モリ子さんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 9件目/全9件

  1. 評価:5.000 5.0

    もんでんあきこロス!

    がっつり課金で完読。ナギの幸せ、嵐の幸せ、それぞれの幸せをお腹いっぱいに味わい満足…なのにもうロスが!
    『ナギと嵐』ロスではなくて、もんでんあきこ先生ロス。早く、早く、先生の次の作品を読まねば…もんでんあきこ先生の世界に早く浸かりたい!という心の渇きが止まらない。

    (作品の感想)
    悪霊にさえ身体を蝕まれなかったら普通に可愛いナギちゃんはもっと幸せな少女時代をおくれたはず。お父さんもお母さんもあのタネで人生を狂わされてしまった不幸な一族の物語、からの壮大なストーリー。

    題材が悪霊や天使とか、巷に溢れるアトラクション的な若者の創作物のようでいて、伏線回収の脚本力、キャラ造形、心理描写、風景の確固たるデッサン、コマ割りの妙…あらゆる技術が完璧なので、フィクションとリアルの狭間で大人読者も大いに納得させられ虜になっていく。これが、もんでんあきこワールド。

    全てのカタがつき嵐が夕の元に帰ろうとしたその時、一台の暴走車。ああ、重箱の隅をつつきまくる私が最後に気になってた“寿命問題”フラグ。
    はぁ…ラストはやはり切なく終わるほうが後引くよね…と胸キューとなっていたら、夕の元カレに助けられるとか!
    そう、夕の元カレ善人説にもちと引っかかってたんだわ。やられた! やっぱりもってかれた! くー、どこまで拾いきるのか! 先生、私もうメロメロです♡

    先生のエロ部門の秀逸さも知る身としては、嵐と夕の大輪打ち上げ花火の詳細も知りたいところ…さぞや…じゅる。(注:ただし、ナギちゃん哲っちゃんのところはそっとしておく)

    • 60
  2. 評価:3.000 3.0

    一気読みはツライ。

    この作品、長編で一気読みはツライです。と言うか、飽きる。ネタの引き出しが少ないので、二人の関係性を軸に展開されるエピソードが似たようなハプニングで飽きます。でも主人公の二人のキャラが魅力的なのでどうにかラストまでは読みたい気持ちはあるんです。なので小休止しながら少しずつ読んでます。今回は久しぶりに数話購入。朝比奈さんが結婚の真相とやらを聞きかじって千和を問い詰め、挙句の果てに彼女を庇って交通事故?、の86話を読んだところで飽きました。。こういった突然のブッコミ展開が飽きるんです。地味でももっともっとサブキャラに至るまで人間らしい大人の複雑な心理描写が欲しい。ハプニング+キャラのリアクションが中心で長く読み進めることに飽きが来ます。特に心の機微に鋭い経験豊富であろう作家さんの奥深い人間ドラマを描いた作品を読んだあとにコレを読むとツライ。また小休止後に二人に会いに戻ってきます!

    • 34
  3. 評価:5.000 5.0

    リアルな心情。

    日常から垣間離れて冒険できるタイプの作品ではないかもしれません。これといって大きな展開もありません。ただただ、31歳未婚の焦りや、超奥手な思考回路と心理描写が延々と続きます。なのでヒロインの楓香に共感できない人は若干イラつくかもしれません。丁寧な描写力で登場人物の心情が紡がれていくので読み進むにつれ心地良くなります。私も最初は楓香のマイナス思考に少々イラッと来てましたが、段々と自然に彼女を応援したい気持ちに変わっていきました。娘が幸せならそれで母も幸せ、結婚しようがしまいがね。お母さんの言葉で楓香の心がやっと開放され成長します。穏やかなエンディングにほっこりしました。お似合いの二人です! きっと今後も何度か読み直す作品だと思います。

    • 19
  4. 評価:5.000 5.0

    これがリアルでいい!

    少しずつ購入してやっと読み終えたところです。気が付いたら感動して静かな涙が落ちてました。

    気弱で相手に乗っかるコーヘーをギャフンと言わせるためにはイケメンで優しい石田さんとあっちゃんがハッピーエンドになればいいんだろうし、高野さんと夫婦になれば生まれてくる子にとっては幸せだろうし。

    でも読者の願望を裏切る展開があってこその漫画ですよ。だから一番遠かったようなともよと木本くんとがなし崩しにくっついちゃうのも面白いです。これがリアルな人生だなあと感慨深いわけです。

    カップルがいて両思いになって誘惑があって喧嘩になって元サヤ…あとはラブラブを擬似的に楽しんでスッキリ終わる、なストーリーは他にたっくさんあるので、たまにはこういうどこか欠けた人間同士が右往左往するリアルなドラマも読みたくなるんですよ。

    ヒロインが優しいデキたイケメンと恋愛する漫画しか無かったら、そういう理想の男でないと恋愛できない子が増えるかも。
    弱い部分を補い合って関係を作っていくという、この作品のように静かな幸福を構築できる人間が増えて欲しいよ。

    何かあると深読みせず上っ面の情報だけですぐにネット等で他人を攻撃する人間が多い今の社会に必要なのは、どんな失敗をした人間同士でも温かく繋がろうとする寛容で強い心だと思います。

    読後の私の涙は、抗いながら精一杯に生きてるか弱き人間たちに対しての作者さまの大きな愛を感じたのと、今のこのどうしようもない拝金主義に凝り固まり弱者を蹴落とす日本社会の現状を悲しく思ったからです。

    久々にリアルを突き付けられて感動の涙を流してしまいました。普段は現実逃避で漫画を読んでるくせに(笑)

    • 9
  5. 評価:5.000 5.0

    三歩くんの人間性に感涙!

    「毎日無料掲載」で11話まで読んだところです。山岳救助という職業漫画ですが、山の厳しさもさることながら、主人公三歩くんの人間の温かさというものに感動しないではいられません。

    11話のラスト、背負った救助中の方にずーっと話しかけているシーン。200Mも滑落しあんな状態の人間が助かる見込みがないこと、それを三歩くんも的確に把握していることを十分に描いておきながらの声掛けシーン。もう泣けてきて泣けてきて。

    11話は正規の隊員の別件救助もあり、そちらは遺族に詰られたりするわけですが、読書としては一瞬「趣味で山登りをしたあなたの身内を隊員は危険の中で大怪我までしながら連れ帰ってくれたのに」と、ややもすれば自己責任論が脳裏に浮かんでしまいます。実際の事故でも(特に禁止されている場所に行く人たちの事故遭難)TVを見ながら思うことがあります。

    でも、そのニュースの裏には大勢の救助隊の皆さんの仕事があって。その方たちが万が一にも要救助者を現場で責めるような声掛けをしていたら…人間は亡くなっても聴力はしばらく残るというのを聞いたことがあります。

    三歩くんの背中でとうとう息絶えてしまった登山者。生きた人間から肉塊へ。しばしの間。そして、穏やかに声掛けします。「本当によく頑張ったね。オレは島崎三歩。山を登りにきたあなたのことを忘れないよ。約束する」

    残された家族を思い自分を責めているであろう登山者の最期に聞く声がこうであって欲しいと願わずにはいられません。この登山者の方は本当に幸せでしたね。無念の思いのまま亡くなりただの肉塊としてヘリにぶら下げられた登山者との対比もお見事。

    • 0
  6. 評価:2.000 2.0

    興味が失せました。

    実際にあった数々の〝変な家〟を入念なリサーチをした上での作品と勘違い。窓のない子ども部屋=幼児監◯事件か?!と私はミスリードされたけど、この先、実はこういうほのぼのエピソードの上にリフォームされていた部屋だった、とかいった逆転のオチがあるものだとばかり。そんな短編が詰まった謎の〝変な家〟シリーズの作品だと。レビューでそうではないのが分かり、とても残念。絵柄は不穏な作風に合ってると思いました。

    • 2
  7. 評価:4.000 4.0

    引き込まれます!

    期間限定無料で34話まで読みました。無料でなかったら多分1話〜2話でリタイアしてたと思いますが、20話近くまで読めばこの物語に引き込まれると思うので、この期間限定無料という手法はこの作品においては成功していると思います。読み始めは主人公の性格があまり好ましく感じなかったけれど、ストーリーが進むにつれて主役らしく頼もしい人物になっていきます。数話のみでは良さがわからないかもしれません。34話は主人公がジャングルで化物に食べられたのか⁉という際どいシーンで終わっています。絶妙なとこで有料に誘導される!やられた!アビスの正体や主人公の秘密が気になる〜!すぐには課金できないのでとりあえずキープ登録ポチッとな。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    久々に魂持ってかれた!

    12話無料分を一気に読みました。外出中に用事が終わって車に戻るたびにちまちま読みました。自宅まで待てず(笑)田中さん素敵過ぎる!そしてあかりちゃんの毒舌ぶりと表情がもう秀逸で笑ってしまう。あかりちゃんがブラックホール女子を使ってこれからおバカ男の笙野をギャフンと言わすのですね!もう楽しみでしかない!チャージが待てぬよ…

    • 0
  9. 評価:2.000 2.0

    アイディアは面白いけども。

    書店で平積みしている場所に大好評だとのポップが立ってるのを見て興味が湧き、ここで試し読みしてみましたが…ん? 私が思っていたのとは違いました。

    最近の若い人が表情が乏しくて、そこを能面と揶揄した深い作品なのかと思いきや、本当に能面を付けている「だけ」の展開に驚きました(笑)

    この先、彼女の深い秘密が暴かれるのかもしれないけど、これだけインパクトのある登場にもかかわらず初見のクラスメートや教員たちの反応の描写が一般常識から外れて軽いというか。

    そもそも受験面接をあれでクリアしてるなら、少なくとも学校側には事情をくみ取ってもらってるわけであろうから教員たちのあの反応はちと変(てか筆記でカンニング疑惑あるぞ)。

    作者さんが若い人なのかな。同じ若い感性の読者なら細かな疑問はスルーして能面というシチュエーションだけで楽しめるのかもしれません。

    普段の読み物が人間の奥底の機微をえぐり取るような青年誌とかの作品が多いリアル思考の大人読者たちにはナンジャコレかもしれません。。

    • 0
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