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作品レビュー
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1 - 10件目/全54件

  1. 評価:5.000 5.0

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    ウブなんですか?

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     この作品のヒロインの駒子は、仕事は出来ないポンコツOLだけど、料理は得意で家事能力は高くて、オセロも得意で負けず嫌いで、明るくポジティブシンキングで優しく素直な可愛い女性。
     駒子が恋してしまったのは、普段は仕事に厳しい冷徹上司の森崎。しかし、イケメンだし、母性本能をくすぐられるタイプ。風邪引いて駒子に世話になった時に見せた素の顔が柔らかく、素朴で飾り気なく温順で、意外にも子猫のように可愛らしかった。このギャップには、キュンとさせられる。

     駒子みたいなタイプは、一緒にいると絶対楽しいし、森崎が風邪でダウンした時には、買い出しして風邪を治すための食事まで作ってあげたりして、お節介かも知れないけれど、弱っていたり困っている人を放って置くことができない思いやりの心溢れる優しい気遣いのできる素敵な女性。
     森崎のような一匹狼タイプで、一人で強がっていて、仕事が出来るなど完璧であることにこだわって、他人には隙を見せたがらない男性には、駒子のような女性との相性がぴったり合うと思う。

     森崎は、生後すぐ母親を亡くし、ずっと父親に育てられ、その父親も亡くして今は一人暮らし。きっと、色々辛い経験をしてきている。悲しい思い出も。だからだろうか、強がってしまって、恋愛にのめり込むのが怖くて臆病なのかな。 人との関わりが不器用で、恋愛ではウブなんだよね。

     ここは是非、男前の駒子がリードして、森崎を恋の沼にはめちゃってほしい! 駒子ならば、森崎を夢中にさせられると期待しています♪

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

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    切ない愛の真実 やり直しの代償、その悲劇

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     リーセルは、19歳の時に、聖女アイリスに嵌められて断罪されて、愛する恋人の王太子の手によって命を落とす。すると記憶を引き継いだまま6歳頃に巻き戻ってタイムリープしていた。

     聖女アイリスの幼馴染のギディオンが、前世の時と人格が全く異なっていて穏やかで優しくてリーセルに好意的に振る舞い、リーセルは戸惑う。              実は、ギディオンと王太子の中身が前世の記憶を引き継いだまま、入れ替わっていたのだ。

     聖女アイリスは性悪で、親友のはずのミアの婚約者ベンジャミンを誘惑して婚約破棄させておきながらギディオンの方が美男子だからつまらないという理由ですぐに振って、ベンジャミンとミアを自殺未遂にまで追い込んでしまった。
    リーセルも前世で恋人の王太子をアイリスに奪われている。アイリスが元凶で、多くの恋人たちの仲は引き裂かれ不幸になっていたのだ。
     アイリスは己の欲望の為には手段を選ばない非情な悪女だ。聖女?どこが?
     アイリスは冷徹で厳格な血族に生まれ愛情不足で育った。その点だけ同情するが、だからといって許されない!
     アイリスの力は、心が欲望溢れて闇落ちする程に強くなるのか?家族に認められたいという想いが根底にあってより一層パワーアップした?

     王太子とギディオンの魂の入れ替わりの謎は、、、おそらくギディオンが黒幕で、王太子に成り代わり国のトップに立ち、かつ、アイリスを手に入れたい、という身勝手な欲望が発端なのではないか?
     そして強力過ぎる二人の魔力による魔術の発動によって、このような時間を遡る二人の魂入れ替わりの壮大な悲劇が起きてしまったのか?

     前まで読み返してみると、現ギディオン(中身王太子)の深く重く純粋な真実の愛が切なくて、もらい泣きしてしまいそうなほどに胸が痛むシーンが多い。
     愛するリーセルを救う為に、瀕死の状態で戦場から駆けつけて、涙流しながら、地獄に落ちる事も覚悟の上で、愛する人に刃を向ける、この不条理に思える愛の代償、この悲劇。アイリスの事など好きでもないのに誤解させてしまい苦しい思いをさせてしまった事を償ってリーセルとやり直したい、という必死の決意で起きた悲劇。

     現王太子(中身ギディオン)とアイリスには天罰がくだりますように!!
     そして現ギディオン(中身王太子)の悲願が叶って、リーセルと共に幸せになってもらいたい!!

