王妃マルゴ -La Reine Margot-
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あらすじ
16世紀フランス。ステキな王子様との結婚を夢見る美しい王女・マルゴ。宗教対立が激化する中、マルゴの運命は翻弄され…!? 恋愛、結婚の秘密に分け入る萩尾望都初の歴史劇、ここに開幕!!
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みんなのレビュー
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圧巻です
一点を除いて史実に忠実で、それでいてとても面白い作品です!こういうことができるのは萩尾先生の実力です。目先の読者受けを狙って安っぽい創作まみれの作者さんが多い中、さすがです。
王族に生まれて天寿を全うするのが如何に大変か、家族といえども命のやり取りをせざるを得ない、親子の愛さえ吹っ飛ばす過酷な現実を改めて思い知らされました。
マルゴは泳ぎ切ります。持てる才知と美貌の全てを出し切り、時にはプライドを捨て。
唯一の創作(ネタバレになるので内容には触れませんが)は、幸い薄かったマルゴにへの作者からの贈り物なのかもと感じました。
「お姫様」といえば羨ましい存在ですが、親兄弟に怯えることもなく普通に生きていける庶民が一番かもと思いました。by 弟橘- 5
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5.0
女性版 手塚治虫
何年経っても美しい絵を描かれていて
芸術の域まで達してる萩尾望都先生
イラストは髪から指先迄衰えません
マルゴは実話ベースですが、3.11の
作品も美しく儚げなstoryを作り
人為的な事故に対する警報をdarkにならず
読者に伝え、電力について考える機会を
頂きました.マルゴも美しいtouchに
見惚れてる間に歴史に詳しくなること
でしょうby 匿名希望- 1
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3.0
小説を書く人は読んでください
これは、必読!
萩尾望都さんも相当なエピックドラマの作家ですよね。個人的には、大島弓子にまさる独創性・作家性の女性作家はいないと決めてしまっていますが、萩尾さんや竹宮さんのドラマ性は稀有なものと思います。池田理代子さんのドラマトゥルギーはまだ大河ドラマとか、バリー・リンドンとか、昔のコスチューム演劇に近いものがあって、漫画としての利点は感じないのだけれど、萩尾さんは漫画そのもの、多分他の媒体ではこのドラマチックは出ないね。小説を書く人は読んだ方がいい。by マンガ苦手な方- 0
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5.0
マルゴの人生を描き切りましたね
一般的には色好みの毒婦的な印象を与えるマルゴですが、萩尾先生の作品によって、美しくて純粋で、それゆえに哀しくて、けれどしたたかで、自分の愛にまっすぐな魅力的な女性となりました。最後のエピソードは本当に良かったねえマルゴ、って思いましたね。萩尾先生がマルゴに救いをくれたのだと感じます。
by 匿名希望- 1
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5.0
最高!
わがままでかわいすぎるマルゴが成長してからの流転の人生に目が離せません。高校時代に世界史で『聖バルテルミ』を習いましたが、リアルに描かれていて、生臭さを感じるくらいでした。マルゴは、あんまり幸せにならない予感ですが、ガンバってほしいなぁ。宗教闘争の苛烈の極みですね。
by パン美先生- 1
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5.0