5.0
学校
どの学校にも幼稚園から大学まで、
必ずあるお化けや不思議なものが詰まっている空間があり、それが伝統のように語り継がれていく。
真偽はさておいて、犬木ワールドには、その空間と記憶を繋ぐ扉があるように感じる。
怖い場所はより怖く。
恐ろしい存在はより恐ろしく。
リアルとフィクションを絶妙な加減で織りまぜ、異次元へ誘い、読者の手にその扉の鍵を渡す。
つまりは面白いけど怖い。怖いけれど面白いという事です。
- 1
レビュアーランキング 1902位 ?
5 | 22件 | |
---|---|---|
4 | 23件 | |
3 | 23件 | |
2 | 30件 | |
1 | 24件 |
1 - 10件目/全14件
どの学校にも幼稚園から大学まで、
必ずあるお化けや不思議なものが詰まっている空間があり、それが伝統のように語り継がれていく。
真偽はさておいて、犬木ワールドには、その空間と記憶を繋ぐ扉があるように感じる。
怖い場所はより怖く。
恐ろしい存在はより恐ろしく。
リアルとフィクションを絶妙な加減で織りまぜ、異次元へ誘い、読者の手にその扉の鍵を渡す。
つまりは面白いけど怖い。怖いけれど面白いという事です。
転んだ事に気付かないまま、まっすぐ大人になって、パパになってしまった気持ち。
泣いている自分の子供の気持ちを必死で理解しようとするパパ。
夫を理解しようと努力する妻。
妻にとって良い恋人、夫でありたいと思うパパ。
そんな夫婦に育てられる赤ちゃん。
ゆっくりゆっくり家族の在り方を考えるキャラクターに、生きる意味や、自分がそこに在る意味を見つけるヒントが在る。
そんな作品。
決して派手なアクションも無いし、
あるがままの家族の姿を淡々と描いた名作。
久しぶりに読み応えのある漫画に出会えて嬉しい。
この作品、もうそのカテゴリーに入ってしまうんですね。
でも、今読んでも全く懐かしのではなく、色褪せず面白い。
ゆりが綺麗になっていく速度はゆっくりだけれど、確実に心の成長を伴って育っていく。
花屋敷家の姉兄弟、そしてばあや。
複雑な人間関係がより合わされて絆を結んでいく。
母親のかたくなな心も、ほどけていく。
何十年でも読み継がれて欲しい、家族、恋、情。
この作品を読んだ後は、凪いだ海のように綺麗なものだけが残る景色を見ているような気持ちになる。
いつも圧倒されます。
吉村ワールドのヒロイン達に。
美しくて美しい。
醜くて醜い。
しなやかで、したたかで、逞しい。
セリフのひとつひとつが生きている。
空気を感じる景色。
この作家より美しい景色が描ける作家を私はまだ知らない。
ヒロイン達が生き生きと呼吸する画面に引き込まれる。
コマとコマの間に流れる時間さえ感じる。
まだ途中ですが、どんどん面白くなる。私が好きな数少ない漫画家の1人です。ヒロイン達!がんばれ!
この作品は、この後から流行する漫画の種となった作品。
覚えています。本当に当時はあまりにも斬新な男女の関係。
この作品の数年後から、似たような漫画が異様に大量生産されて…。
丁度、この年齢の女性が大人になるってどういう事なんだろう?恋愛ってめんどくさい。でも一緒にいたい。幸せってなんだろう?
という漠然としたもやもやの迷路で自分の立っている場所に色んな葛藤が散らばっていて、ぐるぐるしてしまう。
菊ちゃんが嫌いっていう人もいるだろうけど、この漫画が連載されはじめた当時は夢中になって読んだし、
菊ちゃんに憧れていた。
懐かしいな。今読んでも凄く面白い。
あのたたりちゃんかまさかのお母さん!
最初は本当にびっくりした!
でもやっぱりたたりちゃんはたたりちゃんなんだなぁ。
子供までいるとは…。
まだ読み始めたばかりで途中なんですが、少女のたたりちゃんとの違いも楽しみながら続きを読み進めたい。
もったいないのは、コミックスと違って、電子書籍には自分のタイミングでの調節ができない事。
どうしても電子書籍だと、数話戻る事や、印象的なページなんかもタイミングが自分に合わない。
小説ではあまり気にならないのだけど、漫画は読みづらい。
紙媒体のようにもう少し調整可能になるといいなと思う。
なんとも不思議な話し。
まだ途中までしか読んでいないが、
非常識と現実と創作の絡み具合が絶妙です。
途中なので、どうやってこの2人が出会い、愛し合うことになったのか。怨霊の彼女が怖くて可愛い。
あと、三角巾にもお洒落には手を抜かない!
細かいところまできちんと描かれていて、テンポも良く、じつに面白い漫画。
やっぱり面白い!
キャラクターそれぞれの細かい設定や、シリアスなシーンに空気のように入ってくるギャグ要素。
もともとファンタジー系や、オリジナルすぎる世界観の漫画は苦手な方なんだけど、力技で引き摺り込まれてしまう。
ただ、わりと主要な登場人物がさらりと消えたりしちゃうので、そこは残念。
この作者さんは、綺麗なもの、醜いものを隠さず描く。
生の人間の心を描かせたら、右に出るもの無しだと思う。
昔、リアルタイムで読んでいた頃も最後は涙が止まらず。
今読んでも、名作はやはり名作。
ちゃんとハッピーエンドに落ち着くところも読んで良かったと思える。
何度でも読みたい。
この作家さんは、心の機微を描くのがうまい。
面白い。
シリアスなのに、あまり気負わずに読める。
この作家さんはコメディも難なくテンポを自由自在に扱えているので
作品で外れた事がない。
絵に少しクセがあるけれど、読み始めたら気にならなくなる人はかなりいると思う。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています