5.0
切ないけど
前編である海容から一気に読んでしまいました。罪を背負った兄がいること、それは決して主人公の裕二が悪いことではないのに、好奇の目や無責任な批判、いわれのない十字架を背負わされて生きていく…。母親に自分なんかを何故産んだのか詰め寄るシーンは、親子どちらの気持ちも分かる気がして辛くなりました。それでも自分で人生を拓いていく姿にも涙が出ました。本当はお兄ちゃんを愛していて、憎みきれないんですよね。家族のあり方を考えたくなる作品です。海容と合わせて読むのがお薦めです。
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前編である海容から一気に読んでしまいました。罪を背負った兄がいること、それは決して主人公の裕二が悪いことではないのに、好奇の目や無責任な批判、いわれのない十字架を背負わされて生きていく…。母親に自分なんかを何故産んだのか詰め寄るシーンは、親子どちらの気持ちも分かる気がして辛くなりました。それでも自分で人生を拓いていく姿にも涙が出ました。本当はお兄ちゃんを愛していて、憎みきれないんですよね。家族のあり方を考えたくなる作品です。海容と合わせて読むのがお薦めです。
まさかの、魔王が子育て。斬新ですが、子供に振り回されて色々悩んで挙げ句にキレたりして、だけどなんだかんだ一番子供のこと考えちゃったりして…。現世も魔界もそこらへんは同じなんだなと(笑)苦労しながらもデレデレの魔王様に親近感を覚えます(^^;
でも、魔王と元魔王のケンカがもとでマリスが逃げたくだりは、ちょっと切なくなったり。。
子育てっておもしろいなぁと再認識できた作品でした。子育て経験にかかわらず、男性にも楽しんでもらいたいです(笑)
私も幼い子供がいます。全身全霊で愛情を注いで守っているつもりだけど、今は全力でママーって胸に飛び込んできてくれるけれど、この愛情が果たして我が子にとって正解なのか…。いつか迎える反抗期、独り立ちの時、自信をもって愛したといっていいのか考えてしまいました。
被害者・加害者それぞれのお母さんも子供を愛し寄り添ってきたのに、ほんの僅かなすれ違いで失ってしまった苦しみ。二人の子供はお母さんが大好きだからこそ、恐ろしい結末になってしまったやるせなさ。何度読んでも泣いてしまいますし、他人事には思えません。また思春期にある被害者のお姉さんにも感情移入して何度も泣けました。どちらの家族もそれぞれパートナーと結果的に支えあうことが出来たのが救いです。いわれのない中傷の恐ろしさと過熱する報道のやり方も本当にエグいなってくらいしっかり描かれています…。
決してハッピーエンドではありません。重く辛いストーリーですが、全て読んで良かったと思いました。
農業や酪農という珍しいテーマを扱った作品です。北海道育ちなのですごく身近ではあるけど、意外と知らないことだらけ…。ともするとダサい、汚い、ツラいと思われがち(ごめんなさい!)なお仕事かもしれませんが、それぞれ志を持ったクラスメイト達は熱く、時に壁にぶち当たりながら真摯に現実や友達、夢や自分自身に向き合っていて、まさに青春‼ですね。ギャグタッチも多くて笑えますが、グッと胸に迫るような描写があったり、時に自然や命の(ある意味での)残酷さも垣間見えたり…。主人公は成績第一な世界で『負け』て逃げたきたのかもしれませんが、戸惑いながらも少しずつ脱却して成長していく姿も応援したくなります!エゾノーの皆を見守るような気持ちで続きを読んでいきたいです(笑)
ついつい引き込まれて読んじゃいます。一見普通の、カワイイ女子高生が顔色ひとつ変えずに淡々と『クジラ』を捌いていくシーンが衝撃的でした。言葉が悪いですがいわゆる社会のクズ、更正もできない救いようのない危険な人間を再利用する…倫理的にはヤバすぎますが、正直わからなくはないかな。。世の中キレイゴトじゃないなって思う作品です。登場人物の心理描写も細かく、思惑が複雑に絡み合っていくのもイイ!主人公の女の子には幸せになってほしいけど、どうなるのかな…。
ワーキングマザーとして、グッとくるお話が多いです。特に7話から9話は、自分かな?と思うくらい(笑)我が子がつらいとき、傍にいてやりたい苦しさも代わってやりたい。だけど、この子の為に働きにいかなくてはいけない…。親も夫も頼れない、私が頑張らなくちゃ…。働くお母さん達はこんなにも葛藤しながらなのかしら…。
体調悪い子供を置いていくなんて可哀想、そこまでして働かなきゃならないのか。私自身も身内から言われるし、むしろ自分でも思っちゃうし、まだまだ世の中に溢れた意見ですよね。料金しかりイメージしかり、病児保育はまだまだハードルが高いです。お母さんも子供たちも、もっと身近に桃ちゃんたちのような頼れる存在があれば、心強いのになと思います。
あと、不器用でウブな桃ちゃんと朝比奈さんの関係がじれったくて可愛くて、そこもたのしいです(笑)
長く付き合った彼氏と30歳ちょっと前で同棲を解消、自分の『心地よい』を大切に生きよう!って感じの再スタートを切るあたりは、うーんイマドキだなって感じがします。自分自身も通り過ぎた道なので(笑)
主人公がこだわる朝食には、それを癒す意味もあるのかな?美味しそうな実際のお店の数々、しかも朝食を取り上げるのは面白いなと思います。仲良し女の子四人組もそれぞれ個性的で『あ~居る居るこんな子!』って親近感持てるのもいいですね。ちょっと設定が他の作品でも見たことあるかな?と思うのと、食べながら感激のあまりワーキャー騒いだり(賑やかに楽しく食べるのはいいことだと思いますが)、ゴハン粒残っちゃうような食べ方は大人の女性としてイマイチなので、そこだけ星マイナスで…。
とはいえ幸せそうに食べる姿は本当に美味しそうで、東京に住んでいたら早起きして朝食巡りしてみたいなぁと思わせてくれる漫画でした。
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