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作品レビュー
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391 - 400件目/全499件

  1. 評価:2.000 2.0

    疲れた

    人が真剣に(かどうかは知らんけど)作ったものに罵詈雑言を浴びせるなんて、本来どうかと思う。
    客が金さえ払えばどんなクレームをつけてもいい、そんなわけがないのと同じで、読者が作品に何を言ってもいい、ということでもないと思う。
    そこにはやはり、一定の節度や品みたいなものがあるべきだとは思っている。

    しかし、申し訳ないが、信じられないほどつまらなかった。

    これで笑える人間がこの世に存在するということを私は信じられないし、本作の売りであるはずの「おことば」は、上手くも深くも何ともない、ただただ痛い、としか思えなかった。

    私はもう、疲れたよ。

    • 3
  2. 評価:3.000 3.0

    気合いの入ったスプラッタ

    中身も何もあったものではないのだが、内臓でろでろ、血飛沫びしゃびしゃ、なかなか気合いの入ったスプラッタにはなっている。
    こういう作品もあっていい、というか、こういう作品があった方が世の中は健全だと思う、いやマジで、冗談抜きで。

    ただ、あんまりこういうモラリストみたいなことは言いたくないのだが、「子ども」である必要あんの?という違和感はどうしても拭えなかった。
    何となくショッキングに見えるから、というような安直さでこういう漫画に子どもを「使って」しまえる姿勢というのが、私は好きではない。

    • 2
  3. 評価:3.000 3.0

    私が悪いのだ

    潔癖症の男と視線恐怖症の少女の変則ラブストーリー。

    丁寧だと思った。
    寄生虫がらみの設定も捻りが利いていて悪くないと思った。
    しかし私は、まるで作品に入り込めなかった。

    なぜだろう。
    二人の恋が排他的だからだろうか。
    いや、私は、排他的な恋愛、大いに結構、と思っている。
    それにまつわる諸々を引き受ける覚悟があれば。

    目立った非もあげつらう粗も見当たらなかった。
    ただ、好きになれなかった。
    しかし考えてみれば、恋だってそういうものである。

    一定の割合で、どうしてもこういう作品にぶつかってしまう。
    そういうとき、私は基本的に、自分が悪いのだ、と思うことにしている。
    作品に罪はない。
    そんなわけで、このレビューは何の参考にもならない。

    • 2
  4. 評価:3.000 3.0

    障壁

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    ざっくり言うと、社会の闇に少年たちが立ち向かう、という図式の話。

    薬物だとか人身売買だとか、結構ヘビーな問題が出てきたり、仲間が死んだり、わりと悲劇的な描写もあったりするのだが、なぜだろう、信じられないくらい私は何も感じなかった。

    描き方はわりに丁寧だし、派手な破綻があるわけでもない。
    しかし、申し訳ないがこういう「社会の闇」みたいなものを扱った作品を読むと、常に私の頭には「ウシジマくん」がよぎる。
    それと比べると、これっぽっちのリアリティーもない。
    別に「ウシジマくん」が真実だと思い込んでいるわけでもない。
    しかし、過剰なほどに「きれいごと」を排除したあの強烈な漫画というのは、多くの漫画作品にとって一種の障壁になっており、「あれと比べるとね」という残酷な思いを連れてくる。

    • 2
  5. 評価:1.000 1.0

    カモン貞ちゃん

    卒業式の日に憧れの同級生に告白した主人公が、その同級生から井戸に突き落とされ、「ここから這い上がれたら全てをあげる」みたいなことを言われる話。

    何がしたいのか知らないが、私はこういう「とってつけたような何となくの異常性」みたいなものが大嫌いで、申し訳ないが、全てがどうでもよかった。

    だいたいなあ、おそらく大多数の読者の意見を代弁して言うけど、「憧れの同級生」、不細工すぎるだろ。
    そりゃ人には好みというものがあることは否定しないが、そういう心理的なレベルの話ではなく、あくまで作中では客観的な美人として描かれている人間が明確に不細工だというのは、漫画としては致命的である。

    主人公が突き落とされたのが井戸だけに、私はいつか貞子が出てきてこの作品の全てを混沌に落とし込んでくれることを期待したが、当然そんなことは起こるわけもなく、ただただ退屈な時間だけが過ぎていった。

    • 4
  6. 評価:3.000 3.0

    いるわけねえ彼ら

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    殺_人者として育て上げられた主人公が、死後の世界で、自分を殺した殺_人の師匠みたいな人間と親子関係になり、新たな「人生」を歩み始めるのだが、という話。

    この死後の世界、という設定が独特で、簡単に言うと、生前に「こうありたい」と望んでいた人生が叶えられているパラレルワールド、みたいな感じで、かつ、生前の記憶を保持している人間もいる、というもの。
    この設定自体は、なかなか面白いと思った。

    ただ、どうにも引っかかるのは、「殺_人者として育てられた少年少女」も、「少年少女を殺_人者として育て上げる男」も、とにかく「普通すぎる」ということだ。
    そんな人間たちが「普通」のはずはないだろう。
    じゃあどんなふうに描けばいいのか、私にはわからない。
    なぜなら、そんな奴らいるわけねえからである。
    ただ、この「いるわけねえ」人間にリアリティーを感じさせるのが、フィクションの本分というものではなかろうか。

    • 2
  7. 評価:3.000 3.0

    実話に基づくはずなのに

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    永山則夫の事件がモデルなのだろう、というか絶対にそうなのだが、なぜそれを明言しないのだろう。
    犯人の出自から家庭環境から事件に至る経緯からその後の執筆活動まで、明白に事実に基づいて描いているのに、なぜ永山則夫の名前を変えるのだろう。
    本質的なことではないのかもしれないが、どうにもそこは引っかかった。
    ここまで描くなら、実名でやるべきだと私は思った。

    多くの犯罪実録漫画に見られるような、安っぽい「見世物」的な方向性ではなく、犯行に至るまでの道筋を丁寧に追いかけようとしている点は好感が持てる。
    ただ、始めから着地点は「母親の愛情不足」というところに定められてしまっている感があり、確かにまあ、それが事実なのかもしれないけれど、特にラストは、描き方としてちょっと安直すぎる気はした。

    • 2
  8. 評価:3.000 3.0

    幻想としての家族

    ネタバレ レビューを表示する

    舞台は大正時代。
    家族を病で失った主人公の男が、疑似家族の一員になる、という奇妙な求人を受けるのだが…という話。

    着想は面白かった。
    それなりに不穏な雰囲気も楽しめた。
    が、設定とタイトルからほとんど誰しもが容易に予想し得る展開をひとつも裏切ることなく流れていってしまった、という印象が強い。

    「疑似家族」は当然、本当の家族ではない。
    しかし、ならば「本当の家族」とは何だろう。
    考えてみれば、家族という概念そのものが、本来、不確かで危ういものだ。
    それは、人類が歴史の中で獲得したひとつの幻想なのだと思う。
    疑似家族の描写を通じて、家族とは、ということにもっと斬り込んでくれれば面白かった気がするが、踏み込みが浅い感は否めない。

    • 2
  9. 評価:3.000 3.0

    支離滅裂の魅力

    オリジナリティーという部分では突出している。
    似た漫画がない。

    しかし、「どういう漫画なのか」と聞かれても説明できない。
    「読んでもらうしかない」という種類の漫画なのだが、かといって人に薦めるかというと、私は薦めない。
    面白かったかと言われると首肯しがたい。
    話としては支離滅裂に近い。
    だが、何となく読まされてしまう妙な魅力はあった。
    何の参考にもならないレビューで申し訳ないのだが、そういう作品である。

    ひとつ言えることは、本作に「ホラー」「ダーク」「怖い」などのタグがついているのは百歩譲るが、「ギャグ」のタグがついていないのは絶対に間違っている、ということだ。

    • 2
  10. 評価:3.000 3.0

    ホラーの論法

    怪談において、というか、本当は映画でも漫画でもホラーは全部そうなのだが、「わからない」という部分をどこにどう残すか、というのは、大事な焦点である。

    「訳がわからない」ということは、とても恐ろしいからだ。
    全ての伏線がきちんと回収され、話として綺麗にまとまる、という面白さもあるが、その魅力はミステリのそれであって、ホラーの本質とは別だ。

    本作の語り手は明らかに、その論法を意識して話を作り込んでいる。
    「おー、わかってんじゃん」とは思った。

    ただ、幽霊(的な何か)の描写に、恐怖感がない。
    このあたり、難しいけれど、結局「語り」でやった方が怖いと思う。

    「語られる」ことが前提の怪談の漫画化は、簡単にはいかない。
    これは、本シリーズ全てに共通して言えることだった。

    • 2
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