rokaさんのレビュー一覧

rokaさん

レビュアーランキング  1

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  1. 裁判長!ここは懲役4年でどうすか へのレビュー

    評価:3.000 3.0
    娯楽としての裁判

    裁判の傍聴体験を記録したエッセイの漫画化。
    原作は未読。

    読み始めてすぐの頃は、裁判のエピソードや裏話の紹介程度というか、浅く短い話の集積かと思ったが、意外にしっかり踏み込んでいる事例もあって、その長短はどちらも悪くなかった。

    原作者が裁判を見に行くのは、突き詰めれば単なる「興味本位」であって、面白いから、ということ以外にない。
    要するに、原作者にとって、裁判は「娯楽」だ。
    それを不謹慎だと非難する向きもあるだろうが、私は、その率直さに好感を持った。
    誰かの人生がかかっているのに、とか、不幸になった人がいるのに、とか、まあ、確かにそうなのだが、それは例えばプロスポーツの世界だって同じであって、他人が命がけで勝ったり負けたりするのを楽しめてしまうのが、人間の残酷さだし、素晴らしさでもある気がする。

    裁判の傍聴、ちょっと行ってみたくなった。

    ただ、そもそもの話として、漫画化する必然性、ということを考えると、ちょっと疑問符がつく。

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  2. 空が灰色だから へのレビュー

    評価:5.000 5.0
    ざわつく心の空の色

    説明不能の「心がざわつく」思春期コミック、というのが売り文句だが、このコピーは完璧だと思う。

    漫画の表現として、圧倒的に斬新だ。
    この唯一無二ぶりは、突出している。
    本作と似ている漫画を読んだことがない。
    というか、きっと、無理なのだ。
    例えば、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」や「ジョジョの奇妙な冒険」を真似することは出来ても(そのクオリティーは別にして)、この漫画を真似することは、多分、出来ない。
    それほどまでに、突き抜けたオリジナリティーである。

    そして本作は、おそらく私が読んだ全ての漫画の中で、最も説明が困難な作品でもある。
    「どんな漫画なのか」と問われても、私は、答えられない。
    また、「読んでどんな気持ちになったか」と問われても、答えられない。

    悲しみとも、苛立ちとも、怒りとも、切なさとも、歯がゆさとも、違う気がする。
    それでいて、その全てがあるような気もする。
    敢えて言うなら、まさに「心がざわつく」ということになるかと思う。

    もしかしたらそのざわつきは、決して言葉に出来ない想いに囚われながら我々が過ごした、思春期という時代そのものの影なのかもしれない。
    私たちがこの作品の中に見るのは、かつて自らが抱いていた、名前も行き場もない、若い想いの欠片なのかもしれない。
    そういう意味では、これほど克明に「あの時代」を描いた漫画というのは、他にないのではないかと思う。

    そういえば、「あの頃」に私たちが眺めていた心の空は、白にも黒にも染まらないまま、何となく、灰色だったような気がする。

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  3. ゼロから始める事故物件生活 へのレビュー

    評価:3.000 3.0
    松原タニシの生き方

    私は、松原タニシという芸人が全く好きではないし、申し訳ないが、面白いと思ったこともない。
    怪談の語り手としても、例えば同じ芸人の中山功太なんかと比べると、というか、比べる気にもならない。

    しかし、「事故物件住みます芸人」というポジションは、すごいと思う。
    そんなこと、なかなか出来るものではない。
    繰り返し、こういう言い方は申し訳ないけれど、自分が芸人として、大して面白くもなく、売りもないことを自覚して、それでも、「売れない芸人」から何とか抜け出すための必死の試みとして今のポジションを築いたのかと思うと、ちょっと胸が熱くなる。

    だから私は、松原タニシが語る怪談が本当だろうが嘘だろうが、どうでもいい。
    事故物件に住み続けている時点で、どんなほら話だって吹いていいくらいの権利はあると思うのだ。

    ただまあ、これが漫画として面白いかとなると、それはまた、別の話である。

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  4. ヤバい女に恋した僕の結末 へのレビュー

    評価:1.000 1.0
    漫画の世界は伏魔殿

    酷い言い方をするけれど、これが、漫画という商品として流通しているのが信じられない。
    私は酷い言い方をしているが、この漫画だって相当酷い。

    絵の下手さは素人が見ても尋常ではないし、よりによってこの絵で、緊張感が求められるサスペンス的な内容だし、極めつけに、台詞回しやモノローグの言葉は本当に寒くて、まともな日本語を使う大人であれば、恥ずかしいを超えて、頭が痛くなってくるんじゃないかと思う。

    本当に、どういう需要があって、成立している漫画なのだろう。
    何かの利権でも絡んでいるのか、と疑いたくなる。
    まあ、そんなわけないんだろうけど。

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  5. 野原ひろし 昼メシの流儀 へのレビュー

    評価:2.000 2.0
    料理漫画の位置

    私が一番好きな料理漫画は「鉄鍋のジャン」という作品で、その影響からか、料理漫画、というのは、現実ではなかなか食べられなかったり、ちょっとあり得なかったりする料理を、魅力的に、しかも現実に十分ありそうに描いて、読者を唸らせるものなんだ、と思っていた。
    古い話だと、「ミスター味っ子」だってそうだった。

    だから、蕎麦屋のカツ丼とか回転寿司とか、我々庶民が日常の中で普通に食べられる食事を、まあ、言ってみれば「普通に」野原ひろしが食べるのを眺める、という漫画の何が面白いのか、私にはイマイチわからなかった。

