5.0
少年の心の世界
一人の少年が自分の心の世界を表現する手段を得て、広い世界に出ていくお話です。
登場人物に悪意のある人は出てきませんが
、少年がピアノを表現の手段として世界を確立していく過程で、天才と凡人がハッキリわかれていく。
芸術は美しいものですが
ある意味とても残酷なところもあります。
努力型の天才は
天衣無縫の天才にはかなわない。
が天衣無縫の天才少年ピアニスト
、海は天衣無縫のピアノで
人の心を自然に救っていく。
なんか
人の心の素晴らしさ、と芸術の素晴らしさを感じさせてくれるお話でした。
読後は心がほのぼのして、芸術は
人に生きる力を与えてくれるものと再認識しました。
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