4.0
狭間に落ち込んで
娘の同級生、しかも現役女子高生との男女関係。
世間的には、分別のつかない婦女子を良い大人が、劣情に負けて、怪しまれる状況に陥って、巻き込まれているように読める。
が、男の心情としては、真剣に恋愛として彼女を大切にしたい思いがある。
良識と本音、その狭間で揺れる男の気持ち。
もがいてるが、世間と自身の気持ちの狭間に落ち込んで、どちらに対する正解にもならない。
このストーリーの中で、二人は少なくとも2回は肉体関係を持ったと思われる場面があるが、それは直接的には描いていない。
読み手には、もどかしさだけが伝わる。
それを楽しめれば、受け入れられる物語であり、ファンタジーかもしれない。
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