さけてぃーさんの投稿一覧

レビュアーランキング 406位

作品レビュー
投稿 18件 / いいね獲得 893件
話コメント
投稿 0件 / いいね獲得 0件
  • お役立ち順
  • 全ての内容
  • ★5だけ見る
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる

1 - 10件目/全10件

  1. 評価:5.000 5.0

    読み返したくなる

    ネタバレ レビューを表示する

    江戸時代の吉原のお話。
    主人公の朱音は武家出身のお嬢さん。
    何者かに両親が暗殺されたのを目撃し、その犯人の手がかりを捜すべく自らの意思で吉原へ身を落とします。
    その初日に高利貸しの惣右助と運命的に出会います。最初は疑心暗鬼だったものの、朱音はあっという間に惹かれていきます。
    そうして恋愛と犯人捜しを交えつつ話は進んでいきますが、なかなか犯人捜しの方は話が大きくなっていっているように思います。

    この手の題材特有の売られて辛く苦しく不幸で地獄のような描写はほぼほぼないです。(時折、厳しいルールのようなものは出てきますが)
    そして遊郭が舞台ですが、朱音のベッド(お布団?)シーンもまだありません。

    読み進めていき、個人的おススメは第22話、23話のあたりです。そこを観ると第1話からまた読みたくなります。
    ああそうだったんだ、だから最初あんな事を言ったのかと。だからあんなに気にかけてくれていたのかと。納得して、そしてなにより胸がキュゥゥンとします。

    惣右助の愛情表現はストレートで、朱音が大好きで愛おしくて仕方ないんだろうというのが伝わってくる。
    荒々しい自信家に見えるけど、実は優しい。そして強引なのも良いと思います。相手はうぶで多少頑固なツンデレの朱音なので。
    作者は男性の表情を描くのが上手だなぁと思います。惣右助の表情が良い。朱音は割合的にしかめっ面や困り顔、涙を浮かべた顔が多いので、その点では時々見せる本当の笑顔は可愛らしい。

    他の朱音に近しい登場人物たち(紫、利一、朝明野花魁、真木村先生)もみんな好きです。みんながそれぞれ幸せになってほしい。
    身分というものが重視され自由に恋愛などできない時代で、吉原だからこそ主人公2人は想いあい側にいられる。
    朱音が親の汚名をそそぎ吉原から出た後も惣右助と一緒にいられる事を望むばかり!
    続きが待ち遠しい。

    • 273
  2. 評価:5.000 5.0

    バスケ部イケメンエース軍団と…

    ネタバレ レビューを表示する

    主人公はちょっと人づきあいが苦手なんだけど、可愛らしい素直な子です。

    バイト先に学校で人気のバスケ部のイケメン4人組が来るようになり、4人組から仲間としていじられキャラとして可愛がられます。
    男の子みんながすぐにコロコロと主人公を好きになっていくような恋愛しかない感じではなく、ちゃんと友情関係もあるのが青春って感じです。
    こんな高校生活楽しそうだなぁ。

    恋の方はゆっくりゆっくり、でもちゃんと進展してます。ゆっくりの中だからこその、時々グッとがんばる姿にキュン。

    • 42
  3. 評価:5.000 5.0

    人間と生活する亜人の悩みは人間と同じ

    ネタバレ レビューを表示する

    最初、絵が少しごちゃごちゃしてる感じで個人的に苦手かなと思いましたが、お話が面白くてどんどん読んでしまいました。
    続きが待ち遠しい。

    一話目。むかし森の泉の女神様(あなたの落としたのは金の斧?銀の斧?のあの女性)だった、いまは人間として子育てをする主婦のお話。
    あらすじも読まず突然読み始めたので、その設定に驚きました。お友達も普通に元女神様というのを受け入れているし。
    えっ?えっ?とプチパニック。
    どうやらこの漫画の世界では、女神様や人魚、ヴァンパイアなどの亜人たちが人間と共存しているようで、さらには種族によっては人間になって生きる選択肢もあるようです。

    基本的には子育て中のお母さんが悩むことをストーリーの軸にしているのだけど、亜人ちゃんが悩むことがワンクッションとなり、ストレートな子育て漫画ではなく可愛らしくて笑えて癒されるような内容になってるのかなと思います。
    彼女たちはInstagramやTwitterをやっていたり、ママ友がいたり、独身と既婚それぞれの羨望の壁があったり、仕事復帰に悩んだり、結婚前と今との自分の在り方や幸せの違いについて悩んだり…。

