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作家さんが昔から好きです。無料連載からの最終話の確認しました。娘さんの死を背負って仕事に向き合うヒロインと元夫。
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作家さんが昔から好きです。無料連載からの最終話の確認しました。娘さんの死を背負って仕事に向き合うヒロインと元夫。
うまくいけばいいな、とは思います。
ただ、あまりにも現実離れしていて、共感はできない。
漫画として、リアルな世界をリンクさせないで読めば面白いのだと思います。
表紙のサムネイルを見れば一目瞭然ですが、コスメの外観がひたすら貧弱です。
まるで小学生が使っている絵具セットみたい。
コスメがテーマの作品なのだから、画力は完璧じゃないと、描画力の貧しさが際立つだけです。
整形なんかじゃない。メイクで生きる希望を導く主人公。亡くなった子どもの事情は気になるものの、まず2話までで、主人公の優しさや使命を強く感じられる作品でした。このご時世だからこそ、整形ではなく、メイクで救える命がある。ドラマ化して貰いたいな、世間に知ってほしいなと思う漫画です。
ある化粧品メーカーが老人ホームのおばあちゃんたちにお化粧のボランティアをしているという話を聞いたことがあります。
その結果、表情の乏しかった人も笑顔が出るようになったとか。
女性は美しくありたいもの。お化粧の力は大きいです。
ましてや、顔にアザや傷があるならなおのこと。メイクドクターはそれをカバーするだけでなく、依頼者の抱える苦しみを内面から読み取り、真の解決へと導いていきます。
この展開だけではなく、メイクドクターへの道を選ばせた亡き娘へのモノローグが次へと読み進めさせます。
ただ、一点。お化粧に馴染みのない男性が会話でメイクという言葉を使うだろうかと気になってしまいました。