3.0
タイトル含めてもう一押し欲しかった
絵は好みではないのですが、「あるホテルのそれぞれのお部屋の群像劇」というとても好きな舞台設定なので読んでみました。
1話と2話はすこしお話がリンクしていたけれど、それ以外はなにもなく淡々とした短編。それぞれのお話が軽くリンクしたりするのがこういう群像劇の楽しみのひとつでもあるのになあ。音が聞こえたり、お部屋に入っていくのを一瞬見かけたり、フロントからのまちがい電話とかいろいろ工夫はできたはず。
お話自体も、すこし軽すぎるかな。カウンセラーがクライアントの秘密を関係者とはいえ他者に軽々しく話したりして、あれ? と思ったりしました。
タイトルも捻りがなく内容にもさほど関係していないので、全体的にもうひとつでした。
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