    読むとほっこりします。
    ドロドロ重いわけでなく、嫌な人も出てこない。登場人物はみんな根が優しい良い子ばかり。
    なので安心してサクサク読めて泣けました。
    たぶん、ふつうの人間のお話なら「ああ、そうか。まぁ子育てするとそういう事もあるか。解決してよかったよかった。」と特に可もなく不可もなしに終わると思います。
    先ほども書いたけれど、なぜか彼女たちが奮闘することで、そんな日常の悩みがじーんと感動につながるのがうまくできてるなぁと感心です。

    • 8
  4. 評価:5.000 5.0

    青春

    ネタバレ レビューを表示する

    リアルタイムではまだ幼すぎて。
    絵はほかの少女漫画に比べ独特で興味もなく、話は恋愛でしかも大人の感じがしてました。
    この漫画をはじめてきちんと読んだのは、NANAやパラキスでハマってから。
    こんなに面白かったんだ!!という衝撃。
    それから同誌の怪盗ジャ○○でのベッドシーンが問題だか話題になってましたが、こちらの方が先!しかもコン○ー○がモザイクで!という衝撃も。

    いわゆる王道恋愛少女漫画のように甘々でも取り合うわけでもなく、そして常に恋愛の話でもなく、専門の高校だけあってみんな将来のことをこの歳で真剣に考えている様子も描かれているんです。
    主人公以外の登場人物の恋愛や将来を考えての選択も描かれているし、全てのメインキャラが大好きです。
    そして何より、矢沢あいの漫画のキャラが身にまとうお洋服も髪型も可愛い。

    主人公ミカコからはおしゃれや服が大好きなのが伝わります。
    中学生までは周りから見たら協調性がなく個性的で学校内で浮いた存在だった。イジメられても独りぼっちでも、絶対に自分の着たいようにアレンジした制服を着る。
    唯一の友達がお隣さん家の幼馴染ツトム君。
    高校では個性豊かな仲間ができて、好きなお洋服作りに携わり、恋愛、友情、そして将来の夢と本当にキラキラした青春って感じがします。
    こんなに充実した高校生活ってあるのかなぁというくらい、たくさん成長したミカコが見られる。
    良い仲間にも恵まれ、それが何よりの糧だろうなと羨ましくも思います。

    作者は、天使なんかじゃないもそうですが、仲間との青春を描かせたらNo. 1ではと思うくらい。好きな漫画です。

    • 7
  5. 評価:5.000 5.0

    ミステリーのよう

    ネタバレ レビューを表示する

    主人公が記憶喪失になって学校に復帰するところから話がはじまります。
    記憶はないけど、自分の彼氏だという男の子。でもその子のイニシャルではない、Aが好きというメモが自分の部屋から見つかる。
    以前のわたしは誰が好きだったのか。
    こんなにいい人なのに、その彼より好きになったのは誰なのか。
    近しい中でAというイニシャルは2人。
    主人公と共に謎解きをする感覚です。

    悪い人や意地悪な人は誰1人もいないことが読みやすいなと思います。
    なんとなく悪い癖でミステリーっぽくなるとどんでん返しを考えてしまい、早いところで答えの人物だけは薄々勘づいてしまいました。
    だけどそれでも楽しめました。
    話の長さもちょうど良いです。
    ぶっきらぼうな幼馴染の告白がステキ。
    みんなの相談相手の先生は一途な人。
    人気者の彼氏は主人公想いの優しい人。
    友達はみんないい子。

    主人公の記憶は結局戻らず。
    だけど昔の自分を追うことをやめ、自分は自分と前向きに明るく向き合う主人公は強くて好感が持てました。
    途中で、記憶喪失は脳以外に理由があるのかもとドクターから言われるという含ませた感じの描写があり、よっぽど何か忘れたい悩みがあったのかななんて考えていましたが…。そこは特に意味はなかったみたいですね。

    • 7
  6. 評価:5.000 5.0

    段々面白くなる

    ネタバレ レビューを表示する

    主人公はあるきっかけから引きこもりニート。お兄ちゃんと二人暮らし。
    最初はいやいや働きなさいよと突っ込んでしまったし、この子が可愛く化けるのかなぁと思っていました。
    読み進めるほど、素直で良い子。ホストの子達は元からチャラくなく、真面目で思いやりあって性格も良い。
    職業柄女の子をいっぱい見てきてなびかないホストが、主人公を好きになってからの大切に想う感じがキュンとする。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    ゆったりとcoffeeを飲むかのように

    文明開化時代の横浜が舞台。
    作者は、普段から着物を着ることも多くて、着物とコーヒーを愛してるそうです。そんな作者の描く優しい穏やかな気持ちになれるお話。
    進み方はのんびりとですが、それがこの作中の喫茶店の雰囲気に合っていてすごく良い。美人なマダムと可愛らしいちろり。まったりいいコンビです。
    ああ、この喫茶店に行きたいなぁ。お菓子と一緒にマダムのカヒーを飲みたい!
    漫画の中からコーヒーの香りがしてくるみたい。

    多分めちゃコミのように本来の1話分を分割して買わせるタイプの媒体には合わない漫画かもしれません。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    これはギャグマンガなのか!

    ネタバレ レビューを表示する

    映像化するだけあって面白い。ギャグマンガではないとは思うのだけど笑えてしまう。

    なぜタイトルが帝一の國なのか。
    それはこの高校で生徒会役員、特に生徒会長になることは将来の成功が必ず約束されたも同然の道。
    主人公・帝一の夢は総理大臣になって国を作ること。だから生徒会長へとなるべく、ライバル達と競い合い上り詰めていく。
    みんな真面目に必死にやっているのにその様が面白い。

    時代は昭和。絵の独特な感じや世界観は、じわじわと癖になる。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    きれいでやさしい

    ネタバレ レビューを表示する

    以前から知ってはいましたが、タイトルがなんとなく意味深で躊躇していました。
    読んでみたら続きが気になって、気づくと一気読みでした。
    12歳の美少年真修くんと30歳の会社員聡子のお話なので、年齢的にも恋愛をかすかに匂わせるところにも苦手な方はいるかもしれません。

    2人とも人間性がピュアで、惹かれ合う様子にいやらしい感じや不純な感じは全くないです。
    お互いどこか寂しい気持ちがあったのかな。
    2人が惹かれ合う根底にあるのは何の感情なのかはまだ不明ですが、きっとお互いが心の隙間を埋めあってたのかなと思います。

    素直で優しい真修のまっすぐで裏表のない感情表現や言葉は、本音と建前や嫌味妬み嫉みなどきたない世界に慣れてきた大人からすると心打たれるんだろうなぁと想像しました。
    とはいえ、歳を取ると昔好きだったけど今は聞けない曲が増えていくなどはイマイチ分からず、不器用な聡子はそれだけ辛い思い出が多かったんだろうなぁ。
    聡子が真修へしてあげたことや2人の関係性は他人としては踏み込みすぎていて、周りからは理解されず咎められてしまうようなものですが、出会ったことで2人は救われたんだろうと思います。

    今の段階では出会ってから2年後、再会したところです。
    再会しまた接点を持つことで、真修の父親、聡子の会社や地元と家族、色々とまたありそうですね。
    これからどうなるのか。優しい2人だから周りを傷つけるより自分を抑えてしまいそう。自分達の中で幸せな道を見つけてほしい。

    真修はまだこれからいくらでも未来に無限の可能性があるし、たくさんの出会いも今後思い出になることも待っている。
    聡子を慕っていた気持ちや聡子といて湧いた感情や思い出は今は忘れられないんだろうけど、再会さえなければ真修はそのうちこの事も思い出として昇華されたかもしれない。
    でも再会してしまった。

    最終的にどう終わるのかが気になる漫画です。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    すごく癒される

    ネタバレ レビューを表示する

    お母さんが亡くなってしまい、高校教師のお父さん(おとさん)と娘(つむぎ)の2人暮らし。ごはんを作ってあげられない、冷凍食品と買ってきたお弁当の日々。
    亡くなったお母さんが作っていたような美味しいごはんを食べさせたいと駆け込んだ料理屋さん。そこで美味しい料理と料理屋の娘(学校の生徒)や他の暖かい登場人物を介して、2人は少しずつ成長していく。
    ごはんは美味しそうで、何品か作ってみたほど。つむぎちゃんも可愛くて良い子。将来こんな子がうちにもほしい!
    じんわりほろっと涙してしまうシーンもあったり、一生懸命に娘と向き合うお父さんの姿が微笑ましくて、とっても素晴らしい漫画です。
    絵は、アニメを見た方にとってはアニメの方が可愛くてキレイだったかもしれません。

    • 0
全ての内容:★★★★★ 1 - 10件目/全10件

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています