レイコさんさんの投稿一覧

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作品レビュー
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話コメント
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1 - 10件目/全19件

  1. 評価:5.000 5.0

    殿堂入りの漫画

    懐かしすぎる!
    小学生の頃りぼんで連載されていて、全巻持っていました。
    耽美な世界感、サスペンスあり、ホラーあり、アドベンチャーあり、時々恋愛ありでサイコーです。
    時々登場するメンバーのご家族の方々も魅力的です。

    個人的に好きなエピソードは、
    修学旅行でヨーロッパ行ってゴタゴタに巻き込まれる話、夏休みに瀬戸内海の島で網元さんにお世話になる話、ヘリスキーで可憐が遭難しかけてから始まる祟りの話、百合子さんとスイスのスパ行く話なんかも好きです。

    有閑倶楽部は、エピソードによっては行ったことの無い場所に連れて行ってもらったり、経験したことの無い冒険をさせてもらうドキドキ感があります。

    いつのまにか私は彼らより年をとってしまいましたが、古くなっても古くならない、永遠の高校3年生にこれからもついていきます!

    • 92
  2. 評価:5.000 5.0

    悲しく切なく美しい

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    まず、ふし遊を先に読んでからこちらの玄武・・・を読むことをオススメします。
    玄武の結末はふし遊で触れられているため、最後が美朱と鬼宿のようにはならないことをわかっていて読む・・・もう、なんで最後に泣くことをわかっていながら読まなきゃいけないのか・・・でもやっぱりぐいぐい引き込まれてやめられないですね。
    ふし遊同様、今回も容赦無くまさかあの人が⁈という悲しい別れがあります。
    とにかく女宿が見ていて痛々しすぎる・・・最後に彼は前向きに生きて、多喜子や七星士達との約束を果たして生き延びますが、それにしたって、今回女宿ほど大切な人を喪っている人はいないでしょう。
    更に独りで多喜子を思いながら100年て・・・切なくてもう泣かずにはいられない。
    ふし遊も第一部の終わりで号泣でしたが、玄武の結末での号泣とは涙のワケも質も違います。
    ふし遊があってこその玄武ではありますが、ふし遊よりも玄武の方が話はじっくり作り込まれている気がします。
    ふし遊は朱雀と青龍同時に巫女が現れたばかりに青龍側の扱いが敵キャラなのですが、玄武は純粋に七星士それぞれの過去や性格を味わうことができるし、読後感がふし遊に比べてずっしりときます。
    ふし遊は私の中では殿堂入りですが、玄武の方が好きです。
    2018年4月からいよいよ白虎仙記のコミックが発売されました。
    鈴乃は生還するわけですが、こちらもまた期待せずにはいられませんね。
    早く読みたいです。

    • 35
  3. 評価:5.000 5.0

    ハマりまくった思い出

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    懐かしい!
    10代の頃ハマり過ぎた逸品。
    渡瀬先生の作品は、シリアスとギャグがいいテンポて混ざっていて、非常に読みやすいです。
    背景が真っ白になりがちな少女マンガの中ではかなり丁寧に描き込まれる画風、また、女の子は棒のような体型が目立つ少女マンガ界ではかなり丸みがあり、肉付きも良くて筋肉などもマッチョ系からスキニーまで描きわけられています。渡瀬先生がおっしゃってるように、格闘シーンも女性の割にはかなり力を入れて描かれており、なかなかの迫力です。
    ストーリーは鬼宿の登場の仕方からしてザ少女マンガ〜な感じなのですが、ストーリーは容赦なく次々と苦難と試練の連続、まさかこの人が⁈と何度泣いたことか・・・
    最後のシーン、「美朱、我愛你」の場面では自分のことのように号泣でした。
    が、正直、そこで話は終わりにしておいて欲しかった・・・このサイトではまだですが、コミックではその後の話がありました。
    そこまでリリースされるなら、私はその手前までで購入を止めるのをオススメします。

    • 35
  4. 評価:5.000 5.0

    着目点と発想が強烈

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    なんというか、日本だから許される題材、そして宗教に束縛され過ぎていない日本人だからこそ、こんなことを思いつくことができるんだろうな、と思いました。
    ブッダとイエスの下界でのバカンスについて詳しくは他の方のレビューに譲るとして、私が気に入った点についてレビューします。

