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3.0
あの事件を彷彿とさせる
社会に大いに問題提起しているという点では、星4つつけたいところ。ただ、実際いじめがエスカレートしていく描写や、被害者の気持ち、加害者のクズっぷり、暴力シーンなど、目を背けたくなったり心が傷んだりする場面も多いことから、星ひとつ減らしました。決して作品の内容が悪いということではないです。大津のイジメ事件を思い出す。
登場人物の風変わりな名前とか、名前にさかなの文字のつく人がいたり、加害者のメンバーの祖父が警察幹部だったり、、共通点が多い。みんなが書いてる通り、犬猫をいじめや虐待の対象にできる人間を私は信じないことにしている。
たとえ動物を好きにならずとも、殺したら可哀想と思えない人は人ではない
うちの身内にもいます。
子供が自分の不注意で怪我しても、人間いつかは死ぬ、とかそいういうことをさらっと言う。
暴力的な外見や言動がわかりやすい人だけが、こういう加害者側になるわけではない、と身をもって感じてます。
暴力以外でも言葉の剣で人を殺せますよ。言われた方は病んでいきます。
人の痛みとか心情は100%理解できないとしても、極力寄り添おう、わかりあおう、と会社でも社会でも成り立っていく。
これって親だけでなく周りにいた大人や先輩、指導者、そして友人関係から学びとっていくもの。
子供達の教育環境を整えるお金を真っ先に削る今の日本で、どれだけ子供をある程度健やかに育てていけるのか。
死ぬような目に遭うまでわからない、なんて 子供だけの責任じゃないよね。
主人公が覚醒して反撃していくシーンは、空恐ろしいけど、でも、これ周りにやられていたことだよね？同じ気持ち味わう場面にならないと、ほんとにわからない人っています。
うちの職場のやりたい放題のワガママスタッフ、やっとやっと自分が蔑ろにされて泣きながら「今頃先輩のあの時の気持ちがわかりました。私のせいで苦しかったんですね、」と。 そこまで3年かかってます。無償の愛情ってやつだけでは、こんなにも年月がかかる。
自分がズタボロになって初めてですよ。気づくのは。悲しい世の中です。大人にもこの漫画の加害者みたいな人、いい身分の人にもいっぱい います。
最後、大人たちが反省しているシーンは愛を感じた。
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