サックスプレイヤー宮本大が、単身ヨーロッパに渡り、バンド仲間と共に成長していく物語。音楽に対する情熱、宮本大という人間の魅力、ジャズの魅力、周囲の人々の織り成す人間模様…… そういったものが余すところなく描かれた名作です。
この作品の特徴に、セリフのないコマがいくつも続くシーンが度々出てくるのですが、いずれもその時の音や心情、雰囲気といったものが良く伝わってくるようです。
聴覚過敏気味で大きな音が苦手な私がリアルで楽しむことはおそらくない、ジャズの世界。漫画を通してここまで楽しませていただけたのが、有難いです。
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5.0