4.0
面白い
絵も綺麗だし京極シリーズは小説も大好きだし、マンガも楽しめます。クオリティが高いので紙媒体も集めています。
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絵も綺麗だし京極シリーズは小説も大好きだし、マンガも楽しめます。クオリティが高いので紙媒体も集めています。
難しい言葉が多く、あれ?これなんだっけ?って思うことも多々ありましたが、とても面白かったです!京極ワールドの虜になりました!
京極堂シリーズでは一番好きなお話です。
ほぼほぼ雪深い山の中でストーリーが進行します。
次々と起こる僧侶殺害、成長しない娘、謎の寺。不気味な要素が多々ありながら、真っ白な雪の中という舞台設定と禅宗の僧侶たちの存在がストイックさを醸し出しています。
礼二郎の場違いな明るさも素敵。
個人的には、頭でっかちでヒステリックだった若い刑事の挫折と精神的成長が、見所のひとつかと。
怖いです!内容はめちゃくちゃ面白いけど、絵が怖い!!それがまたいい!!おすすめの漫画です!!主人公かっこいいし。
原作とイラストがすごくあっていると思います!怖いかんじもしますが私は大丈夫でした。丁寧に原作を壊さないで描いて下さっています。
原作の京極さん小説も読みましたが
ストーリーに絵がすごく合っていて、
どんどん世界観にハマっていきました。
多分、漫画家さんの中で、一番上手く京極夏彦の世界観を書いてらっしゃる方だと思います、
電子書籍で、毎回志水アキさんで検索してしまう。
志水アキ先生の手掛ける、「魍魎の匣」は原作に引けを取らない、読者の中で描く京極夏彦の世界観を上手く表現されていたことは記憶に新しく、更にこの「鉄鼠の檻」は荒っぽいタッチに見えて物凄く繊細に、世界観を拡げてくれていました。
鉄鼠の檻は、原作自体はまだ読んでおりませんが、恐らく小説で読むよりはこちらで読まれた方が、世界観が掴みやすいと思います。
志水アキ先生の描くこのシリーズは、人に勧めやすくて、これを機に原作を読む、といった方も多いです。
60話、完結まで全部読みました。
京極シリーズは、テレビのドラマ?で見たことはあるけど、小説は読んでないです。
この話は、初見でしたが、、、
とにかく禅の話がムズカシイ(^^;) 内容濃く、重いし??でした。
なんとなく、こういう世界なんだーと。問いかけの部分とか、仏教の流れとか。
絵は独特ですが、人物の書き分けが出来てて、私は大丈夫でしたし、好感持てました。
小説読むよりは短時間ですみますが、サクサク読めるマンガではないです。
時間あれば、他のシリーズも読んでみようかな。京極シリーズってこーゆー感じなんだ、感じたい人にはオススメかな。
今まで、「原作あり」の漫画には、ほとんど星五つをつけてこなかった。
当たり前だが、漫画は、絵と、話だ。
その「話」の部分がオリジナルでない作品に対して、最上級の評価をするというのは、正直どうなんだ、と思っていたからである。
しかし、これは文句なしに例外だ。
素晴らしい。
京極堂シリーズの小説は、「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」までは学生時代に読んだけれど、それ以降は、何しろ長すぎて、私の読むスタミナが落ちたこともあり、完全に脱落していた。
未読の「鉄鼠」を漫画でクリアしてしまおう、という魂胆で読んだのだが、大当たりだった。
小説版が喚起するイメージとあまりにぴったり合致したキャラクターたちがそこにいて、京極夏彦の小説を漫画化するならこれ以上は望めないだろう、という再現度の高い世界観がそこにはあった。
それにしても、こんなの、よく漫画にしようと思ったな。
「姑獲鳥」くらいならともかく、この「鉄鼠」は、難解な禅の世界、複雑極まりない仏教の宗派とその歴史がベースにあり、とても漫画として成立させられそうなストーリーではない。
だいたい、次から次へ出てくる大量の坊主たちを、わかりやすく完璧に描き分けるだけでも大したものだ。
正直、「原作あり」の漫画の中には、売れる題材を「利用」しているだけだわな、と感じられてしまうものもある。
もちろん、商売だから、そういう面があって然るべきなのだけれど、原作のファンとしては、そんな思惑が透けて見えるような作品には、寂しさも感じる。
だが、私が「鉄鼠」から感じたものは、全く違った。
半端ではない原作への理解度の深さと、絶対にこの小説を再現してみせるのだという圧倒的な意志力が、紙面から立ち上っているようだった。
この漫画を成立させたのは、当然、技術的な面もあるけれど、一番大きいのは、原作に対する漫画家の強烈な愛情、それ以外にはないと思う。
その愛情の深さに、私は感動した。
原作にとってこれほど幸福な漫画化の例を、私は他に知らない。