サワドゴさんの投稿一覧

レビュアーランキング 213位

作品レビュー
投稿 201件 / いいね獲得 1,162件
話コメント
投稿 0件 / いいね獲得 0件
  • お役立ち順
  • 全ての内容
  • ★5だけ見る
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる

1 - 10件目/全20件

  1. 評価:5.000 5.0

    戦中の日常

    戦中の日常を丁寧に描いた作品。

    暖かみのある作者の絵柄もあってか、「反戦」「平和」のような説教くささもなく、主人公の生活が淡々と描かれています。
    淡々と描かれているからこそ「失っていくもの」にリアリティを感じ、切なくなります。

    今の時代も「当たり前の日常」が明日あるとは限らない。今日という日が、あとから思えば大切な時間だった・・・と言うこともあるかもしれない。
    「当たり前の日常を、後悔の無いように大切に生きる」という大きなテーマ、メッセージを感じました。

    • 36
  2. 評価:5.000 5.0

    嘘から生まれたまこと

    「犬の夫を迎えた娘」
    「猫の嫁を娶った男」
    国同士の愚かな和平から始まった人と人との繋がりが、愛を育み、二つの国を救うというスケールの大きなストーリーです。

    おとぎ話のような導入からの二人の愛のストーリーに、独特の味わいのある絵柄がよくマッチしていて、作品にグイグイと引き込まれていきます。

    話数も手頃で購入しやすく、文句なしのオススメです。
    壮大な「嘘から生まれたまこと」をお楽しみください。

    • 34
  3. 評価:5.000 5.0

    作者のホームズに対する愛情と敬意を感じる

    タイトルのシャーロッキアンとは、シャーロック・ホームズの熱狂的なファンのことです。
    これはシャーロック・ホームズが題材ではなく、「シャーロッキアン」が題材という異色作です。

    シャーロッキアンのヒロインが、同じくシャーロッキアンの大学教授と出合い、ホームズのストーリーを通して様々な出合いや成長を重ねる・・・という内容。

    ホームズストーリーの解釈がこの作品の大きな魅力ではありますが、
    ヒロインと教授との関係も見所の1つで、ヒロインとの出合いを経て、心の傷に向かい合って生きていく教授の姿にホロリときます。
    ミステリーではなく、ヒューマンドラマに近い内容と思います。

    ホームズ好きなら勿論ですが、ホームズを知らない、詳しくないという人にも読んでもらいたい作品です。

    私もシャーロッキアンとまでは言いませんが、ホームズは好きなので
    「なるほど!こうきたか!」とか「この話はこの話に繋がるのか!」
    など興奮しながら一気に読んでしまいました。

    作者のシャーロック・ホームズに対する深い愛情と敬意に満ちた作品ですね。オススメ!

    • 9
  4. 評価:5.000 5.0

    本宮ひろ志、屈指の力作

    本宮ひろ志さんのマンガですが、
    「しゃあー!」
    と叫ぶ威勢の良い男性は出ません。
    主人公は長年勤めた会社をリストラされ、家族に逃げられた惨めな初老の男性、一文無し。

    全てを諦め、死を覚悟した先のカタルシス。
    そして「死ぬまで生きる」という決意、サバイバル、新たな出合い、死・・・。

    「生きる」とは何かを鋭く問いかけるシンプルで力強いストーリーが胸に響きます。
    是非とも疲れた現代人に読んでもらいたい力作です。

    オススメ!

    • 7
  5. 評価:5.000 5.0

    ギャグだけではない面白さ

    ネタバレ レビューを表示する

    配信中の18話まで読んだ感想です。

    土佐勤皇党の武市半平太が何故か平成の世にタイムスリップ!・・・という設定。
    武市が現代の日本に戸惑うさまはギャグテイストですが、ギャグだけの漫画ではありません(初めは表紙を見てギャグ漫画かと思ってました)。

    この手の漫画だと、初めはお互いに戸惑いながらも現代人に受け入れられて仲良くする感じに落ち着くことが多い気がしますが、
    この漫画の人々は「サムライ」に戸惑い、一部の好意的な人を除き、武市に奇異の目を向けます。
    そして武市は自分が「異物」だと理解し、居場所が無いことを知る・・・なんだかリアルな反応だなと感じました。

