、精神的に自分を追い詰めていく。
私も暗いけどそれでもなぜそこでそうなる?!と思うくらいナタリーは悲観的。
自ら幸せを手放してしまった哀しい物語。
そして周りの誰もが、誰かを愛し、傷つき諦めたりと、まさに砂の城というタイトルがぴったり。
精神的に沈んでる時は読まない方がいいかな。
それぞれの立場から見るとまた違ったナタリーが見えると思うけど、心だけは自分でも持て余して自ら悲しい方へ舵を切る切ないお話です。
最後は現実で日々悲観的にしか考えられないならナタリーは愛を確認したいっときの心の安定時に亡くなるのはもしかしたら幸せだったのかもしれません。
いくらナタリーが悲観的とはいえここまで沈まなくても生きて立ち上がって目の前にある愛を信じて生きて欲しかった。
読んだ後はジュテームジュテームが脳内をこだまします。
良さ悪さはわからない。ただ、ナタリーがフランシスの子供を引き取り、本名を捨てさせ、フランシスと呼んで育てる。そこがどうしても苦しくて、他に道はなかったのか、父フランシスが亡くならなかったら息子の人生は違うものになっていたのにと何度も考えました。息子はナタリーを愛するようになるけどナタリーは彼を信じきれず、幸せには出来なかった。そして最後は儚くなる。悲しく切ないお話でした。
一条ゆかり大大メロドラマ。
夢中で読んで今でもコミックスを持っている。大人になった今なら主人公に思うところは色々あるけど、ファンタジーだからやめておく。
悪気は無いんだろうけど優しくてハッキリ言えない男の子。
悪気があって足を引っ張る頭の悪い女の子。
これも定番、苛立ちながらハマるのよ読者は。良く組立られた物語。
うんと年下の男の子に愛されるのの極み。おばさんの夢なんだろね。あまり好きな設定では無いけれど、一条ゆかりさんが描くと美しい。
ラストの台詞は当時何度読み返しただろう。
美しい若い男の子とこんなふうに永遠に眠りたいと今でも思う。
漫画って良いね。
ずいぶん前のことですが、デー◯ン閣下が今まで読んだ漫画で1番のオススメは?みたいなので答えていて影響されて読みました。
とにかくどうしたの?ってくらいに立て続けに不幸や不運が重なり、苦しい苦しい。(笑)
主人公の考え方がまたマイナス思考なんですよ。そんなに自分で自分を追い詰めなくていいのに。
ちょっと肩の力抜いて~!って言いたくなるけどそれができたらこうはなってないよね、みたいな感じ。
名作ですが気力がある時に読まないとやられちゃいます。
作品に力があるからだと思います。
ずいぶん昔の作品。
絵が古くさいけど、懐かしい。
ちょっとしたツッコミや、その他諸々が、あの頃を思い出す感じ(私はまだ未就学だったけど)
そういえば、20年くらい前か、設定を日本に変えて昼ドラにならなかったかな。
苦しんだり悲しんだり傷ついたりしながら、そして傷つける相手がいたとしてもこんなに人を愛せるって、それはそれで幸せなんでしょう。
あと少し話数が残っているので、登場人物の行く末を楽しみに読みます。
有閑倶楽部も読みたくなったー。