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1 - 10件目/全25件

  1. 評価:1.000 1.0

    もういい

    申し訳ないけれど、「こういうの」は、もういい。
    今日もこの世のどこかで起きているっぽい、現実的っぽい、酷く不幸っぽい話を、「これが現実だよね、現実って残酷だよね、リアルだよね」と言わんばかりに丸投げする作品には、本当に飽き飽きしているし、心底うんざりしているのだ、私は。

    言っておくが、私は「嫌な話」は全く嫌いではない。
    「ブラッドハーレーの馬車」も「ミスミソウ」も「闇金ウシジマくん」も素晴らしい漫画だと思う。

    何でこんなにムカつくのか、正直、自分でもよくわからない。
    多分私は、人の傷や痛みにろくに向き合ってもいないくせに、それをわかった顔で描こうとする大人が、許せないのだろう。
    描かれる対象が子どもである場合は、特に。

    • 8
  2. 評価:1.000 1.0

    下世話、露悪的、偽善的

    金に困って転落してゆく現代の若い女性を取材したレポート的な漫画。

    果たしてこれを漫画にする必要があったのか、という疑問はいったん置くにしても、酷すぎる。

    私たちは、余程の馬鹿でもない限り、「こういうこと」が今も日本のどこかで起きていることなど知っている。
    はっきり言って、何の工夫もなくこんなものを見せられても、「だから何だ」という以上の思いは湧かない。

    また、醜い現実の責任の所在を、何となく「社会」に押しつけるだけのスタンスが、私は嫌いだ。
    社会が悪い、大人が悪い、もう一度言うが、だから何だ。
    嘆いて世の中が変わるわけじゃない。

    この漫画がやっているのは、私たちの元に届かない人々の声を真摯に伝えようとすることではなく、若い愚か者を見せ物にすることだけだ。
    その行為は、作中で女性を金で買いながら説教をたれる醜い大人のそれと、大差ないと私は思う。

    下世話、露悪的、それでいて偽善的、というどうしようもない作品。
    というか、作品、とすら呼びたくない。

    • 7
  3. 評価:1.000 1.0

    マニラの夕日が響かない

    今から五十年くらい前には、ロボトミー手術は精神科において普通に行われていた。
    脳に深刻なダメージを与える危険性が後にわかり、禁止された。

    こんな話がある。
    ある有能なスポーツライターの男が、妹夫婦と口論になって家具を壊して逮捕され、精神病質と診断されて、ロボトミー手術を受ける。
    結果、男は記事が書けなくなり、後遺症に悩まされる人生を送る。
    あるとき、世界的に名高いマニラの夕日を見て、自分の心に何の感動も湧かないことに愕然とした男は、自分がもはや人間ではないと絶望し、ロボトミー手術の問題点を知らしめるために、自分を手術した精神科医を殺そうとして、結果的に、その妻と母親を殺害する。

    私の知る中で、最も絶望的で悲劇的なエピソードのひとつである。
    何も、感じない。
    これほど恐ろしいことが他にあるだろうか。
    誇張抜きで、男は死_刑に処されるよりも残酷な運命を辿ったと思う。
    それをもたらしたのが、ロボトミー手術だ。

    私は、漫画に倫理も道徳も求めていない。
    闇金ウシジマくんをヒーローと考えるような人間である。
    しかし、仮にも「医療」の名のもとに、相手がどんな人間であれ、一方的に「クズ」と断じてロボトミー手術で人格を壊して解決を図るような主人公は、見ていて胸が悪くなった。

    これが「超能力」なら、まだ許せたかもしれない。
    SF漫画の悪役の行為なら、流せただろう。
    だが、ロボトミー手術は、多くの犠牲の上に禁じられた、医療の歴史における人類最悪の過ちのひとつだ。
    それをいとも軽々しく行使する人間を主人公とするような作品は、私はどうしても受け入れられなかった。

