ゆきぷりんさんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 10件目/全70件

  1. 評価:5.000 5.0

    コタローのキャラが秀逸

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    例えば「よつばと!」「うさぎドロップ」なんかも社会的にみれば、本当の親じゃない男性と児童が暮らす物語。
    この作品は一緒に暮らす大人はいない4歳児が主人公だけど、同じアパートの住人たちが何かとおせっかいを焼いてくれる。

    4歳児がひとり暮らしで料理も得意、基本的になんでも一人で出来るなんてまずありえないんだけど
    時々描かれるコタローの過去が、コタローの言葉づかいが「とのさま」で、妙に老成していて、ひとり暮らしせざるを得ない事情に少しだけリアリティを与えてる。
    またコタローが時々子供らしい反応を見せるのもかわいい。
    周囲の大人も幼稚園の友達も、孤独なコタローに優しくて読んでてほっこり、どんどん続きを読みたくなる。

    作者さんの身近に小さい子どもがいたり、児童養護施設が身近な存在なんだろうか。
    養護施設で働いていたとかなのかなぁ。
    施設の児童の心の機敏や問題ある親の描き方が分かりやすく
    「こんな状態なら、優しい他人に囲まれて暮らした方がいいよなぁ」と
    「4歳児ひとり暮らし」というあり得ない設定を私に納得させている。

    • 258
  2. 評価:5.000 5.0

    史実が最大のネタバレ

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    初めて読んだ時は「ヒッタイトに続いて、中東の歴史物かぁ。オスマン帝国なんてあまり馴染みのない題材をよく調べてあるなあ」なんて思い、ヒュッレムがオリジナルの人物なのだと思っていました。
    ロシアの田舎村からさらわれてきた娘が皇帝の第二夫人なんて出来すぎてると思ってたので。
    「天は紅い河」のヒッタイトほどの古代なら「ユーリ」という女性の出自も含めて不明なことが多いから、ユーリがタイムスリップした日本人でも「SFだから」で納得していた。
    けれどこの作品でオスマン帝国に少し興味を持って調べてみたら、ヒュッレムもイブラヒムもみんな実在の人物で、相関図もすべて史実通りと知り、びっくりしました。
    史実に作者オリジナルの肉付けをしたのがこの作品なんですね。
    ヒュッレムとイブラヒムが敵対することになる原因に恋愛要素を絡めて少女マンガ向けにするなんて本当にうまいと思います(なんか上からになってしまってすみません)
    このあと連載は史実のどこまで続くのか、作品内でどのように味付けされるのか、とても楽しみです。

    • 73
  3. 評価:5.000 5.0

    少しの毒とほんわか

    「コタローは一人暮らし」を配信分読み終えてしまったらオススメに出てきたのて読んでみました。
    さすが5歳児一人暮らしを許可する「アパートの清水」の大家さん、ただものではない!
    かなり毒もありつつ、読んでてほんわかします。そこはコタローも同じ。
    キャラクター作りが本当に上手いです。
    マイペースな接客にクレームも多そうですが(笑)、反比例してコアなファンも少なくなさそうなコンビニ。
    近所にあったら行ってしまいそう。
    それとコタローくんが通ってる幼稚園が確か「幼稚園の清水」。
    この二人、ほんとは資産家の地主なのでは?と想像が膨らむ今日この頃。
    他の作品をかなり絡めた感想ですみません~

    • 25
  4. 評価:5.000 5.0

    ハズレなし!

    8話完結です。
    篠原先生は最近、中東が舞台の作品が多く
    この作品もトルコがメイン。
    ストーリーもムダがなく、一気に読みきれます。
    篠原先生の作品は何作も読んでるので、キャラが出てきてすぐに
    「いい人そうに見えて悪人、嫌な人に見えていい人」というのが
    わかってしまうのですが、それでも読み進めてしまう面白さがあります。

    人気のあった作家さんでも、長年の間に漫画を描かなくなってしまったり
    作風をガラリと変えてしまうことも少なくありませんが
    初期から一貫してラブサスペンス(あるいはホラー)、絵柄もほとんど変わらないのはすごいと思います。

    • 15
  5. 評価:4.000 4.0

    主人公を応援したくなる

    歌舞伎町から六本木のキャバクラに移籍した主人公がここでも自分を貫いて活躍。
    歌舞伎町編では描かれなかった、キャバ嬢に本気になるお客さんのエピソードもあり、キャバ嬢と芸能界の関係を描いたストーリーを軸に、まさに今どきありそうな話になってます。
    番外編として本編主人公の涼子の母親がなぜ歌舞伎町で涼子を捨てることになったかのエピソードもあり。
    元々、涼子は歌舞伎町で母親に捨てられた、というかなりドラマチックなエピソードに繋げる為のストーリーだから仕方ないけど、捨てることになる理由もドラマチックだけど今いる夫と子供を捨ててまでやることか?とは思いました。

    • 9
  6. 評価:5.000 5.0

    原作は1983年刊行のSF小説です

    新井素子さんが大好きだったので、今大好きな沖田さんがコミカライズしてるなんて嬉しい!