    よく言えば丁寧な心理描写が多く、ストーリーの展開は非常にゆっくりな印象です。
    ちょうど良い感じのところで終わっているので、次の配信が楽しみです。

    • 6
  6. 評価:5.000 5.0

    シンプルで良い

    ネタバレ レビューを表示する

    広告を見て購入しました。

    過去に傷ついた経験のある二人が再会し、少しずつ距離を縮めていく・・・シンプルで読みやすいラブストーリーです。

    複雑な人間関係や、ドロドロとした感情のもつれは皆無で、恋愛というよりはホームドラマの雰囲気が強いです。
    ここは好みの別れそうなところで、もの足りなさを感じる方も多そうですが、私は好感を持って最後まで読めました。

    ラストは明るい未来を連想させる内容で、読後感も非常に爽やかです。

    男目線でも読みやすい作品だと思います。
    話数も少な目で購入しやすく、オススメしたい良作です。

    • 5
  7. 評価:5.000 5.0

    中国の戦国時代を描いた作品。
    殺伐した時代の物語ですが、作者の独特の「間」や「画風」が、どこかのんびりとした、微笑ましい雰囲気の作品に仕上げています。

    ただ、楽しむには、
    「孟嘗君」「戦国四君」「白起」と言われてピンとくる程度の予備知識がないと置いてきぼりにされるかもしれません。

    「秦」「戦国時代」とキーワードを並べるとキングダムを連想してしまいますが、私はこちらのほうが好きです。

    • 5
  8. 評価:5.000 5.0

    亜人と書いてデミと読む

    冴えない生物教師が、女子生徒や同僚の先生にモテまくる・・・いわゆる「学園ものハーレム」的な作品です。

    この作品の特徴的なところは、登場人物がバンパイア、サキュバス、デュラハン、雪女・・・など、特殊な性質をもつ「亜人(デミ)」と呼ばれる存在だというところ。
    この亜人ちゃんたちのキャラが、それぞれ立っていて面白い。

    ストーリーとしては、大きなストーリーは無く、それぞれのキャラクターが持ち回りで小さなエピソードを描く「日常もの」です。ラブコメ的な展開が多め。

    全体的に、ややシュールな雰囲気のある作品ですが、笑いやラブコメあり、少し考えさせられる部分もありの良作です。
    オススメ。

    • 4
  9. 評価:5.000 5.0

    山岳マンガの傑作

    エベレストの難所K2。そこに至る最後の村に、本名を名乗らず、ただKと呼ばれ日本人と噂される凄腕のマウンテンポーターがいた。
    山岳救助のスペシャリストでもあるKは金や情で動かず、ただ山々への深い理解から「登れる」と判断したときだけエベレストに挑む…。

    谷口ジロー先生の圧倒的な画力から伝わる「大自然の恐怖」と、人間がいかにちっぽけな存在なのかを知らされる「スケール感」に終始圧倒されます。

    谷口ジロー先生の山岳マンガと言えば「神々の山嶺」が有名ですが、こちらもオススメです。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    なつかしい!

    プロレススーパースター列伝とは、
    昭和の頃に人気絶頂だったプロレスを虚実入り交じる内容でコミカライズした怪作で、ある種のカルト的な人気を誇るプロレスマンガです。

    こちらは「プロレスの神様」とまで呼ばれたカール・ゴッチ編となります。
    なぜかコミックでは未収録だった本作が読めるとは嬉しい限りです。

    無敵の実力で他を圧倒する「真のシューター」である一方、「ショービジネスであるプロレスを理解していない」と言われ続けた孤高の天才レスラー、カール・ゴッチ。
    その半生を怪しさ満点で紹介する・・・この「うさんくささ」がプロレスの魅力だと思います。
    そういう意味では、これ以上プロレスらしさがあるマンガを私は知りません。

    • 3
全ての内容:★★★★★ 1 - 10件目/全20件

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています