4.0
雲雀がいじらしい。
まだ幼い雲雀があまりに重いものを抱えて、それでも自分でなんとかしようとする姿に、胸が締め付けられました。そんなに1人で頑張らなくていいんだよ、と言いたくなります。周りの大人達がそれぞれの生活を送りつつも、何かあれば助け合うという、この時代の優しさがいいなぁと思います。お父さんとの関係で、雲雀が愛情を得ようとどんなに頑張って、寂しい思いをしてきたかを考えると泣けてきます。そのためちょっと素直じゃない、雲雀の愛情表現に、ちゃんと気付いてくれる先生の優しさが好きです。人の情にふれたい方は、ぜひ読んでみて下さい。
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