5.0
さそうあきらさんのファンです
高校生の頃、「僕が猫だった頃」という作品に衝撃を受けました。
読者のニーズに応える為のサービス業的な漫画家さんではなく、芸術家又は哲学者だと思っています。
漫画だからこそのリアルではない部分があってもいいと、私は思います。
どの作品もセリフには書かれていない、空気を感じとれる人にしか、さそうあきらさんの作品の素晴らしさは気づけない様に思います。
評価の低いレビューには、「求めているものを提供して欲しい」気持ちが書かれていると思いますが、自らの道を信じて書き続けて欲しいです。
芸術作品、哲学書の正しい評価には100年以上の歳月を必要とすると思います。
私は現在、2人の子持ちで3人目を妊娠中です。
日本の整った設備の中、出産しますが、世界中はどうでしょうか?
日本でも中学生が妊娠している事に家族も誰も気付かず、授業中にトイレで出産し、赤ちゃんは残念ながら亡くなってしまったケースもありました。その事件がこの漫画の様にハッピーエンドだったら良かったのに、と思います。
私は、さそうあきらさんが色々な事を調べないで書いているとは思えません。
生と死を熟考した上で描かれていると思います。
他の作品を全て読めばわかります。
あまりに残念なレビューが多く、熱く語ってしまいましたが、ずっと応援しています。
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