5.0
ハリちゃんが可愛い
坂本さん始め悪人が出てこないので、安心して読めます。
現実にいるかもしれないと思わせてくれます。
特に大家さんがしっかり者かつ乙女な趣味の持ち主で素敵な人です。女性として憧れてしまいます(笑)。
優しい坂本さんに春が訪れないかなぁ。坂本さんならいいお父さんになれます。
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坂本さん始め悪人が出てこないので、安心して読めます。
現実にいるかもしれないと思わせてくれます。
特に大家さんがしっかり者かつ乙女な趣味の持ち主で素敵な人です。女性として憧れてしまいます(笑)。
優しい坂本さんに春が訪れないかなぁ。坂本さんならいいお父さんになれます。
主人公の美世ちゃんが健気でいじらしくて可愛いです。
美世ちゃんは家族から虐げられたが故に家事能力が高いのですが、そんな真面目な性格に好感が持てます。
シンデレラや落窪物語と、主人公が虐げられても、やがて幸せをつかむストーリーは昔からありますがやっぱりいいなあ(笑)。
一時期頻繁に広告に現れて、試しに読んで後悔しました。
嫌な女が主人公ていうのが流行っているのでしょうか?
人には嫌な面もあれば情け深い面もあります。そこが人の複雑さです。
この作品には読者が嫌な女を躊躇なく嫌わせる、あるいは叩かせる鬱憤晴らしの装置のような冷たさを感じました。
精神疾患は早目に受診した方が、本人のみならず家族ひいてはご近所のためであるというのがよく分かる内容だと思いました。
ただ、家族はというか親は社会に対する恥ずかしさなどからなのか受診させたがらないケースが多々あるんですね…。
母と娘の壊れた生活の母親は私からしたら不甲斐ないと思いました。
発達障害や元風俗、変わったご家族とのエピソードなど、色んな面を持つ沖田先生の代表作です。
人の純なところを信じて生きていく事の大切さを高邁にならずに、目線を合わせるように教えてくれます。
沖田先生の本質はこの作品だと勝手に思っております。
少年アシベから知ったのですが、実は人間ドラマを描いたら右に出る人はいないんじゃないかと尊敬しています。
情に通じているが情に溺れないという言葉を聞いた事がありますが、ラストにその言葉を思い出しました。
ほろ苦いけど温かなラストが好きです。
大阪の市井の人々が出るオムニバス作品です。
作者さんの温かでありながらクールな眼差しが本当に素晴らしいです。
大阪踊りの女の子とお母さんが優しくて癒やしのような存在です。もし神様を形にしたらこんな人達やないかなぁ。
ネタが尽きないなぁと感心するほど、ダメ男がよく出てきます。エロがないとこもいいです。
心を込めて一針一針縫うものには不思議な力が宿るはず、という考え方が作品の一本の筋なのだと感じました。
亡父が職人だったので、懐かしい思いで読みました。父も入ったばかりの時はきっと辛い思いもしたんだろうなぁ。
爽やかな読後感でした。
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