5.0
記憶喪失
呪術により愛する人に関する記憶だけが失われるというものでしたが。
前半はヒロインに、後半は二人の思いに感情移入してしまい、思わず泣けてしまうシーンも。
最後は幸せで良かったです
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呪術により愛する人に関する記憶だけが失われるというものでしたが。
前半はヒロインに、後半は二人の思いに感情移入してしまい、思わず泣けてしまうシーンも。
最後は幸せで良かったです
ずっと漫画ばっかりでしたが、ノベライズにもハマっててノベライズ物もなかなかハマります。絵も少ししかないとは言え綺麗でたまに出てくるのもまた楽しみ。
タイトルは軽めですが、結構シリアス寄りのしっとりロマンスでした。濡れ場はあっさりめなので、それ目当ての方には向かないかも。
ヒーローはあるとき呪いを受け、満月の夜に最愛の彼女に関する記憶のみを失い、隣で寝ていたヒロインを侵入者扱いして剣を突きつける。でも既に彼と深く結ばれていたヒロインは傍を離れず、彼の方もまた彼女に惹かれていく。そして次の満月を越え、再び記憶を失って目覚めたヒーローが、見知らぬ女に突きつけるために剣を取ろうとしたところで見つけたものは、また彼女を忘れてしまうことを予期していた自分からの手紙。
ヒーローにかけられた呪いの解明、犯人探しに加え、二人の出会いや互いに惹かれていくところ、求婚など過去のエピソードも語られます。脇役もしっかりキャラが立っていて、それぞれに物語を持っていそうなのは、この作者さんの魅力ですね。
好きな作家さんです。絵もとてもキレイでストーリーもしっかりしています。お気に入りです!何度も読み返してます。
素敵な出会いで相思相愛の皇帝陛下とフィアンセがお似合いで、とても素敵です。
呪いで大切な人の記憶だけなくしてしまう皇帝陛下ですが、ヒロインが健気で強くて呪いをかけた張本人からも慕われているほど。
記憶を失っている間は切ないけれど、最後はハッピーエンドで大満足です。
お話の流れも自然でさらっと読めました。ただ、呪いを解くのにかけた相手が自殺してしまうのはちょっと残念。みんながハッピーになるようなお話が好きなので星3にしました。
レビューを見て購入しましたが、皇帝さまの溺愛っぷり。私としてはもっと溺愛して欲しかったです(笑)
あの寡黙で怖い皇帝様からしたら、溺愛なんでしょうが。あんなに頑張ってくれたヒロインにはもっともっと溺愛してくれても良かったかな
出会いから現在まで回想を入れながら丁寧に描かれていて世界観に引き込まれました。王が記憶を無くすであろう自身に宛てた手紙に号泣しました
ここ最近は当たり外れの幅が極端に大きい作家さんだけれど、今作はとてもよかったです。
記憶喪失ものは数多くあるけれど、呪いで何度も忘れる/忘れられる、その苦しみと呪いを解くまでの展開を主軸に、全体を通して丁寧に丁寧に穏やかなトーンで主人公の気持ちやお話を進めていて、呪いを解いて終わり、ではなく、結婚式と妊娠の知らせまで、戦争を経験した2人のしあわせを描いていて、よかったです。
何度も泣きました。
残念だったのは、
・2度目の記憶喪失中のヒーローが、手紙でコトの経緯を知っていたとしても、知らない相手(ヒロイン)にとにかく優しすぎること
・記憶喪失中の記憶はないと書かれているのに、呪いが解けた後「すべて思い出した」と話すところ(記憶喪失中の記憶がないなら、そもそも記憶喪失という経験を認識していないのでは?)
・妊娠の知らせを聞いて「幸せすぎる」という寡黙で皇帝然としているヒーローにしては「〜すぎる」という現代語が突然混じってきたところ
が気になりました。
作家さんが好きなので購入してみました。
結果、大正解。
泣けますー!
自分の事だけを忘れてしまった婚約者(ヒーロー)に冷たくされ、ひっそりと涙を流しつつ、それでも笑顔で健気に側で支え続けるヒロインの姿にもう涙腺崩壊。
健気な子に弱いのよ。
ヒーローもそんな健気で愛らしいヒロインに再度惹かれていく訳ですが、そうきたかー!な展開で、またもや涙腺崩壊。
でも最後はもちろんハッピーエンドですよ。
エロさもそこそこ。
鼻水と涙を拭く為のティッシュ片手にぜひ読んでいただきたい作品です。
おすすめです。