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作品レビュー
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1 - 10件目/全82件

  1. 評価:2.000 2.0

    これはしょうがない

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    主人公は牧師で、連続殺_人犯に息子を殺されて信仰を捨てる。
    色々あってその犯人の娘を養子に迎えることになるのだが、娘は「父親は犯人ではない」と訴える…というようなストーリー。

    牧師の主人公が聖人君子ではなく、生前の息子への接し方など、あくまで弱さや不完全さを持ち、後悔を抱えて生きている、という点はリアルでよかった。
    が、他はマジで何もない。

    重いタイトルが示すような、信仰を巡る葛藤というテーマは全く掘り下げられることなく、ミステリ的な部分はグダグダ、いやもうこれ、相当酷い。
    設定以外のストーリーが何も決まっていない状態で連載が始まってしまったのではないかとすら思った。
    もしかして本当にそうなのか?
    そんなことあんの?

    まず間違いなく打ち切りエンドだけど、これは正直、しょうがないな。
    まあ、ある意味、好きな作品が打ち切られるより、納得の打ち切りの方がずっとマシだ、とも言える。

    • 5
  2. 評価:2.000 2.0

    透けて見える大人の事情?

    ネタバレ レビューを表示する

    霊能力を見込まれて、「死者が通う学校」で教師(でありながら死者たちを成仏させる役割も担う)を務めることになった主人公の話。

    最初に、根拠も何もない陰謀論みたいなものを書いて申し訳ないが、評価が高すぎて、怪しい。
    あまり露骨なことを言うとレビューが消されるような気がするのでやめておくが、【完全独占配信】の謳い文句があって、何か、そういうことなんじゃないの?と勘ぐってしまうくらい、正直、酷かった。

    設定としては悪くないが、展開としては凡庸の一言に尽きる。
    そして、とにかく主人公のキャラが、もう訳がわからない。
    基本線は、愚直なまでに真摯に生徒に向き合う、というキャラなのだろうけれど、いきなり「死者の通う学校」に放り込まれて、校長の「あなたならできる」「あなたの真面目さがいい」とちょっとおだてられただけであっさりその気になっちゃう。
    大丈夫かこいつ。
    変な壺とか買わされるタイプなんじゃないの?と不安になる。
    まあ、百歩譲って順応性の高すぎる善良すぎる人物なのだろう、と思いきや、いじめの果てに殺された生徒の霊と話す中で、突然、復讐の鬼のような形相に変わり、「その恨みを晴らしましょうか。私たちで」などと言い出す。
    あれ?私は何の漫画を読んでたんだっけ?とマジでわからなくなった。
    続いて、誰に教わったわけでもないのに「死導」「狂育的指導」などというパワーワードを振りかざす。
    何なんだお前は。
    しまいには、いじめた生徒たちへの罰として、「生涯、霊の玩具になる」という終わらない悪夢を科す。
    ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムかお前は。

    私の評価と世間の評価が割れることなんかまあ、多々あるし、何の世界でも作品に対する評価というのはそういうものだということは重々承知しているが、いくら何でも、これはおかしい。
    うーん、やっぱり消されるか?このレビュー。

    • 34
  3. 評価:2.000 2.0

    支離滅裂

    こういう言い方は何だけど、ホラー作品というものに対して、通常の意味合いにおけるリアリティーとか整合性とか、それほど求めているわけではない。
    しかし、いくら何でもちょっと滅茶苦茶すぎやしないだろうか。
    作者には脈絡とか必然性とかいう概念がないのではないかと思うくらい、支離滅裂である。
    子どもの頃なら強引に楽しませられたと思うが、大人になってこれについてこいと言われると、正直、ちょっとしんどい。

    • 4
  4. 評価:2.000 2.0

    死神依存症

    両親に先立たれた主人公の少女か、「100人の魂を天国に送れば両親を生き返らせてやる」という死神みたいな男に出会うのだが…という話。

    設定倒れの典型というか、もう少し広げたり掘り下げたり出来なかったのか、というのが正直な感想であった。

    何よりネックなのが、主人公に肩入れしにくい。
    不幸な生い立ちであることには同情するが、怪しげな男に簡単に心を許し、かと思えば「あんたなんかただの殺_人鬼よ!」と啖呵を切った直後に、今度は男が去って行こうとすると背中から抱きつく。
    どんだけ情緒不安定なんだお前は。

    両親を生き返らせることと、自らの倫理観や罪悪感との葛藤、みたいなものをきちんと描くのではなく、孤独に対する漠然とした恐怖や、死神野郎への依存が主人公の行動原理になっているようにしか思えず、まるで応援する気になれなかった。

    • 6
  5. 評価:2.000 2.0

    よそでやれ

    話としては、ちょっとホラー好きな人なら誰でも知っている「コトリバコ」を元ネタにしたような感じで、特に惹かれるものはなかった。

    どうにも首を捻ったのは登場人物たちの造形で、こういう言い方は申し訳ないけれど、正直、気持ちが悪い。
    何を男同士でベタベタ&イチャイチャしてんの?
    私の感覚がおかしいのだろうか。

    私は性的なマイノリティーに対してそれほど偏見を持っていないと思うが、そういう問題ではなく、何となく美形な男子たちをイチャイチャさせてある種の読者層に訴えかけようとする魂胆が透けて見える気がして、それが受け入れ難かった。
    これほどホラーの興を削ぐ登場人物たちも珍しい。

