5.0
涙なしには読めない。
感情を無くさなければ耐えられないほどの仕打ちを強いられてきた美世が、不器用な清霞の拙い優しさに触れていくたび、少しずつ喜びや人に頼ることを知っていく。小さな幸せをこれ以上ない幸福だと一つ一つ噛み締め、涙する姿が、愛しすぎて苦しくて泣きながら一気読みしてしまいました。正直、清霞は綺麗すぎてヒーローとして好みではありませんが中身はドストライクです(笑)。鈍いツンデレがデレゾーンに入ったらそらもう甘やかし尽くしてくれることでしょうはいごちそうさまです。美しくなった美世が過去のトラウマを乗り越えて、清霞が異能で義母親子をガツンとこらしめてくれるのを心待ちにしております。
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