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  6. スピリットサークル へのレビュー

    評価:3.000 3.0
    漫画と年齢

    輪廻転生モノの異世界ファンタジー。

    決して魅力のない漫画だとは思わなかったけれど、絵も、ストーリーも、信じられないくらい頭に入ってこなかった。
    ちょっと申し訳なくなるくらいに。
    例えば三島由紀夫を読んで脱落する中学生のような感じで、私は早々にリタイアしてしまった。

    二十年前なら、違っていたかもしれない。
    残念ながら、この漫画を楽しむには、私は歳をとりすぎたのかもしれない。

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  7. マダム・ジョーカー へのレビュー

    評価:4.000 4.0
    「金で解決」の清々しさ

    私はてっきりミステリ、サスペンス寄りの漫画かと思って読んだのだが、そうではなかった。
    「事件解決」と言っても、謎解き的な側面は薄く、「トラブルを解決」と言ったほうが適切にイメージされるかと思う。

    「金田一少年」や「名探偵コナン」のような、推理のプロットは焦点ではない。
    あくまで主人公の豪快なキャラクターでもって、勧善懲悪を遂行する、ある種の水戸黄門的な漫画として私は読んだ。

    その解決を可能にしているのは、主人公の圧倒的な財力であり、「金で解決」という意味では、ほとんど「おぼっちゃまくん」的なノリであるが、そこに何の迷いも悪びれもなく、実に清々しい。

    しかし、金で何でも解決できるほど、世の中は単純ではない。
    金は単に必要条件であって、解決へと向かう意志や、発想や、行動力があって、はじめて難題は解決される。
    その全てを兼ね備えた主人公のキャラクターというのが、本作の核なのだろう。

    ただまあ、そういう全て、私が期待したものとも、私の好みとも、まるで違っていた。
    もちろんそれは私の勝手な勘違いであって、この漫画のせいではない。

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  8. 屑の館 へのレビュー

    評価:3.000 3.0
    マザー・テレサとジョン・レノン

    マザー・テレサの美女版、みたいな主人公が、凶悪犯の更正施設を作って同居する、という話。

    まあ、私のような心の汚れた人間は、「それ、本気で思ってるなら寒いぜ」と思うことが結構あって、主人公の「この世に本当の悪人なんていないわ」という信条は、まあ、思うのは自由だけど、はっきり言って、うぜー、という感じだった。
    いるわ、救えない悪人は。

    そういう主人公の考え方は、この漫画の立ち位置そのものとも、だぶって見えた。
    この作品そのものが、「マジでやってんの?ギャグなの?マジなら寒くない?」という感じなのである。
    しかも、どうやらマジらしいから、困る。

    ただまあ、どんな思想も信条も、心の底から信じている限りにおいて、それは、力を持ち得る。
    例えばジョン・レノンは、「イマジン」のような世界を、本当の本当に、マジで信じていたんだと思う。

    昔、BLANKEY JET CITYが、ジョン・レノンについて、新聞は彼を夢想家だと書いて、マスコミは彼を偽善者だと決めつけたけど、彼が嘘を吐いていなかったことは、彼の歌を聴けばわかる、という意味のことを歌っていた。
    この文章を書きながら、ふと、それを思い出した。
    私はいつの間にか、ジョン・レノンを偽善者と決めつけたマスコミの側に回ってはいないだろうかと、ちょっと我が身を省みた。

    しかしまあ、この漫画が面白かったのかというと、それは、どうかねえ。

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  9. 有害指定同級生 へのレビュー

    評価:4.000 4.0
    私の選択ミス

    はっきり言って、全く好みの作品ではなかったのだけれど、真っ直ぐな下ネタを、ある種の上品さと美しさをもって描いたその技量には、感心した。

    しかし、残念ながら、私は上手く入り込めず、本当はあるのかもしれない、作品の奥行きや含蓄に触れるほど、集中することも出来なかった。
    この感覚は、「デトロイト・メタル・シティ」を読んだときと似ている。

    ただしもちろん、それは読者としての私の選択ミスであって、この漫画に責任はない。

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  10. 鬼獄の夜 へのレビュー

    評価:2.000 2.0
    もう目はつぶれない

    私はB級ホラーが好きだから、「なぜそっちへ逃げる」的なお約束満載の展開には、目をつぶろう。

    「鬼出没 立入禁止」の看板がゴロゴロあるのに、車で注連縄を引きちぎって山奥へと進むような、主人公たちの神をも恐れぬ愚かしさにも、目をつぶろう。

    鬼が「音を出すものを優先的に攻撃する」という「今どきそれかい」的なチープな設定、鬼じゃなくて自動操縦タイプのスタンドなんじゃないか、という不自然さにも、まあ、目をつぶろう。

    しかしまあ、広告が酷すぎる。
    これは漫画自体の責任ではないのかもしれないが、明らかにエロチックなホラーを標榜しながら、実際に描かれているのは、二十年前の少女漫画もびっくりのベタなラブロマンスである。
    広告の件を抜きにしても、これはホラーの文脈から完全に浮いており、私の「目をつぶれるライン」を遥かにオーバーした。
    あまりの不釣り合い具合に、作者は本当はベタな少女漫画を描きたかったのだけれど、編集に脅されて無理矢理ホラーを描かされているのではないか、とさえ思った。

    広告に釣られた男性陣の怒りと失望は、想像に難くない。
    そしてまた、私もその一人であることは、否定できない。

    22人の方が「参考になった」と投票しています

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