4.0
「不妊治療の話」と言うよりは、困難に二人で向かい合った「夫婦の話」だと感じました。
不妊治療の参考にするには情報が古いので参考にはあまりならない気がしますが、
自分が「手に入らなかったもの」にどうやって向かい合うか、という大きなテーマを考えさせられます。
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「不妊治療の話」と言うよりは、困難に二人で向かい合った「夫婦の話」だと感じました。
不妊治療の参考にするには情報が古いので参考にはあまりならない気がしますが、
自分が「手に入らなかったもの」にどうやって向かい合うか、という大きなテーマを考えさせられます。
「日本人の二人に一人は癌になる」
この割合が本当かどうかは知りませんが、癌は他人事で無いのは確かです。
ついタイトルに釣られて購入しました。
告知や抗癌剤の副作用、お金の問題・・・ヘビーな体験を書かれていますが、絵のタッチのお陰でスルスル読めました。
治療法としては古めの情報なので参考にはあまりならない気もしますが、
「諦めない気持ち」や、「家族の支え」など今も変わらぬ普遍的な部分が大切なんだと感じました。
同性婚の話だということで、初めは身構えて読んでましたが、ホモホモしい展開は一切無く、すんなりと読めました。
特に「マイノリティの人権」的な説教くささも無く、シンプルでわかりやすいストーリー展開で、たまに入るシャワーシーンや着替え(サービスカット?)の書き込みに拘りを感じ、少し笑ってしまいました。妙にガタイが良すぎる(笑)
私の回りにはLGBTの方はいないので(気づいてないだけかも知れませんが)、考えたこともありませんが、自分の身内が同性婚をすることも有り得ない話では無いんだな・・・と考えさせられる内容でした。
同性婚やゲイの話だということで、毛嫌いせずに読んでみて欲しい作品です。
言わずと知れたグルメ漫画の草分けにして金字塔です。
バブル期のグルメブームの一翼を担った存在で、作品からもバブル期の元気だった日本の雰囲気を感じます。
オススメしたいのは特に前半、山岡さんのやさぐれた感じと、悪役然とした海原先生が堪らなく格好いいと思います。
「このあらいを作ったのは誰だあっ!」
とか最高です。
配信中の12話までの感想です。
人間を養殖?している謎の施設に拉致された主人公、無事に脱出できるのか!?・・・といった内容です。
ありがちなパニックホラーかもしれませんが、施設の不気味さや謎の巨大生物、多胎を強要される女性など、先が読めず非常にスリリングかつショッキングな展開です。
12話までの段階では読者も主人公同様、まだ何もわからない状況なので、この先の展開やオチ次第で評価が大きく変わりそうだと感じました。
現段階では期待感込みで☆4にしたいと思います。
剣と魔法のファンタジーな世界観のバトル漫画です。
ファンタジーものでありがちな作者が一人で考えた良くわからない不思議世界に読者がついていけない・・・というような事も無く、わりとすんなり読めました。
良い意味で適当で、ファンタジーもの特有のダラダラした世界観の解説でテンポが悪くなることもありませんでした。
内容は典型的な「少年誌のバトル漫画」です。
特殊能力(魔法)を駆使し、敵への怒りや仲間との友情を爆発させて、巨大な敵に立ち向かう・・・
良く言えば「王道」、悪く言えば「ありがち」なバトル漫画です。
でも、こういうのが面白いんです。
一昔前まで「ファンタジーものは売れない」と言われていましたが、こういう作品を読むと「時代が変わったな」と感じます。
20話までのレビューです。
独身冒険者が孤児を拾ってしまった。冒険者に子育てができるのか?…といった内容。
タイトル通り、冒険者のハジメと孤児のリルイの日常がまったりと描かれています。
剣や魔法でダンジョンを攻略するような「ファンタジー」と、ほのぼのとした「日常マンガ」、
真逆に思えるジャンルですが、うまくマッチして「冒険者の日常」となっています。
冒険者ハジメとリルイの日常を楽しむ作品なので、今のところは大きなストーリーも冒険もありませんが、なんとも言えない「まったりファンタジー」とでも言うような味わいのある作品となっています。
終末的なタイトルですが、内容は淡々とした日常のストーリーから始まります。
序盤は小学生のゆっくりとした成長の物語から始まります。
しかし、中盤から物語は加速し、小学3年生という「子供だけど、ぼんやり大人の事情も想像できる」という目線を通して「大人の愛憎劇」が描かれていきます。
人間が直視したくない、負の面をこれでもかと突きつけてくるスリリングな展開に引き込まれていき・・・
そして、衝撃のラスト。
鬱マンガではありますが、主人公の立場ではどうすることも出来なかったのも事実。
そういう意味では「ただ悲しい話」だと思います。
ラストの女の子も、ななこちゃんなのか、白田さんなのか、含みをもたせる内容になっており、
読んだ人なりの解釈が成り立つ内容が何とも言えない読後感を生んでいます。
決してハッピーエンドではありませんが、この凄まじくも悲しい印象的なラストは一読の価値ありだと思います。
オススメ。
高校生がタイムスリップ・・・という、ありがちな設定ですが、歴史知識の乏しい主人公が信長と入れ替わるというのは面白いです。
ストーリーは良い意味で「いい加減」で、時代考証や史実に囚われること無く作られていて、少年マンガらしく読みやすい内容だと思います。
しかし、反面で歴史に詳しい方は不快に思うかもしれません。
残酷な描写もあまりなく、全体的にライトなノリで歴史に興味の無い方にこそオススメしたい作品です。
余談ですが、この作品に限らず、なぜ最近の信長はオールバックなんだろう・・・
信長の肖像画ってチョンマゲだよなあ(-_-;)
連載をいくつも掛け持ちしていた人気マンガ家が、色々あってヘルパーに。
先ず始めに、昔から知っている作家さんなので、この現状に衝撃を受けました。
「なぜヘルパーに?」「マンガ家廃業してたの?」といった疑問から作品に引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
在宅介護のヘルパーとして働く現状が美化される訳でもなく、面白おかしく描かれる訳でもなく、「淡々と」綴られる…これぞエッセイ漫画といった内容。
話数も少なく、購入しやすい作品だと思います。オススメ。
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