5.0
戦中の日常
戦中の日常を丁寧に描いた作品。
暖かみのある作者の絵柄もあってか、「反戦」「平和」のような説教くささもなく、主人公の生活が淡々と描かれています。
淡々と描かれているからこそ「失っていくもの」にリアリティを感じ、切なくなります。
今の時代も「当たり前の日常」が明日あるとは限らない。今日という日が、あとから思えば大切な時間だった・・・と言うこともあるかもしれない。
「当たり前の日常を、後悔の無いように大切に生きる」という大きなテーマ、メッセージを感じました。
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