よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話の投稿まとめ

作品レビュー レビュー818件

お役立ちレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    心も絆も破壊する宗教、もはやこれは虐待だ

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    知人(故人)の娘さんがこの漫画に描かれている宗教に入信してしまって嫌な思いをした事情を聞かされてきたが、ここまでひどいとは知らなかった。
    思い出したくないことだったにも関わらず、漫画にして世に知らしめた作者の功績は大きい。

    読んでいて、この母親に腹が立ってきた。
    我が子を世間から疎外されるように育てているが、なぜそれが自我の発達に有害であることに気がつかないのか?
    子供を●禁しているのと同じではないか。

    死後に楽園に行けると信じているようだが、良い歳の大人がなぜ誰も見たことのない話を何の疑問も感じずに素直に信じ込めるのか。
    この母親に必要なのは宗教による救いではなく、医療ではないのか。

    一番辛く感じたのは、好きになってくれた人とは宗教のために別れて、その後教義に反抗するために好きでもない人と肉体関係になる場面だ。
    この作者は何をするにしても普通の人の倍は苦しまなくてはならない。
    それは行動を決めるとき、普通の人なら自分の意志で思考するが、この作者はその前に、立ち塞がる教義に従うか反抗するかという選択をしなくてはならないという苦労があるからだ。

    自我の確立ができていない子供に、特殊な教義による洗脳まがいの教育は虐待だ。行政による関与も必要だと感じた。

    by 匿名希望
    • 128
  2. 評価:5.000 5.0

    私もこの宗教に振り回されました

    この作者さんはこの作品に描いた宗教の実情、そういう親の元での生活をありありと表現していると思いました。私の親もこの宗教に入信し、私自身も振り回されました。実はあのとき熱心な信者だったあの人も本当の自分のしたいこと、気持ちなど素直に表現できなくなっていたのかなと、この作品は想像させてくれます。私もこの宗教を完全に振り切ったのですが、私のきっかけは大学に興味ある学問を見つけて進学したいと宣言したときの対立かなと思う。この宗教では高等教育を推奨していなくて、大学進学は好ましくないとされていたこともあってなのだけど。これで大切な高校時代がめちゃくちゃになったと思う。最後にはある「兄弟」がうちに来て受験勉強のじゃまをしたりでさんざんだった。まあでも、この作品では扱ってなかったけど、親が入信したきっかけとかそんなところも解ればいいのだけどと思う。それはそれとしてこの宗教の問題を指摘した優れたノンフィクションだと、私は評価します。

    • 79

最新のレビュー

  1. 評価:1.000 1.0

     印象がない

     読んだあとに特に感想がなかったです。読み返したいとはなりません。わざわざ購入する必要はなかったかな。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    ありそうでありそうな内容。近くにいそうな感じで、ピンポン鳴らされ勧誘の訪問の時や、街中で宗教の勧誘みたりすると思い出す作品です。
    ストーリー的に短くて読みやすい。

    • 0

各話のコメント コメント2件

いいね が多いコメント

  1. 002話

    その2 わたしの一週間

    評価:5.000

    2023/11/30 4:24

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    月・水・金 以外の曜日、週4で集会や奉仕の活動があるんですね。苦あれば楽あり、いつか楽園へ行くための、ハードな毎週があるんですね(^^;;)

    by アマフィールさん

    • 0
  2. 001話

    その1 わたしのお母さん

    評価:5.000

    2023/11/24 16:59

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    ちょっと前に “エホバの証人”の元信者の方々を支援している弁護団の会見のニュースを見ました。翌日の新聞にも実態調査の結果や関連の記事も載ってましたね。

    まだ冒頭部分ですが、お母さんはエホバが絶対だと信じている事が漫画から伝わって来ますね(^^;;)
    あと用語の説明(兄弟・姉妹とかサタンとか)がちゃんとあって分かりやすいです。

    by アマフィールさん

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