    • 50
  4. 評価:1.000 1.0

    お前は、負けたのだ

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    まず、復讐、というほどの復讐は、できていないです。
    むしろ、復讐は失敗した、という方が適切かと思われる。
    まあ、タイトルも「復讐することにした」であって「復讐した」ではないから、偽りとは言わないけど…普通、復讐したんだ、と思うだろうよ。
    実体験に基づく、だからなのかもしれないが、スカッとするような復讐劇を期待すると肩透かしを喰らうので、ご注意を。

    妻の不倫の現場に踏み込んだはいいが、相手の男に金がないから慰謝料は取れない、離婚しても親権は妻に取られる。
    まあ、現実はこんなもんだろうな。
    特に解せないのはラストで、子ども二人をろくでもない妻に取られつつ、「あの子たちなら大丈夫」って…何の根拠があるのか知らないが、無理に自分を納得させるような綺麗事には閉口した。
    大丈夫じゃねえよ。

    夫婦の別れに、勝ちも負けもないかもしれない。
    でも、主人公である夫に対して、私は思った。
    お前は、負けたのだ、と。
    妻に、というわけではない。
    強いて言うなら、二人とも負けたのだ、ということになるのかもしれない。
    しかし、いずれにせよ、お前は、負けたのだ。
    それを認めないでいるのは、何か、潔くないと思う。

    その妻を選んだという選択も含めて、自分が失敗したのだ、と認めないことには、本当に終わることも、始まることも、難しい気がするのだが。

    いずれにしても、わざわざ漫画という作品で読む価値を、私は全く感じなかった。
    これなら、ネットの掲示板に転がっている妻や夫の不倫の顛末の方が、不謹慎だが、よほど面白いものが多い。

    • 27
  5. 評価:1.000 1.0

    子どものことなど何も

    最近よくあるSNSのトラブル系漫画。

    あまりに突拍子もない展開ばかりで、驚きとか恐怖とか、おそらく制作者サイドが狙っているあらゆる感情はひとつも喚起されず、ただ、疲労感だけが募るような漫画だった。
    我ながら、よく頑張って読んだと思う。

    SNS系の漫画として比較的珍しい点は、登場人物たちが基本的に子どもである、ということだ。
    しかしこれがまあ、ひどい。
    読んでいて思うのは、作者は現代(本当は現代に限った話ではないのだが)の子どもたちのことなんか何も知らないし、知ろうともしていないのだろう、ということだ。

    大人が子どもを漫画に描く以上、作品の中でどれほど子どもを残酷に扱おうが、そこには一定の愛情みたいなものは必要なのではないか、と私は思う。
    本作からそういうものは微塵も感じられず、ただただ、下品なセンセーションを演出するためだけに子どもという存在を利用している。
    そういう子どもの「使い方」が、私は大嫌いである。

    • 1
  6. 評価:1.000 1.0

    漫画の世界は伏魔殿

    酷い言い方をするけれど、これが、漫画という商品として流通しているのが信じられない。
    私は酷い言い方をしているが、この漫画だって相当酷い。

    絵の下手さは素人が見ても尋常ではないし、よりによってこの絵で、緊張感が求められるサスペンス的な内容だし、極めつけに、台詞回しやモノローグの言葉は本当に寒くて、まともな日本語を使う大人であれば、恥ずかしいを超えて、頭が痛くなってくるんじゃないかと思う。

    本当に、どういう需要があって、成立している漫画なのだろう。
    何かの利権でも絡んでいるのか、と疑いたくなる。
    まあ、そんなわけないんだろうけど。

    • 6
  7. 評価:1.000 1.0

    制裁は何のため

    現実世界での復讐を是とするかは別にして、復讐モノとか制裁モノの漫画は、読む側が復讐に共感できなければ、エンターテイメントとして成立しない。
    被害者側に同情するなり、加害者側に怒りを感じるなり、いずれにしても、「こりゃ制裁を受けてもしかたねえな」と感じられなければ、作品に乗れない。
    その意味で、本作は、まるっきり破綻している。
    だいたい、誰が何のために制裁を望んでいるのか、さっぱりわからない。
    というか、信じがたいことだが、それを「描いていない」。
    そんな馬鹿な話があるか。
    ただ、何となく愚かな人間が、何となく制裁を受ける姿を見せられて納得するほど、読者は愚かではない。

