2.0
1-2話は事実と少し違う
虐待がテーマの漫画をいくつか読みましたが、どの漫画も虐待を受ける子供が異様なほど不気味な見た目だったり、憎たらしい描写があったりで可哀想という感情が湧きにくかったのですが、これはただただ可哀想で胸が締め付けられました。
ですが、少し事実と異なるので間違った印象を与えかねないかなと思いました。駅員さんが気づいていれば・・という説明はまるで駅員さんにも責任があるような印象ですが、駅での迷子は珍しくないし虐待されているなんてティッシュから判断するのは難しいでしょう。詳しく聞いても話さない可能性も大いにあります。
そして実際には駅での保護のあと、事件1ヶ月ほど前に勇太君は祖父母宅に1週間ほど1人で泊まっています。一切同情はできませんが母親は真面目に働いており、恋人の罪を庇ったのは変わりないですが勇太君の虐待を止めようと自らも暴力を受けた事があるのでもう少し勇太くんに対する慈悲はあったはずです。
登場人物の名前も変えているので事実に基づいたフィクションなのか、リサーチ不足か、脚色か。
いずれにせよこの漫画で実際の事件に興味をもち、背景を知るきっかけとなりました。
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