5.0
ひきこまれました
素晴らしい、のひとことです。それ以上、なにもいえないぐらい。才能というのはギフトなので、本人にはどうしようもないところがありますし、その本人は、世の中の面倒なルールは無視しちゃっていることもあり、ある意味で生きにくさを抱えています。勢いにのっている時はいいのですが、ひとたび世の中に見放されると悲惨。そういう意味では、スタートで上手くいかずに悩んだ人のほうが、あとあと、強いです。芸事って難しいね、そして残酷。
- 0
レビュアーランキング 22404位 ?
5 | 77件 | |
---|---|---|
4 | 55件 | |
3 | 24件 | |
2 | 14件 | |
1 | 3件 |
1 - 10件目/全146件
素晴らしい、のひとことです。それ以上、なにもいえないぐらい。才能というのはギフトなので、本人にはどうしようもないところがありますし、その本人は、世の中の面倒なルールは無視しちゃっていることもあり、ある意味で生きにくさを抱えています。勢いにのっている時はいいのですが、ひとたび世の中に見放されると悲惨。そういう意味では、スタートで上手くいかずに悩んだ人のほうが、あとあと、強いです。芸事って難しいね、そして残酷。
いわゆる団塊の世代の方でしょうか。家族の介護で進学を諦める。女性に学問は必要ない、明治の生まれが親だったらそんな感じなのかな。しかし、対の屏風が彼の家にあるなんて、なんか家同士の因縁話もあるのかしら。ご近所さんですよね。どんなふうに生まれてきてよかった、と思えるようになるのかしら。このまますんなり行くとも思えないのですが。そして、収入は?とか現実的な謎もあるのですが、まあそのあたりはファンタジーですから。
二話までですが、なんとなくわかるかも。姑がまさに、このお宅の母親みたいなタイプなので。いや、うちもこういう感じでしたが。父の再婚相手からはずいぶんと邪魔にされて、結婚して親と縁を切るしかないな、と私も思ってましたもん。下手に人生が上手くいったりすると、頼って来られるのが嫌で、距離もおきましたし、あまり頑張っちゃいかん、と私は思いました。しかし、実の親子間でもあるのね、えこひいき。幾つになっても親は親、子は子よ、が姑のセリフでしたが、いいかげん、子供は手放してください。子供は親の持ち駒ではないので。
さすがに15歳差はどうかな(現代ならあり得るとしても)と思いますが、それは意外性を狙っただけなのでしょうね。ただ時代背景を考えて、せめて5歳差ぐらいにしていただきたかった。15歳差っていったら、時代によっては親子もあり得るわけですから。それに、この作品の個性は、年齢差夫婦というだけではないです。大切なのは、封建的な世界の改革というテーマ。コミックだから可能ですが、実写作品化を難しくしてしまったのがこの15歳差でしょう。辛辣になりましたが、つまりそこだけが残念だったと思えます。ストーリーはとにかく面白い。京言葉はわからないものもあるので、逆に誰か、関東出身の登場人物を入れてみるといいんじゃないかと思いました。まあそれも、ちょっと異国情緒で私は面白かったですが。
日本の社会の問題のひとつに保証人があります。いわゆるまともな就職をするにあたって必要なもの。しかし親のいない子たちにそれは無理です。成績がとか常識が、以前に保証人がいないと社会のなかに居場所がなくなります。最低賃金の問題もありますが、それ以前に保証人。もちろん親がいて、保証人の問題がない人にはそのあたりはわからないでしょうが、日本の福祉はまず、保証人の問題にとりくんでほしいです。生活保護世帯でなぜバイトして貯金があるのかという矛盾はたしかにあるのですが、そのあたりは創作の矛盾ということで。暗い話になってしまうのはどうしても仕方ないのですが、大家さんが不法侵入してきたのはさすがに読みたくないと思いました。
魔術好きな人たちって(いわゆるオカルトのです)たしかにコミュ力が欠けています。なのに支配力が欲しいのね。だから相手を思いのままにする魔術みたいなのに惹かれるんです。その結果、ますます孤立していくんですが。なるほどね~って思いました。スピ系魔術好きにとってみれば究極のラブストーリーですわ。
まず、韓流ドラマの原作という感じです。お話はそれなりに面白いのですが、絵が。そんなに下手な絵ではないのですが、(たぶん韓国コミックの流行みたいなもので)ところどころに下手な絵が入ります。あれね、下手な絵を描けばいいというわけではなく、それなりに計算して入れないとダメなんですよね。この作家さんだけではないのですが、いいかげんな絵を入れて台無しになっています。だったら普通にキチンと描けばいいのに。そこがとにかく残念です。絵がキチンと描けないわけじゃないのにね。10年たっても読まれる作品にしたいならそのあたりまで考えて欲しいな。とにかくお話はそれなりにいいと思うんですけどね。
いわゆる転生モノですが、ストーリーが丁寧にすすんでいくのがよいです。権力争いは現代でも、過去でも時代は違えど構造は同じ。他の転生モノはストーリーが雑で、わかっているはず、と、乱暴な展開が多いのですが、この作品はそのあたりも丁寧にお話をすすめているので好感が持てます。あとは韓流ならではの派手な演出に期待しながら読みすすめたいです。
生きていくことの辛さ、それは障害者でなくてもあるものです。川奈のお父さんは老化によって、川奈も事故で骨折して、その状況を体験します。本人が悪いわけじゃないのに、なぜ人生は平等ではないのでしょうか。せつなく辛いお話です。乗り越えられる人もいれば乗り越えられない人もいる。でも乗り越えられなくても、それは本人のせいじゃないよ。
独特の絵です。口元は、なんだか悪だくみしているようにしか思えない。登場人物が増えすぎてだんだんわかりにくくなってきてしまいました。この手のストーリーって、どうやら2種類あって、徹底的に前世の復讐をするパターン(自分は陥れられた)と、前世悪女だったのを悔い改めるパターンです。本作品は前者なのですが、表情のせいで、後者に見えてしまいます。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています