4.0
弱そうに見えて強い女性
大正時代が、どんな時代だったのか、ぼんやりとしか分からない。
男尊女卑で、家が大切で、まだ華族がいた時代。
実業家みたいな一代で成り上がった人は、成金として好かれていなかったイメージ。
女性が男性に意見する事なんてご法度。
親が決めた相手とお見合い結婚をし、子どもを作り跡取りを産めないと離縁されても仕方がない、時代。
書いているだけでムカつくを通り過ぎ、呆れてしまうような時代。
こんな時代に産まれなくて良かった〜と思う反面、ノスタルジックな時代を生きてみたかったと、思ってしまう天邪鬼な思いが出てきた。
着物だったり、腕の部分がふんわりしたレトロな洋装も素敵だなと思ってしまう。
頭の中だけで回想する位が丁度良い。
こんな時代に生きた女性が強く逞しく、最愛の人に出会い愛されるというのは、とても希望のもてる話だと思う。
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