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    NEW
    うぶなヒロインを応援したい

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     25年間彼氏なしの篠宮伊織は、斉賀尊成と政略結婚する。伊織は、愛情に飢えていたが、両親の冷えた夫婦関係を見ながら育った為に、虚しい結婚はしたくない、と結婚自体を嫌悪していた。しかし、6ヶ月間だけでいいから、あとは離婚なり好きにしていい、という父親の提案を受け入れざるを得なかった。結婚しないと多くの従業員が路頭に迷うと言われ、已む無く。

     伊織は、人を幸せにできる料理が好き。いつか料理の道に進み自立したい、調理の勉強をしたい、と夢を抱きながら、こっそりカフェでバイトをしている。

     尊成は、第一印象が悪く、見た目イケメンだけど冷たい表情で、女癖が悪いという噂もあった。 結婚当初こそ、接点がほとんど無い冷えた夫婦関係だったが、次第に、尊成の印象が良い方へと変わっていく。 時折見せる甘い素顔に翻弄される伊織。相手のことをもっと知りたい、という想いが強くなっていき、二人の距離は縮まっていく。

     伊織の自立して料理の道へ進むという夢はどうなるのか、というのも気になるけれども、、、、、              恋愛初心者のうぶな伊織が、一人の男性を愛する大人の女性になっていく過程が無理なく自然で、好感持てる。そして、初めの頃の塩対応する尊成と、甘い顔してデレる尊成とのギャップも好き。二人のハッピーエンドを期待して続きを読んでいこうと思います♪

    • 2
  4. 評価:4.000 4.0

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    他の方のレビューにもありましたが、自分も、石川雅之先生の『もやしもん』を探し求めて、迷子になって、ここへ辿り着きました。
     ここでは、坂本龍馬が悪者?になってしまっているのでしょうか。新撰組が翻弄されています。イヤ、どっちかが正義で一方が悪、ということは無いですね。ちょっと面白いです。
     新撰組と反幕府を唱える攘夷志士との闘い。
     残虐事件は龍馬の仕業なのに、新撰組局長の近藤勇の粛清と偽っているので、近藤が「鬼だ!」とか言われちゃってます。 西郷も曲者です。 近藤が、自分が不甲斐ないせいだ、と苦悩していて可哀想だけど。
     どっちもどっち、狐と狸の馬鹿しあい。
    飛び込んだのは修羅の道、渇きを癒やす為にすすったのは志士どもの血、と言うセリフに震えました。今の平和な時代の日本に生まれたことに感謝。
     序盤まで拝読いたしました。自分には少々難しかったようです。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

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    ひとりぼっちの魔女の秘めた恋のお話

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     森の湖のほとりに住む先代の魔女だった祖母を亡くしてからずっと天涯孤独のロゼは、現在、跡を継いで、魔女の仕事を孤軍奮闘して取り組んでいる。そんなロゼは、エリート騎士のハリージュに四年前から片想いしている。ハリージュは気づいていないが、四年前に王都の街で、ロゼは彼に救われていたのだ。

     祖母を亡くしたばかりの頃で、街の人たちが祖母の死を喜んで悪口を言っていたところ、ハリージュが 「 魔女も人には違わない。魔女の死を喜ぶ奴など胸糞悪い。亡くなった魔女は、善き魔女だった。」と言って亡き祖母を庇ってくれたことで救われて、一目惚れしてしまったのだ。

     そのハリージュが、惚れ薬を処方してくれと訪ねて来た。ロゼは、できる限り長く彼と接する時間を保ちたくて、入手困難な薬の材料を用意してくるようにと、次から次へと無理難題をふっかける。
     ハリージュの来訪は、孤独なロゼにとって、たった一つの尊い宝物のような時間、胸がときめく大切な刹那のひとときなのだ。

     ところで、馴染み゙の商人のティエンさんは身寄りのいないロゼにとって兄のような存在で、祖母亡きあともずっと温かく見守ってくれている。素敵なローブを見繕ってくれる場面は、ほっこり心和んだ。

     ロゼは勝手に失恋したと勘違いしていたが、実は、ハリージュが処方を求めている惚れ薬は、彼を兄と慕う王女が依頼したものだった。

    この物語は非常にゆっくりと、それこそまるで湖の上をたゆたうように進み、もどかしいほどになかなか進展しないのだが、それがこの作品のツボなのだろう。静寂な森の中の湖のほとりで紡がれてゆく恋心の揺らぎが詩的に描かれている。

     まともに食事をとっていないロゼの為を思ってパンなどを差し入れに来てくれるなど気遣ってくれて、とっても心優しいハリージュ。個人的には彼と上手くいってほしいけれど、、、さて、ロゼの恋は実るのか? やはり失恋してしまうのか? 先の展開が凄く楽しみです。
    まぁのんびり読んでいこう。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