    まず、住宅が普通の木造アパートであること、決してハイソでもオシャレでもない町に住んでいることからしてまず和みます。
    そしていつもカツカツな経済状態・・・笑

    他の宗教宗派のお祭りにも興味があってひっそりと参加したり・・・世の中宗教が元で争いが絶えないですが、当の本人(崇拝対象)達は和やかに朗らかに笑って助け合っているんだなぁと神々の包容力を感じます。

    海外でもファンの多いこの作品ですが、凄いなぁ、と感じるのは、この作者さんは決してどちらの宗教も踏み込んではいけない領域には踏み込んでいないという点。
    読んでいるこちらがほっこりする、笑える、楽しい気持ちと時間をイエスとブッダから与えられているのだ、とさえ思えます。

    • 29
  5. 評価:5.000 5.0

    カッコイイ

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    子供の頃コミック持っていました。

    無愛想でしっかり者の菜乃と絵に描いたような美少女の親友。菜乃はそんなつもりはないのに叔母で女優、遥子の芸能活動のために自身も芸能界に入るハメに。
    それが親友の女優になる夢を邪魔することになり、友情にヒビ。
    さらにひょんなことから仲良くなった大人気アイドルの晴臣まで取り合うことに・・・
    ついでに自分の出生の秘密まで絡まって色々大変。
    晴臣、歳の割にしっかりしていて、チャラいだけかと思っていたら実はきちんと目標もあり、なかなかカッコイイ男です。
    が、私は大人な魅力のあるヒロくんがいいですね。

    劇中劇の戦中戦後の中国を舞台にしているあのストーリーだけでスピンオフ的に一本作品を描いて欲しいです。

    • 9
  6. 評価:5.000 5.0

    山崎豊子さんの戦争三部作の一つです。
    この作品の前に書かれた「二つの祖国」「不毛地帯」も名作ですが、この「大地の子」は戦後中国の歴史を知ることにもなり、また中国という広大な国の空気、人々の懐の深さを知ることのできる良作です。
    原作もドラマのDVDも持っています。
    山崎豊子さんが当時の国家主席から、取材に際して言われたことが1つ。「中国を美化する必要はない、ありのままの姿で書くように。」
    そして出来上がった作品は当時の中国政府全面協力の下NHKによって日中合作でドラマ化された大作です。
    私は当時学生で、中国関連の授業の教授が中国人に大地の子の感想を聞いたら「中国人はあんな酷いことしていない」、実際の残留孤児に感想を聞いたら「あんなものじゃない、もっと過酷だつた」と口を揃えて言っていたそうです。
    私が子どもの頃は一年に一度くらいのペースで残留孤児の方々が肉親を探しに日本に来ていました。NHKのニュースで毎日のように名前や出身地、推定年齢や手がかりになる物や顔などを一覧にしてアナウンサーが読み上げていました。
    みんな人民服を着ていて中国語しか話せないけど記憶がしっかりあり、両親の名前までわかる人もいれば、自分の名前もわからない、ただ日本人らしいと聞かされて育った人もいました。
    残留孤児が中国人養父母に育てられ、引き取り手によっては一心のように深い愛情をかけられた人もいたし、一心の妹「あつこ」のような人もたくさんいたでしょうし、自分が日本人であることすら知らずに中国で大人になって亡くなった方もいたでしょう。
    そんな方々の姿に想いを重ねながら読んで欲しい作品です。

    • 4
  7. 評価:5.000 5.0

    柔道わからなくても超面白い!

