5.0
名作!
いい環境で生まれた訳では無いけど、小さいながらも母親の為に、ひたむきに生きていこうとする主人公一ノ瀬海。
家の裏にある森に、ひっそり捨てられたピアノを友達に、小さい頃から弾いて育つ。
意外にも、ピアニストとしての夢を諦めて音楽の教師となった阿字野が出会ったのは、奇しくも自分が捨てたピアノを弾く海。
その海を、ライバルとして、親友として意識しながら生きる雨宮修平。
ピアノを中心になったストーリーが、とても美しくて、私がクラシックにはまった本です。
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