    • 7
  8. 評価:1.000 1.0

    B級ホラーの致命傷

    ヒッチハイカーを拾ったら、そいつがとんでもないサイコ野郎だった、という話。

    アメリカの一昔(どころじゃないけど)前のB級ホラー映画にいくらでもあったような話であり、身も蓋もない言い方で申し訳ないが、今さらこれを漫画で読んで何になるんだ、と思った。
    これを読むくらいなら、TSUTAYAで懐かしいB級ホラー映画を借りてくるべきだった。

    ちょっと凝っているのは、ヒッチハイカーを拾う主人公の夫婦が互いに険悪で、キャラクターとしてもまるで好感を持てない、という点。
    この設定を活かして、破綻した夫婦が足を引っ張り合うか、雨降って地固まる的に協力してサイコ野郎を撃退するか、どちらか(またはその両方)の展開になると思うけれど、どちらにせよ、信じられないくらい興味が湧かない。
    だいたい、この類のB級ホラーで、襲われる側に何の感情移入も出来ないというのは致命的である。

    • 5
  9. 評価:1.000 1.0

    お前ら正気なのか

    ネタバレ レビューを表示する

    表題作と「妻の携帯を覗いたら…」の二つだけ読んだ。
    というか、よく二つも読んだ、と自分を褒めたい。
    どちらも、あまりの酷さに乾いた笑いが込み上げてきた。

    まず、表題作だが、てっきり、最近あるらしい彼氏ないし彼女レンタルのビジネスの話かと思ったら(誰だってそう思うだろ)、そうではなかった。
    容姿に自信のない主人公のOLが、憧れの課長(実はギャンブル狂いの横領犯)の時間を金で買う、という話。
    ラストは何やら美談めいた雰囲気を出しているが、金に困っている課長に対して「一時間、一万円で私とテレビを見てくれませんか」とソッコーで持ちかけたのは主人公の方であり、自己評価が低いとかどうとかいう次元を飛び越えて、完全にいかれている。

    二つ目の話は、主人公のサラリーマンが、同僚の密告を受けて妻の携帯を覗いたら、浮気が発覚して離婚するのだが、実は妻の浮気は同僚が「別れさせ屋」に頼んで仕組んだものだった、という話。
    衝撃的なのが、この同僚は自分が妻に浮気されて離婚した経験から歪んでしまい、他人の家庭を壊すためだけに次々に別れさせ屋を動かしていた、という点。
    おいおいおいおい。
    もう何から突っ込んでいいかわからないが、そんな動機で何百万も金を使う奴がいるわけねえだろ。
    反社会性人格障害とかいう次元を飛び越えて、パーフェクトにラリっている。
    この同僚は、魔人ブウやディオ・ブランドーやヒソカを超えて、私が読んだ全ての漫画の中で史上最悪の悪党である。
    だから何だよ。

    • 21
  10. 評価:1.000 1.0

    杜撰な闇

    おそらく東電OL殺_人事件を下敷きにしているのだろう。
    「エリート検察官がなぜ?」というつかみはなかなか吸引力があったし、それに引っ張られて最後まで読んでしまった。

    しかし、その「なぜ」に対する答えが、あまりに杜撰すぎる。
    歪んだ親子関係も、制御できない性欲も、あまりに浅薄で、何となくセンセーショナルでヤバそうな題材を並べただけであり、何のリアリティーも説得力も迫力もない。
    こんなもので人間の「闇」を描いているとでも言うのなら、はっきり言って、ちゃんちゃらおかしい。

    闇を描くには、覚悟が要る。
    ニーチェが言ったように、私たちが深淵を覗き込むとき、深淵もまた、私たちを覗き込んでいるからだ。
    その覚悟もないまま、深淵の表面だけをなぞって、人間の暗部を語るような作品が、私は嫌いである。

    たとえ漫画の中であろうと、あまり人間をなめてはいけない。
    彼らの、あるいは私たちの抱える闇は、こんなに浅くない。

    • 60
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