    マンガにははスマホも出てきて、ハマってることを「沼」と表現したり、現代風にアレンジしてありますが、原作はLGBTなんて言葉もなかった時代の小説。「半陰陽」すらもSF的要素の一つでした。

    出だしはかなりアレンジされていて、最初は主人公の名前と半陰陽だったことくらいしかピンと来なかったけど
    「第13あかねマンション」のワードで、いろんなことをブワっと思い出しました!
    今は60歳を過ぎた原作の新井素子さんがまだ20歳くらいの「新井素子ワールド」全開の作品です。
    主人公が「第13あかねマンション」という、不思議なマンションに住むことで巻き起こるファンタジー。

    沖田さんは実体験をベースにしたマンガが多いから、混乱してる読者さんもいるようですが、完全なフィクションです。

    • 7
  7. 評価:5.000 5.0

    カラーページが掲載されてるぅ~!

    コミックスも6巻あたりから初版で所有していますが
    電子コミックはどんな感じだろうかと無料分だけ読んでみました。

    連載当時、自分はコミックス派で連載されていたガンガン本誌は読んでいませんでした。

    読んでみて分かったのですが、カラーページがしっかり再現されている!
    めちゃコミに限らずほとんどのマンガサイトがコミックス版を元に電子書籍化しているため
    雑誌掲載時はカラーだったページも閲覧時はモノクロ。
    サムネイルとして使われてる表紙が大判の保存版でない
    最初の少年マンガコミックスサイズの方の画像だったので、自分が持ってるコミックスと同じだろうと思いながら開きました。
    んが。開いてビックリ!
    冒頭1巻1ページ目、
    「持っていかれた…!」がなんとカラー!

    扉絵などはイラスト集にもなっているので見ることは出来ますが
    本編カラーページはもう保存版を購入しないと見れないものと思ってました。
    しかしコミックス持ってるのに、保存版まては置き場ないし…と思っていたのですが。
    まさかの電子書籍マンガサイトで見られるとは!
    全編買ってしまいそうで怖い!

    • 7
  8. 評価:5.000 5.0

    雨穴さんに課金!

    そのつもりで購入しました。
    オカルト系フリーライターで仮面YouTuberのファンなので、コミカライズがめちゃコミで読める!絵もキレイ!栗原さんはこんな感じかぁ!と楽しく読めました。

    レビューを見ると雨穴さんをご存じない方も多く、さまざまなレビューもなるほどと、うなづけることも多かったです。
    「昭和のアパート風の狭い和室で、ちょっと不気味な白い仮面に黒づくめの性別不明の人物が、ボイスチェンジャーのかわいい声でしゃべるホラー」という動画の演出も雨穴さんの大きな魅力の一つだと改めて感じました。
    マンガだとサラリと読めてしまうので、不気味さよりもツッコミの方が勝ってしまうかな、と。

    私から唯一ツッコミたいのは、電話機は原作準拠のダイヤル黒電話なのに、なんでノートパソコンなんだ!雨穴さんはでっかいブラウン管モニターのデスクトップでしょ!
    以上です。

    • 5
  9. 評価:5.000 5.0

    モジモジ男女が秀逸!

    コンドームを作る会社の営業部男子とコンドーム研究員女子のモジモジストーリー。
    ラジエーションハウスが面白かったのでこちらも読んでみました。
    ラジエーションハウスもそうですが、主軸になるお仕事について、すごく取材されてると思いますし、コンドームという身近で大切だけどあまり触れられることのないモノの開発も興味深いです。
    そしてこれもラジエーションハウスと同じく、恋愛不器用な男女のモジモジ感や妄想がとても面白くて親近感。
    モリタイシさんは「モジモジ系漫画の第一人者」と言っても過言ではない!w
    それに女の子がとても可愛くて良いです。

    • 5
  10. 評価:4.000 4.0

    読んでみたかった

    10年以上前から夏目友人帳をコミックス買いしているので、デビュー作として必ず名前の上がるこの作品を読んでみたいと思っていました。
    デビュー作から日常ファンタジーだったのですね。
    中学生が特殊能力で警察に協力って古くない?と思ったのですが、連載開始は1998年と20年以上前なのですね。
    90年代なら納得です。

    ハードな内容のはずなのに、描かれる線や世界がどことなく、ほわーんとしていて、
    なのに時々ゾクッとさせられる、それがとても魅力的。
    「あかく咲く声」とは、男の子の特殊能力と、その声+αに惹かれる女の子の恋心。
    すごく上手く掛けてると思います。

    まだ全部読み終えてませんが、これからポイントと相談しつつ読み進めたいと思います。

    • 4
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全70件

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