    硬派なホラーファンとしては、「そういうのはよそでやれ」としか言えない。

    • 3
  6. 評価:2.000 2.0

    怒れるホラーファン

    「カブリモノを被った女子高生におぞましくて怖い話をしたらいいことがある」という訳のわからない設定のホラー。

    とにかく肝心の「怖い話パート」が致命的につまらない。
    「おぞましい」なんてハードルの高い形容、よく使えたな、と思う。

    おまけの「いいことがある」オチも、ほとんどがこじつけや屁理屈のレベルで、全く見所がない。

    悪いけどホラーをなめているとしか思えず、私は苛立ちを禁じ得なかった。

    • 2
  7. 評価:2.000 2.0

    若者よ、教えてくれ

    現代の男女のリアルな恋愛模様を切り取った、とか言えば聞こえはいいかもしれないが、正直なところ、陳腐で、散漫で、稚拙である、という印象しかなかった。

    「詩的」と言われると褒められている感じがするが、「ポエム」と言われると急に馬鹿にされたような気がするのはなぜだろう。
    言葉は不思議ですね。
    悪いけど、本作は完全に「ポエム」の側である。

    世の中の若い人がどんな恋愛をしているのか知らないが、これを読んで感動できるような恋愛って、どういう恋愛なんだろう、と私はマジで頭を悩ませた。
    若者よ、教えてくれ、私に。
    この老兵に。
    まあ、それが恋愛の問題なのか、感受性の問題なのか、知性の問題なのか、わからないし、もう考えたくもない。
    要するに、私が歳をとった、ということなのかもしれない。
    嗚呼、何かね、疲れたよね。

    • 4
  8. 評価:2.000 2.0

    受け入れがたい浅はかさ

    娘を殺した犯人に残忍な復讐をして実刑を受けた主人公が、出所後、世間から虐げられ、殺_人ビジネスみたいなことをやっている人間に拾われる、という話。

    申し訳ないが、私は主人公がどうしても嫌いで、作品に乗っかれなかった。
    別に主人公を好きにさせることだけが作品の能ではないが、この手の漫画は、主人公に肩入れするか、共感するか、少なくとも同情するか、というモードに入れないとどうにもならないと思う。
    私には無理だった。

    先に断っておくが、私は多分、倫理観が一般の基準より低い。
    だから私は、主人公の復讐を否定しているのではない。
    残忍な方法も全く否定しない。
    好きにやったらいいと思う。

    私が決定的に受け入れられなかったのは、出所した後に職場を次々にクビになるという経験をして、「俺はそんなに間違ったことをしたのか!?」とか思っちゃう、主人公の絶望的な頭の悪さ、想像力のなさである。

    おいおい、じゃあどうなると思っていたんだ。
    私はそれが聞きたい。
    残虐なやり方で復讐を果たしてムショから出てきたら、皆が「よくやった!」って拍手してくれるとでも思っていたのか?
    「過去は過去、うちでやり直せよ」とか言ってくれる親切な工場長でも現れると思っていたのか?

    阿呆か。

    世間から爪弾きにされる覚悟もなく、拷_問つきの復讐をやったのか。
    その浅はかさに対して、私は軽蔑の念しか覚えなかった。

    どんなに不幸でも不運でも、自分に同情する復讐者なんて、私は見たくはない。

    • 8
  9. 評価:2.000 2.0

    乱歩が泣いている

    単独の漫画作品として見れば、それほど悪くはなかった。
    ミステリと呼ぶにはあまりに大雑把に過ぎるし、アニメチックな絵柄も気になるが、ポップで勢いはあり、「探偵調」のアクション漫画として読む分には、まあ、許容範囲ではなかろうか、と。

    しかし、馬鹿言っちゃいけない、本作は「明智小五郎」を名乗っているわけだ。
    この一点は、どうしても許容できなかった。

    小学校の頃、乱歩が子ども向けに書いた探偵小説を読んで、生まれて初めて好きになった探偵が明智小五郎だった。
    だから、余計に許せない。
    いくら何でもやりすぎだ。

    例えば、だ。
    「ジョジョ」ではない漫画で空条承太郎という学生帽の人間が出てきて、「オラ、ワクワクすっぞ!」とか言われて許容できますか?
    「ドラゴンボール」ではない漫画で孫悟空という胴着の人間が出てきて、「ジッチャンの名にかけて!」とか言われて許容できますか?
    私は無理だ。
    そのくらいのことを、この漫画はやっている。

    かといって、明智小五郎という設定を取っ払ってしまうと、乱歩作品へのオマージュというかパロディというか、そういう部分が全て死んで、作品の機能が停止する。

    もう少しまともに明智小五郎を描いてくれたなら、それなりに読める漫画にはなったと思うが、これでは、乱歩が泣いている。

    • 5
  10. 評価:2.000 2.0

    疲れた

    人が真剣に(かどうかは知らんけど)作ったものに罵詈雑言を浴びせるなんて、本来どうかと思う。
    客が金さえ払えばどんなクレームをつけてもいい、そんなわけがないのと同じで、読者が作品に何を言ってもいい、ということでもないと思う。
    そこにはやはり、一定の節度や品みたいなものがあるべきだとは思っている。

    しかし、申し訳ないが、信じられないほどつまらなかった。

    これで笑える人間がこの世に存在するということを私は信じられないし、本作の売りであるはずの「おことば」は、上手くも深くも何ともない、ただただ痛い、としか思えなかった。

    私はもう、疲れたよ。

    • 3
全ての内容:★★☆☆☆ 1 - 10件目/全82件

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