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    高校生の頃ハマッていました。
    はじめの頃、正直絵はあまりお上手ではありませんが、頑張って読んでいるとどんどん上手くなっていき、作者さんの成長も感じられます。
    柔道が全くわからなくても、海老塚さんや顧問のりゅうこ先生など、柔道全然な登場人物がその都度いいタイミングで質問してくれたり、解説が入ります。
    読者が慣れてくるまで基本的なルールや技については都度解説してくれるので、読み始めの頃はその辺丁寧に読むことをオススメします。
    この作品はキャラクターがとにかく魅力的です。
    シリアスな場面とギャグの折り込み方が秀逸で、絡み合いがとにかく面白いです。
    地方の公立高の柔道部を創部するところから始まりますが、同じ柔道マンガの金字塔、浦沢直樹先生のYAWARA!に比べると、あちらは浦沢直樹先生も後におっしゃっていた通り、「とにかく売れる要素ぜんぶ詰めた」作品で、柔道、青春という点に関して内容はこちらの方が丁寧な気がします。
    高校生生活、こんなんだったら楽しいだろうなぁ、というスポ根だけど学校生活もちゃんと学園祭や修学旅行、期末試験、恋愛などがありとてもリアルでとにかく面白いです。
    とにかく大好きなマンガです。
    試合のシーンもスピーディで迫力があります。
    これを読むと、おそらく東京オリンピックの柔道が少し面白く感じられるかもしれませんよ。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    なんならベルばらよりも好きかも知れない

    ベルばら時代よりも画力が上がり、そして作者自身が「私が描く最後の少女マンガ」と位置づけた作品です。
    ベルばらよりも時代考証がしっかりしており、完全オリジナルのメインキャラそれぞれの上にのし掛かる過酷な運命。
    ささやかな幸せを求めて必死で足掻いて運命に立ち向かう姿に随所で涙が出ます。
    オスカルに比べてユリウスはただ周りに流されているだけで好きじゃないという方もいらっしゃるのですがそれがより彼女の存在をリアルにしているように感じます

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    嗜み+スポ根+青春

    もともと古典は好きで、百人一首も中学生の時に覚えました。
    が、競技かるたはただ百人一首をしているだけだと思っていたので、こんなに体育会系の熱い闘いが繰り広げられていたとは知りませんでした。

    競技かるたについては他の方がコメントされていると思いますので、マンガ好き目線でレビューします。

    まず、とにかく作品として、とても丁寧に作り込まれています。
    人物はもちろん、背景、動き、細部にまでこだわって描かれていると感じます。

    メインメンバー以外の扱いが雑な作者さんもいますが、この「ちはやふる」は全てのキャラの生い立ちや性格、家族構成までしっかりと設定がありそうに感じます。
    最初は敵キャラに感じたはずのキャラが、しばらくするとどういう背景でそうなのか、が明かされて身近に感じたり、いつの間にか好きなキャラになります。人に歴史あり、とでもいいましょうか。
    相手校の顧問の先生までがかなり掘り下げられてくるので、とにかく登場人物全てが魅力的です。

    時々、自分が所属するならどの高校かな?と考えて、富士崎面白そう、北央は怖いから無いな、などなど、対戦相手の学校も好きな自分に気づきます。

    キャラ設定、舞台設定、ストーリー展開と文句なしですが、個人的には作者さんの抜群のネーミングセンスが眩しい限りです。

    メガネくん、くらいならまぁありがちですが、まつげくん、ヒョロくん、肉まんくん、机くん、エロムに至ってはいかにも高校生な発想で一人で大笑いしました。

    ところどころに大江さん親子が散りばめる日本文化のうんちくも素晴らしく、色々勉強になります。

    中学生以来、ン十年ぶりに百人一首がやりたくなり、早速買ってしまいました。

    このマンガは、ストーリーが甘すぎないので男性でも楽しめると思います。巷では大人気で、ここ数年、「ちはやふる」の影響て小中学生のかるた人口が増えているとか。
    映画化も納得の作品です。
    読んで損なし。

    ただ一点、この作品はコミックで読むべきと痛感しています。ダイナミックなコマ割りや対戦の迫力などが、電子コミックではどうしても満喫できません。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    昔ドハマり

    昔ドハマりしまくった思い出の作品です。
    レビューは本気で書いたら1,000文字では足らないからサラッと書きます。
    1人の少女にここまで過酷な運命を背負わせるのか・・・そしてそれを耐え抜き、生き抜き、見事に立ち向かって新しい日本を作っていくことになる、その成長を見守る中でたくさんの出会いと別れがあり、敵も単なる敵ではなくそれぞれの視点から見たらそれもまた不幸で・・・
    長い話ですが、ムダに長いわけではない、最後まで読む価値あるマンガです。

    • 1
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