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    救いは あるのか

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     ねずみや碧の顔があどけなくて可愛いらしく描かれているので、この作品で起きている凄惨で非情な場面に出くわすと、ギャップに戸惑ってしまう。
     これは心理的猟奇マンガ?何度も心がえぐられる。
     碧が、まだ幼い男の子の命を奪わなくてはならないという冷酷無情な命令を受けたエピソードの時には、呼吸するのも上手くできなくなるほど胸が苦しくなって、もう読むのを辞めようとまで思ってしまった。
     碧は亡き姉の復讐の為にねずみに近づいたのか?
    ねずみは、初恋の碧のことを本気で愛し始めているけれど、碧はねずみをホントのところ、どう思っているのだろうか?
     ヤクザの組長のイルカは、無垢の子供たちを卑劣なやり方で利用していた悪魔であることは間違いない。ねずみを監視指導しているテング先生も不気味だが、イルカに弱みを握られているのか?心を無くしたようにねずみに冷たく指導するが何を考えているのか気になる。
     後半に登場してくる敵のヤクザに使われているメシアちゃんも気になる。味方にはならないのかなぁ...
     今のところ、この話には絶望的未来しか見えないのだが、救いはあるのだろうか? このままじゃ、辛すぎる、あんまりだ!!  ねずみの過去とかに遡って、情状酌量の余地は見つからないのか? 過去に、豚男が少女たちに何かやらかしていたのは何だったの?                       何か救いとなる根拠が存在していて欲しい、と祈りながら読んでいます。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

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    永遠のテーマ

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    主役のチャーリーは、天才科学者である男性と雌のチンパンジーの間に生まれたヒューマンジー。チャーリーは、運動能力が非常に高く人間離れしていて、知性も高い。性格は飄々としていて物事に対して淡白でかなりクール。現在、高校生で、同級生のルーシーという女友達と親しい。愛も芽生えていく。

     オメラスはチャーリーの弟で、チャーリーとは別に育てられ、かなり気の毒な状態、心痛む環境のもとで生きてきた。その生い立ちは、オメラスの精神を尋常ならざるものと成すには十分だったのだろう。

     チャーリーの養い親の方々が知性的かつ寛容な心の人格者で素晴らしい。最初の養い親の夫妻が亡くなった時は余りにも非情な事件で悲しく衝撃が大き過ぎて、もう読むのをやめてしまおうかと思った。優しかった養父母の命を奪ったのが弟オメラスだ、という事実は心が虚無になるほど辛い。

     この作品では、地球上に生きている人類以外の生物と人類との関わり方、差別問題、テロなど様々な重い課題が絡み合って描かれている。永遠のテーマである。解決などは求められてはいないのだろうと思う。ただし、目を背けないで考えて欲しい、忘れないで! という熱い想いを感じている。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    NEW
    気分爽快

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    筋力値9999の筋力戦士の大英雄だった過去世から、記憶もステータスも引き継いで300年後に転生したエギル。現世では、勇者学園で宮廷魔術師を目指す。
     16歳の設定だけど、筋骨隆々で16歳には見えない、貫禄あり過ぎるエギル。入学試験で早速無双してしまう。
     その後も仲間に恵まれて、勇往邁進していく。気分爽快で楽しく読み進めらます。

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  9. 評価:3.000 3.0

    リアルな話

    主人公の奈緒はアラサーのOLで、今の仕事に不満を持ちつつも勇気が出ず、とりあえず現状維持。元カレに半ば馬鹿にされたような形で別れているので、次に付き合う男は失敗したくない。
     新しく付き合うこととなった男は、言動も振る舞いも見た目も自分の好みで、波長が合うし上手くいきそう♪ と浮かれていたのだけれど、、、
     彼の方の本音が怪しい、よく思われたいから無理して素を隠しているみたい、、、
     まぁまぁリアルな心象風景が描かれていると思う。ハラハラするけど、奈緒の健闘を祈りながら続きを読んでいこう。

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  10. 評価:4.000 4.0

    悲しいのに、、、お腹はすくのよね

    初っ端から、泣かされた。菜恵は、もの心ついた頃(幼稚園児の時)から、ずっと一途に、初恋の翔ちゃんを想い続けているのよね。 もう一生切り離せられないのかな。 気持ちわかるけど、読んでいて切なすぎて辛いな...   でも、なんだろう、不思議な前向きな明るさを感じる。 生きていくんだ、その為にもしっかり食べなくっちゃ、というような気概、そして食へのこだわり、、、 心の中では常に翔ちゃんと一緒に生きているから、 翔ちゃんもお腹すくでしょ? と思っているんだろうね。菜恵もお腹すくもんね。
     今はまだ翔ちゃんファーストで食事を考えている。まぁ美味しそうだし、まだ亡くなったばかりだから今しばらくは良いと思うけど。
     菜恵が、広い外の生き生きと輝く世界にも素敵なものがあるのだと気がついて、幸せになってほしいな、と心から思う。

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